ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
毎度お馴染みの芭蕉扇
第三十一話 火焔山編
 御徒町樹里はありがたい教典を授かるために西を目指しています。

 ネズミの妖怪を更生させた樹里一行はまた旅を始めます。

「この先には火焔山(かえんざん)と言う一年中溶岩を噴き出している山があります。そこは難所ですから気をつけて下さい」

 金ちゃんが言います。

「そうなんですか」

 樹里は笑顔で答えました。

「何故そんな事を教えるんだ?」
 
 石猿の孫左京が尋ねます。

「私達は間違っていたのよ。可愛い女の子を憎んでも私達は救われないの」

 銀ちゃんが答えます。

「そうか」

 左京は微笑んで応じました。

 樹里達は双子妖怪と別れ、西を目指しました。

 

 火焔山の麓です。

 鉄扇(てつせん)公主(こうしゅ)は風の化身で芭蕉洞という洞窟に棲んでいます。

そして「芭蕉扇(ばしょうせん)」と呼ばれる巨大な扇を持っています。

「旅の僧がここに向かっている?」

 手下の報告に公主は目を見開きました。

「確か孫左京が同行しているはず」

 公主はギュッと拳を握りしめました。
小説家になろう 勝手にランキング

拍手ボタン


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。