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霊媚阿壇
第二百九話 部秘模洲、折れる編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。

 樹里と璃里のダブルウルウル攻撃を受けた部秘模洲べひもすは、

「わかった。別れる」

 そして、

「うう!」

と鼻血を噴き出して倒れました。

 ダブルウルウルは無敵でした。

「はい!」

 命が危ないと感じた孫左京は樹里に帽子を被らせます。

(多分正面から見たら身体中の血が噴き出してしまう)

「父さん!」

 美子メイズが部秘模洲に駆け寄ります。

義父上ちちうえ!」

 リックも駆け寄ります。

「何言ってるんだ、あいつ?」

 左京と馨は呆れています。

 璃里は部秘模洲の様子を見ている美子に、

「これからはお父上と仲良く暮らして下さい」

「ありがとうございます」

 美子が頭を下げます。

 左京は璃里が泣いているのに気づきました。

「次は母親の方ですね」

 左京は樹里に言いました。

「私がお詫びします」

 璃里は一緒に行くつもりのようです。

「危険です。母は貴女を見れば殺しますよ」

 美子が言いました。
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