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第七百三十九話 中臣鎌足の吟味編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、今は東に来ています。

 亜梨沙と遊魔とリックは鎌足の前に引き出されました。

 三人は後ろ手に縛られています。

「その方達は何者か?」

 鎌足が尋ねました。

「怪しい者ではないにゃん」

 リックが答えますが、顔が怪し過ぎです。

「うるさいにゃん!」

 リックは地の文に切れました。

「よし、其方は許す」

 遊魔だけ縄を解かれます。

「何で!?」

 亜梨沙とリックがハモります。

「決まってるだろう、可愛いからだ」

 鎌足は嫌らしい笑みを浮かべて言いました。

「じゃあ、亜梨沙も許して」

 亜梨沙は身をくねらせて言います。

「ダメだ」

 鎌足の即答に固まる亜梨沙です。

「私はオバさんは嫌いなのだ」

「何だと!」

 復活して切れる亜梨沙です。

 亜梨沙とリックはそのまま牢に入れられました。

「変な事しないでよね」

 亜梨沙が言いました。

「頼まれてもしないにゃん」

 リックが言ったので、亜梨沙は踵落としを決めました。
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