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第七百九話 大蛇の敗因編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、今は東に来ています。

 八岐大蛇は樹里達の陽気力に負け、墜落しました。

「凄い効果でしたね。何故なんですか?」

 余波で鼻血を噴き出した馨が尋ねました。

「あの蛇は血を浴びて左京の能力を手に入れたでしょ?」

 蘭は得意そうに言います。

「そうですね」

 馨はまだわからないようです。

「要するに左京の弱点も吸収したって事」

「なるほど」

 馨はようやく合点がいきました。

「あの蛇は元は蛇ではあるまい。あの力をどこで身に着けたのか気になる」

 鴻均道人こうきんどうじんが璃里のお尻を触りながら言いました。

「そういう事か!」

 孫左京が戻って来て道人を殴りました。

「そうなんですか」

 樹里は笑顔全開です。

「助かったよ」

 遊魔を背に乗せた露津狗が戻って来ました。

「リックはどうしたの?」

 美子めいずが尋ねました。

「どうしたんでしょう?」

 笑顔で言う遊魔に顔を引きつらせる美子です。
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