御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里達が続いて訪れた所はとても寒い国です。
「なまら寒いにゃ」
猫のリックはちゃっかりと樹里の懐で温まっています。
「いつか殺す」
孫左京は呟きました。
「寒くないの、あんた?」
亜梨沙は腰蓑と胸当てだけの過激スタイルの蘭に尋ねます。
「全然」
それを見て馬の馨は興奮しました。
「寒い訳だぜ、雪が降って来た」
左京が空を見上げました。大きな雪がシンシンと降って来ます。
「妙ですよ、左京さん」
馨が言います。
左京は周囲を見回しました。
街を歩いている人達は皆薄着で震えながら歩いています。
「貧乏で服が買えない訳じゃないよな」
左京は周囲を探ります。
「あれか」
左京は街の反対側にある山を睨みました。
頂上付近が雪でおおわれています。
「妖怪の臭いがします、お師匠様」
「そうなんですか」
リックが樹里の胸に顔を擦り付けています。
「このエロ猫!」
左京はリックを叩き落としました。
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