御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
孫左京と美子を乗せたきんと雲は、欧殿の宮殿が見える位置まで来ていました。
「あれがそうか?」
左京が呟くと、
「みたいね」
左京にのしかかるように美子が言います。
「美子ちゃん、重い……」
左京が言いました。
「失礼ね! 女の子に『重い』とか言わないでよね!」
美子はムッとして言いました。
「あ、いや、そんなつもりはないんだけど」
左京は焦ります。
「先に行くね!」
美子はきんと雲を飛び降り、飛翔します。
「美子ちゃん、空飛べたのか?」
「あれ、言わなかったっけ?」
悪戯っぽく笑う美子に項垂れる左京です。
「ふおお!」
そこに突然欧殿が現れます。彼の愛馬である鬆令符爾流に乗っています。
「舐められたものよ。うぬらだけで参ったのか?」
欧殿が言いました。
「こっちこそがっかりだわ、あんたしかいないみたいね?」
美子が言い返すと欧殿はギョッとしました。
小説家になろう 勝手にランキング
拍手ボタン
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。