御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里達はある村に出る女の妖怪の話を聞きました。
「お師匠様、勘弁して下さい」
左京は鼻血を抑えて言います。
樹里の居眠りのせいで村長の長話を二度聞いたのです。
「そうなんですか」
でも樹里は笑顔全開です。
左京はその笑顔のせいでまた鼻血を噴きます。
「左京ったらお師匠様に欲情してるんでしょ?」
亜梨沙が囁きます。
「違うよ!」
でも鼻血が何よりの証拠です。
夜になりました。
左京達はその日に出産を控えた妊婦がいる家の前で見張りです。
樹里が家の壁にお経を書いています。
「これで平家の怨霊は入れません」
「お話が違います、お師匠様」
左京がすかさず突っ込みます。
「そうなんですか」
樹里は笑顔です。
「来たよ、左京」
亜梨沙が言います。
夜空を舞う大きな鳥がいます。
「あれか?」
鳥は左京達の前に降りて来ました。
「トリック観た?」
と尋ねる鳥は、顔が髪の長い女で、身体は鷲でした。
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