御徒町樹里はありがたい経典を授かるために天竺大雷音寺を目指しています。
馨は軍荼利明王をボコボコにし、
「うおお!」
と雄叫びをあげました。
「馨!」
感激した蘭が馨に抱きつきました。
「ええ、蘭さん!」
途端にいつもの馨に戻り、猛然と鼻血を噴きました。
「良かったな、馨」
孫左京が呟きました。
「我らの負けだ。失格は撤回する」
不動明王はニヤリとして軍荼利明王を抱き起こすと、フッと消えてしまいました。
「其方達、よう頑張った」
入れ替りに観音様が現れました。
「溶岩バッターですか?」
樹里が言いました。
「誰がそんな事言った!?」
観音様は中間管理職のため、切れ易くなっています。
「うるさい!」
地の文にも切れる観音様です。
「何だか、スッキリしねえけど、まあいいか」
左京が言いました。観音様は苦笑いして、
「そう言うな、猿。これより先は、もう試練も何もない。大雷音寺まで真っ直ぐだ。急げ」
と言うと消えました。
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