御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里は途方もないボケで獅子魔王を疲れさせました。
「どういう事ですか?」
孫左京が尋ねます。樹里はニコッとして、
「お猿さん」
「はい」
その笑顔に赤面する左京です。
「オンアラハシャノウ」
樹里が印を結び真言を唱えると獅子魔王が震えます。
「ひい!」
彼は頭を抱えて蹲りました。
天から光が差して一人の菩薩様が現れ、その光で手下の妖怪は消滅しました。
樹里が跪いたので左京は土下座します。
「御徒町樹里、よくぞ見抜いてくれた」
「はい」
菩薩様は獅子魔王を見て、
「この大馬鹿者が!」
「申し訳ございませぬ、文殊菩薩様」
描写するのも憚られるような折檻が始まります。
文殊菩薩様は樹里を見て、
「こやつは我が乗り物。連れて帰る故、後は頼むぞ」
「はい」
菩薩様に首を掴まれ獅子魔王は天へと連れて行かれました。
「さすがはお師匠様ですね」
左京はすっかり感心して言いました。
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