御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里達は次の国に入りました。
その名は烏鶏国です。
「高級な卵を産む鳥ですね」
樹里が言います。
「それは烏骨鶏です、お師匠様」
孫左京は樹里の微妙なボケに突っ込みます。
「国王が優れた方で民は豊かな暮らしをしていると聞きました」
河童の蘭が言います。
「じゃあ宿も高級ね?」
豚の妖怪の亜梨沙が言います。
「僕はお師匠様と寝るにゃん」
猫のリックがボケます。しかし誰も相手にしません。
「でも様子が変ですよ」
実は龍なのに馬の馨が辺りを見て言いました。
豊かな割には貧しい姿の人達が路上に座り込んでいます。
「臭うな」
左京が言うと、蘭が、
「妖怪がいるわね」
「しかも王室にな」
左京は遥か彼方に見える宮殿を見上げます。
「そうなんですか」
樹里は笑顔全開です。
「貴様ら動くな!」
いきなり王国軍が取り囲みます。
「何だ、一体?」
左京は樹里を庇いながら兵を睨みました。
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