御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里達は村の裏の顔を知る事となりました。
村長は項垂れて話し始めます。
「娘が川で溺れて死にました。そばで見ていた子供達は助けようともせずに逃げたんです」
左京は樹里を見ます。樹里は黙ったままです。
「私は娘の復讐のためにその子供達を殺しました。そして大きな穴を掘って埋め、兎のせいにしました」
「それで村の連中を騙して兎狩りをさせたのか?」
左京は呆れています。
「子供を埋めた上に兎の死体を捨てて隠すつもりでした。でもお坊様には見えたのですね」
「はい。子供達の泣き叫ぶ声も聞こえました」
亜梨沙と蘭が震えます。
「貴方は仏門に入り生涯をかけて供養しなさい」
「はい」
村長は泣き崩れました。
樹里は子供達と兎達のために読経しました。
村人達も真相を知り皆が村を出てしまいました。
樹里達が村の外れまで来るとあの兎がいます。
兎はペコリと頭を下げ、草むらに消えました。
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