御徒町樹里はありがたい経典授かるために西を目指しています。
樹里は国王の本音を知りました。
「では私は外に戻ります。新しい王妃様と末永くお幸せに」
樹里が言うと国王は蒼白い顔がもっと蒼くなりました。
「気づいていたのですか?」
「はい」
樹里は笑顔です。
「こちらに来てすぐに亡くなった女性を好きになりました。王妃の事はどうでもいいのです」
国王は言いました。
「わかりました」
樹里は国王に頭を下げると、
「お猿さん、上げて下さい」
と声をかけます。
「はい」
孫左京が応じ、きんと雲が降りて来ます。
「では」
樹里は国王にお辞儀し井戸から上がりました。
「どうでしたか?」
王子と王妃が尋ねます。
「手遅れでした。冥府の者が連れて行った後でした」
「そうですか」
王妃は嘘泣きし、王子は号泣しました。
左京と亜梨沙と蘭は背を向けて肩を震わせています。
樹里は切なそうに王妃と王子を見て、
「では私達はこれで」
と言うと、馬に戻った馨に乗りました。
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