欧殿と世無蛾屡弩
第五百九十九話 北の国から来た刺客編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
霊宝天尊と元始天尊は、鷺侘達の向かった北の国へ行く事になりました。
「寂しくなったらこれを儂だと思ってくれ」
元始天尊が自分そっくりなキモい人形を樹里に渡そうとしました。
「止めんか! 樹里がうなされる!」
太上老君が言います。
「そうなんですか」
樹里は笑顔全開です。
「フンだ」
元始天尊はムッとして弟子の男の子と共に雲で飛び去ります。
「では儂も」
霊宝天尊も雲で飛び立ちました。
「ふっふっふ」
どこかで歩が鳴きました。
「将棋の駒が鳴くか!」
歩が切れました。
「だから歩じゃねえよ!」
現れたのは男の薔鏤鬼吏です。但し思いっきり悪人面です。
「河東真君ですか?」
樹里が尋ねました。
「違う! 俺は世無蛾屡弩様の一番弟子の卑琉度琉。お前達を抹殺しに来た」
雑魚の癖に偉そうです。
「誰が雑魚だ!」
卑琉度琉は切れました。
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