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伏羲
第五百七十九話 魔王の影
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。

 樹里達は地上に集まり、作戦会議です。

「しかし、彼奴あやつの復活が早過ぎるな。儂はあと千年は大人しくしていると思ったが」

 太上老君が遊魔のお尻を撫でながら言います。

 リックは高級またたびにメロメロです。

「人間の悪意と憎悪と嫉妬などの負の思いが多過ぎるのだ。奴はそれを糧としている」

 元始天尊が鷺侘に近づこうとして鷺基に矢を射られます。

「あいつって、誰だ?」

 孫左京は牛魔王にこっそり尋ねます。

「俺に訊くな」

 牛魔王もわからないようです。

「第六天魔王です」

 呆れ顔で言う鉄扇公主です。

「やはり、一刻も早く天竺へ行くのだ、樹里よ。それが一番じゃ」

 霊宝天尊が言いました。

「そうと決まれば、俺のきんと雲で」

 左京が言うと、

「それでは意味がない。一歩一歩進んでこそ、天竺は己の目の前に姿を現すのだ」

 鴻均道人こうきんどうじんが璃里のお尻を触りながら言いました。
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