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賽太歳
第四百十九話 樹里対蘭&鷺侘編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。

 賽太歳さいたいさいは得意そうです。チュートリアルではありません。

「さあ、姉の命を助けて欲しければあいつらを蹴散らせ」

 何と、賽太歳は璃里を人質にして樹里を戦わせるつもりです。

 あまりにも卑劣なやり方です。

「やっつけて下さい、お師匠様」

 リックが久しぶりに寝返りました。

「そうなんですか」

 樹里が飛竜杖ひりゅうじょうを掲げます。

「うわ!」

 途端に蘭と亜梨沙が飛ばされます。鷺侘と鷺基は素早く離れました。

「お師匠様!」

 馨が悲しそうに叫びます。

「負けないわよ」

 蘭が戻って来ます。

「鷺侘、手を貸して」

「わかった」

 鷺侘は弓を引き、乱れ射ちです。

「とお!」

 蘭は竜巻で攻撃します。

「はい!」

 樹里が飛竜杖を掲げると、矢は落ち、竜巻は消えてしまいます。

 知性派二人が、樹里に挑みます。

「ああ、何て事だ。蘭さんと鷺侘さんが、お師匠様と戦うなんて」

 馨は涙ぐみました。
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