御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
孫左京は馨に運ばれ、樹里達の所に戻りました。
先程まで話をしていたのに、樹里の前に着いた途端、左京はウンウン唸り始めます。
俗に言う大袈裟という奴です。
「お猿さん」
それでも樹里は左京の背に刺さった幾本もの矢に驚きます。
「お師匠様、死にそうです」
左京が過剰な演技で言うと、
「そうなんですか」
樹里はお経を唱え始めます。
「まだ早いです、お師匠様」
左京は号泣しました。
「ああ!」
すると左京の背中の矢が消えました。樹里のお経のおかげです。
「さすがお師匠様」
蘭が感心します。
「亜梨沙の奴、いつから空を飛べるようになったんだ?」
左京が蘭に尋ねると、
「スピッツのお陰ですね」
樹里がボケます。左京は唖然としますが、
「お師匠様の真言のお陰よ。孔雀明王真言で飛翔したのよ」
蘭が説明しました。
「但し、そろそろ戻らないといけないの」
「そうなのか」
左京は空を見上げました。
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