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第六天
第八百四十九話 九霊元聖、踏ん張る編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、第六天魔王を追撃する事になりました。

 西の国の魔物である混沌が現れました。

 九霊元聖は巨大化した混沌に呑み込まれそうです。

「食らえ!」

 元聖は爆炎を放ちましたが、混沌はそれを呑み込んでしまいました。

「やはりこいつが魔界の底なし沼という噂は本当なのか……」

 元聖は焦りました。

(こんな奴が第六天に入ったら全滅だ。何としても食い止めないと)

 元聖は膨れ上がる混沌を見上げて思いました。

(死んでも止める。いや、私は死なない。孫娘の黄姫おうひめのためにも)

 元聖は混沌を睨みます。

(愛する者のためになら命を惜しまないのは間違った考え。愛する者は愛してくれる者の命と引き換えに助かっても嬉しくない)

「私は死なない! そして誰も死なせない!」

 元聖は身体の中にある全ての力を結集します。

 混沌は元聖を呑み込もうとしました。

「陽気全開!」

 元聖はその声に驚きました。
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