御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
蛇仙人と言う妙な妖怪に一方的に絡まれた(と思っている)孫左京は蛇仙人を叩きのめしました。
すると蛇仙人は捨て台詞を吐き、逃げました。
「師匠って誰かしら?」
亜梨沙が呟きます。
「あんな奴の師匠、大した事ないよ」
孫左京は余裕です。
「あれ?」
馬の馨が空が急に曇ったのに気づきます。
「わわ!」
いきなり嵐になりました。
「お師匠様」
左京は術で合羽を出し、樹里に着せます。
「どこか雨宿りできる所は……」
辺りは草原で何もありません。
「あっちに建物があるわ」
亜梨沙が鼻をヒクヒクさせます。
左京達は亜梨沙の鼻を頼りに走りました。
やがて古びたお堂に辿り着き、一行は雨を凌ぎます。
「わーい」
陽気に騒ぐ河童の蘭は妙に浮いていました。
「この雨妙だな」
左京が言います。
「水神の龍として断言しますがこれは普通の雨ではありません」
馬の馨が言いました。
「妖怪か」
左京が身構えます。
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