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旅の始まり
第四話 洞窟脱出編
 御徒町おかちまち樹里じゅりは仏様の国に経典を授かりに行く途中です。

 今は、そん左京さきょうと共に洞窟に閉じ込められています。

 樹里が入って来た扉が開かないのです。

「おお」

 樹里は言いました。

「まさか、引き戸だったとか言うオチじゃないだろうな?」

 左京が言います。

「出口はこちらでした」

 樹里は別の扉を開いて外に出ました。

「何だと!?」

 左京は後に続こうとしましたが、扉は開きません。

「俺を出してくれ!」

 左京は樹里に言いました。樹里は、

「そこから出たかったのですか?」

「さっきからそう言ってるだろ!」

 左京は血管が切れそうです。

「どうぞ」

 樹里は扉を易々と開きました。唖然とする左京です。

「これで俺は自由だ」

 左京は樹里を突き飛ばして逃げようとしました。

「きゃっ」

 樹里が倒れて帽子が脱げます。

「え?」

 左京は樹里が女の子なのに気づきました。

(か、可愛い)

「私を弟子にして下さい」

 エロ左京誕生の瞬間でした。
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