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獨角兕大王
第百八十九話 孫左京、金兜山金兜洞に行く編
 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。

 太上老君に秘策を授かった孫左京は、獨角兕大王どっかくじだいおうがいる金兜山金兜洞きんとうざんきんとうどうに向かっています。

 左京の動きを知った大王は、手下をその隙に牛魔王の邸に向かわせます。

「猿はどうでもいい。儂が手に入れたいのはあの坊主だ。天界を脅迫するには、あの坊主がどうしても必要なのだ」

 大王はその自信から、手下の全てを牛魔王の邸に行かせ、たった一人で左京を待ち構えます。

「あそこか!」

 左京はきんと雲から飛び降り、洞窟の中に入ります。

「よく来たな、猿。恐れを知らぬ愚か者よ」

 大王はニヤリとします。その後ろに囚われの身となった亜梨沙達が檻の中に入れられているのが見えます。

「左京!」

 亜梨沙と蘭が叫びます。

「左京さん!」

 馨が涙ぐみます。リックは寝ていました。

「来い、猿。まだ返り討ちにしてやる」

 獨角兕大王は金剛琢を出して言いました。
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