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黄風大王
第三百八十九話 孫左京、太上老君の条件を呑む編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。

 孫左京は、嫌らしい顔で笑う太上老君にギョッとします。

「ジジイ、またお師匠様を……」

 すると老君は、

「それはない。先日お釈迦様に叱られてな。樹里には何もせんよ」

 左京はホッとします。

「遊魔ちゃんじゃ。あの子とひとば……」

 左京は容赦なく殴ります。

「それ以上言うとこの話が別の場所に移されるぞ!」

「わかった」

 涙目で言う老君です。

「遊魔ちゃんとお茶でも飲んで話がしたいのじゃ。それなら良かろう?」

「呆れたジジイだ。リックと遊魔に話してみるよ」

 左京は完全に軽蔑の眼差しです。

「それでは、霊吉りょうきつ菩薩ぼさつの居場所を教えよう」

 左京は居ずまいを正します。

「お釈迦様がご存知じゃ」

「この!」

 左京は如意棒で殴りました。

「最初からそう言え、スケベジジイ!」

 左京は怒って屋敷を出て行きます。

「遊魔ちゃんの事は?」

「知るか!」

 左京はサッサと飛び去ります。
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