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獅子魔王だあ!
第七十四話 意外な正体編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。

 樹里は途方もないボケで獅子魔王を疲れさせました。

「どういう事ですか?」

 孫左京が尋ねます。樹里はニコッとして、

「お猿さん」

「はい」

 その笑顔に赤面する左京です。

「オンアラハシャノウ」

 樹里が印を結び真言を唱えると獅子魔王が震えます。

「ひい!」

 彼は頭を抱えてうずくまりました。

 天から光が差して一人の菩薩様が現れ、その光で手下の妖怪は消滅しました。

 樹里が跪いたので左京は土下座します。

「御徒町樹里、よくぞ見抜いてくれた」

「はい」

 菩薩様は獅子魔王を見て、

「この大馬鹿者が!」

「申し訳ございませぬ、文殊菩薩様」

 描写するのも憚られるような折檻が始まります。

 文殊菩薩様は樹里を見て、

「こやつは我が乗り物。連れて帰る故、後は頼むぞ」

「はい」

 菩薩様に首を掴まれ獅子魔王は天へと連れて行かれました。

「さすがはお師匠様ですね」

 左京はすっかり感心して言いました。
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