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賽太歳
第四百二十九話 孫左京、苦戦する編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。

 孫左京達は無数の鉱夫の霊に取り囲まれました。

「おらあ!」

 左京は如意棒で攻撃しますが、相手は幽霊なので当たりません。

「お前らも、我らの仲間になれ」

 幽霊の一人が言いました。すると坑道の天井が揺れ、崩れて来ます。

「わわ!」

 左京達は崩れる天井を避け、走ります。

「逃がさぬ!」

 亜梨沙を担いでいるので、左京は走るのが遅くなっています。

「私を置いて逃げて」

 亜梨沙が涙目で言います。

 左京はあっさり亜梨沙を下ろして逃げます。

「鬼ー!」

 亜梨沙は泣きながら叫びました。

 崩れる天井を避け、亜梨沙も走り出します。

「あんたねえ……」

 蘭が呆れました。

 

 リックと遊魔も坑道を進んでいます。

「ここは宝の山にゃん」

「お前様、頑張って下さい」

 遊魔が言います。リックは坑道を掘り始めます。

 すると鉱夫の霊が現れました。

「お前ら、許さぬ」

「にゃん!」

 リックは遊魔を抱えて逃げ出しました。
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