御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
鷺侘達は欧殿の使者の素久琉堵と共に欧殿の宮殿に到着しました。
「よう戻った」
玉座の間の椅子に座った欧殿は以前と変わらず、巨大で強大です。鷺侘達は欧殿の前に跪き、
「お懐かしゅうございます」
「其方達も変わりないようで安心した」
欧殿は言いました。そして、
「話がある」
と鷺侘を呼びます。鷺侘は鷺基と顔を見合わせてから、
「失礼致します」
と欧殿のそばに行きました。
「お前達は下がれ」
欧殿は鷺基達を玉座の間から下がらせました。
「欧殿様、これは如何なる事でしょうか?」
鷺侘は驚いて欧殿を見ました。
「お前だけに伝えたい事がある」
欧殿は言いました。
鷺侘達を追いかけた元始天尊と霊宝天尊は道に迷っていました。
「ここはどこかの? ヒック」
霊宝天尊は酒臭い息で言いました。
「そんな事わからん」
元始天尊は逆ギレしました。
頭に手を当てて項垂れる弟子の男の子です。
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