ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
天竺への道
第九百七十九話 馨の勝利編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために天竺大雷音寺を目指しています。

 馨は軍荼利明王ぐんだりみょうおうをボコボコにし、

「うおお!」

と雄叫びをあげました。

「馨!」

 感激した蘭が馨に抱きつきました。

「ええ、蘭さん!」

 途端にいつもの馨に戻り、猛然と鼻血を噴きました。

「良かったな、馨」

 孫左京が呟きました。

「我らの負けだ。失格は撤回する」

 不動明王はニヤリとして軍荼利明王を抱き起こすと、フッと消えてしまいました。

「其方達、よう頑張った」

 入れ替りに観音様が現れました。

「溶岩バッターですか?」

 樹里が言いました。

「誰がそんな事言った!?」

 観音様は中間管理職のため、切れ易くなっています。

「うるさい!」

 地の文にも切れる観音様です。

「何だか、スッキリしねえけど、まあいいか」

 左京が言いました。観音様は苦笑いして、

「そう言うな、猿。これより先は、もう試練も何もない。大雷音寺まで真っ直ぐだ。急げ」

と言うと消えました。
小説家になろう 勝手にランキング

拍手ボタン


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。