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第七百五十九話 第六天魔王逃亡編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、今は東に来ています。

 遊魔の不意打ちまでは予測していなかった第六天魔王は前のめりに倒れます。

「さすが僕の奥さんにゃん!」

 リックが懸命に遊魔のご機嫌をとります。

「余計な事を言わないで欲しいにゃん」

 リックは地の文にクレームをつけました。

「くくく、まあ良い。良い余興だ。八岐大蛇やまたのおろち両面宿儺りょうめんすくなの力は手に入った。もうこの国に用はない」

 第六天魔王は起き上がってそう言うと、

「さらばだ!」

と叫び消えてしまいます。

「奴の狙いは魔物の妖気と力か」

 鴻均道人こうきんどうじんが璃里の肩を抱きながら言いました。

「そういう事か」

 孫左京が道人を殴ります。

「お坊様、第六天魔王はこの世の全ての民の敵。全ての災いの元です。どうか倒してください」

 大海人皇子と額田王が頭を下げました。

「私からもお頼み申す」

 中大兄皇子も頭を下げました。
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