御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
伏羲は遊魔を自分の部屋に連れて行きます。
もはや誘拐犯のようです。
「私の名は伏羲。怖い女房から逃げて、ここで暮らしている」
伏羲は言いました。
「そうなんですかあ」
遊魔オリジナルの笑顔全開応答です。
「君もロクでなしの亭主なんかと別れて、私の妻になってくれ。悲しませたりしないから」
伏羲は本気で遊魔を口説きます。
「旦那様に相談してみますね」
遊魔は無邪気な笑顔で言います。
伏羲は涙を零しました。
(心の奥底まで縛られているのか)
誤解もここまで来ると只の馬鹿者です。
「相談なんかしてはいけない。うまく丸め込まれるだけだ」
伏羲は勇気を奮い起こして、外道の夫(リックの事です)と話す事にしました。
「君の亭主の居場所を教えてくれ」
遊魔は首を傾げて、
「旦那様はあ、女の人がたくさんいる所にいると思います」
伏羲は、
(クズめ)
とリックを心の中で罵りました。
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