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千年狐狸精
第四百五十九話 孫左京の逆襲編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。

 孫左京は玉石琵琶精ぎょくせきびわせいを睨みます。

「お師匠様にそんな槍向けるとは、ふざけた女だ。ブッ倒す!」

 玉石琵琶精は左京を嘲笑します。

「お前に私を倒せるものか」

 玉石琵琶精は槍を掲げます。

「左京、気をつけて!」

 蘭と亜梨沙が見事なハーモニーで叫びます。

「お師匠様、大好きです。結婚して下さい」

 玉石琵琶精がドヤ顔で言いました。

「悪いか!」

 左京は怯みません。

「何ィ!?」

 玉石琵琶精は仰天しました。

「弱点を突いたのに何故!?」

 彼女は左京の精神構造が理解できません。

「猿は単細胞だから効かないにゃん」

 リックがボソッと言います。

「おらあ!」

 左京の如意棒が振り下ろされました。

「くっ!」

 玉石琵琶精は蘭と馨を縛っていた絃を解き、如意棒を止めました。

「お猿さん、頑張って下さい」

 樹里が言いました。

「はい!」

 左京は如意棒を振り回して、絃を引き千切りました。
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