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天竺への道
第九百六十九話 色欲の試練編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために天竺大雷音寺を目指しています。

 食欲の試練を何とか乗り切った樹里達は、更に先に進みます。

「お兄さん、寄ってらっしゃいよお」

 突然繁華街が現れ、飲み屋の可愛い女の子が孫左京達に声をかけます。

 つい鼻の下を伸ばす左京と馨です。

「全く、男って奴は」

 そう呟いた亜梨沙も、

「お嬢さん方、遊んでいかない?」

 イケメンの登場に気持ちが揺らぎます。

「亜梨沙、ダメよ」

 蘭が引き止めますが、

「お姉さん、僕と遊んで」

 美少年が現れると、

「遊ぶ」

 亜梨沙と共に美少年について行きそうになります。

「蘭さん、ダメです」

 馨が呼びかけたので蘭は我に返り、涎を垂らしている亜梨沙を羽交い絞めにしました。

「お前ら、たるんでるぞ」

 左京は垂れかけた鼻血を素早く拭って言いました。

「お猿さん、遊んでいかない?」

 そこに樹里そっくりの遊女風の女が登場しました。

「うおお!」

 雄叫びをあげる左京を止める蘭と亜梨沙と馨です。
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