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千年狐狸精
第四百七十九話 千年狐狸精の力編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。

 千年狐狸精せんねんこりせいは遂に玉石琵琶精ぎょくせきびわせいの魂魄も吸収しました。

「姉と慕っていた者達を騙し、その上魂魄を食うとは許せぬ」

 霊宝天尊が激怒しますが、酔っ払っているので説得力がありません。

「弟よ。本当の義兄弟とはかくあるべきというところを見せるぞ」

 元始天尊が言いました。

「承知!」

 霊宝天尊と元始天尊が気を高めて行きます。

「主役の俺様が蹴散らしてやるぜ!」

 如意棒を振り回して凄む孫左京の肩を亜梨沙が悲しそうに叩きます。

「主役はあんたじゃなくてお師匠様だから」

 その言葉に落ち込む左京です。

「そうなんですか」

 樹里は笑顔全開です。

「笑わせるんじゃないよ、下等生物が。我らと対等に戦えると思っているのか!?」

 千年狐狸精が気を高めると、周囲の地面が歪みました。

「凄いにゃん……」

 リックがお漏らししました。

 馨や亜梨沙は失神しそうです。
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