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エウレールの森の民 作者:アヤキリュウ
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第54話 レッド・テイルの偉業

 「こら、貴様ら! 勝手なことをするな!」
 突然、部屋の右奥に置かれた巨大な壁——のように見える大きな機械の向こうから怒声が響き、アスティは思わず肩を竦めた。声の主は、たぶんカーディアルだ。勝手に東の森の映像や「人工衛星」のイメージ図を大画面に映し出したことを怒っているのだろうか。ヨルンの言いつけを守って、アスティ自身は決して目の前の機械には触れなかったのだけれど。
「大丈夫ですよ。私たちには関係のない話ですから。」
 アスティが不安げにキュエリを振り返ると、キュエリはにこりと微笑んだ。
「せっかく私のスニーがチャンスを作ってやったと言うのに! なぜそこで外すんだ! 初心者とは言え、低レベルにも程があるぞ!」
 怒声に混じって地団太を踏むような音も聞こえ、カーディアルが尋常ならざる怒りを露わにしていることは明らかだが、肝心のカーディアルの姿は見えない。
「全く本当に……。」
 キュエリが大きくため息を吐き、部屋の中央に不自然に存在していた壁に近付いて行く。
「カーディアル部門長。いい加減、お客様に御挨拶されてはいかがですか?」
 壁の反対側へと回り込んだキュエリの後をヨルンが追いかけて、アスティもジェイスと共にそれに続いた。
「挨拶なら一昨日したじゃないか。私は今、とても忙しいんだ!」
 分厚い壁の向こう側を覗くと、見覚えのある後ろ姿がイスに腰掛けていた。燃えるような赤い髪を頭上で束ね、尻尾のように垂れ下げている。
 彼女——カーディアルは、アスティたちがその背後に近付いても構うことなく、真っ直ぐに正面の大きな画面を見上げていた。
 画面の中では、羽の生えた犬のような化け物が数人の青年に取り囲まれている。これが監視カメラの映し出した本物の映像ならば、とんでもない「異常事態」が起こっていることになるが、そうではないことはアスティにもすぐに分かった。映像はとても良く出来ていて、化け物の毛並みや地面に生えた草は本物のように風に揺れ、青年たちの滑らかな動きも単なる人形劇とは思えないけれど、先ほど見た監視カメラの映像のように本物を映した映像とは明らかに異なっている。本物そっくりではあるけれど、決して本物ではない——なぜだろうと考えて、アスティは気が付いた。
 ——この映像は、綺麗過ぎる。
 青年たちの肌も、化け物の毛並みも、あまりにも綺麗に整い過ぎているのだ。
「忙しいって……これ、何してんすか?」
 ジェイスが正面の大画面を見上げながら呟くと、苛立たしげな舌打ちと共に赤い尻尾が素早く揺れて、カーディアルが椅子に腰掛けたままくるりと向き直った。
「……見れば分かるだろう、仕事だ、仕事!」
 カーディアルは足を組み替えつつ、ため息混じりにジェイスに答える。
「いや、全く分かりませんよ。その画面、オンラインゲームの『ファイナル・クエスト』の画面でしょ!? 完全に遊んでるようにしか見えません!」
 ジェイスがカーディアルに向かってきっぱりと言い放つ。
「ふん……これだから素人は。これは遊びなどではないぞ。私は今、今年の予算で買ったスパコンが届いたから、共用前の性能検査を兼ねて稼働させているんだ。」
 カーディアルは傍らの巨大な壁をコンコンと叩きながら得意げな笑みを見せた。言われて観察してみれば、奇妙な壁はところどころで赤や緑の点がちらちらと瞬かせ、駆動音らしき低い音を響かせている。ジェイスとカーディアルが口にした聞き慣れない単語の意味は不明だが、壁に思えたものが大きな機械装置らしいことはアスティにも分かった。
「性能検査って……オンラインゲームで?」
 ジェイスが怪訝そうに問い返す。
「ああ。汎用機の性能では私が理想とする速度を実現できないから、ついでにな。」
 カーディアルは得意げな笑みを浮かべて悠然とジェイスに返す。
「いやいや、汎用機で十分でしょ! 『ファイナル・クエスト』なら、俺の数年前のオンボロ小型機でも十分できますよ。オンラインゲームに中央システム用のスパコン使うなんて明らかに過剰性能です!」
「単にゲームを遊ぶだけならそうだろうがな。」
 ジェイスの突っ込みに、カーディアルはふんと鼻を鳴らして悠然と正面の巨大モニタを見上げる。
 画面の中では、人形めいた顔立ちの青年たちが飛んだり跳ねたり、忙しそうに動き回っていた。ある者は剣を振るい、またある者は弓を引き、数人掛かりで大きな羽の生えた犬のような化け物と戦っているようだ。
 画面が切り替わり、剣を握った黒服の青年の後ろ姿が大写しになる。青年の前に立つ巨大な化け物は、青年と同じ視点で見上げると一層の迫力があった。大きく開かれた口の中には鋭い牙が覗き、本物ではないと分かっていても、ちょっと腰が引けてしまう。
「クエッ、クエッ!」
 突然、肩の上のキーロが羽をばたつかせて鳴いた。尾羽を立て、正面の大画面に向かって威嚇しているようだ。もしかしたら、キーロには画面の中の化け物が本物のように見えているのかもしれない。アスティがキーロの頭を撫でてやると、キーロは羽ばたくことこそ止めたものの、画面を睨みつけたまま低い声で不機嫌そうに唸り続けている。 
 キーロが見つめる画面の中の青年剣士は、彼めがけて振り下ろされた化け物の前足をぎりぎりのところで避け、人並み外れた跳躍力で跳び上がった。
 その瞬間、画面の中の青年の後ろ姿がイニスのそれと重なって見え、アスティは息を飲んだ。
 青年剣士の振り下ろした剣は化け物の腕を素早く切りつけ、化け物が悲鳴を上げて後じさる。
 画面の中の青年剣士の明るい茶色の髪と目は、決してイニスのものではないが、妙に似て感じられるのは、彼が化け物に向かって繰り出す鋭い剣技と彼の背で翻る黒いマントのせいだろうか。
 青年剣士の傍らには、常に四角く囲まれた「スニー」の文字が浮かんでいた。きっとこれが、この青年剣士の名前なのだろう。画面の隅には、複数の棒と数字も表示されているが、これらが何を表しているのかはよく分からない。
「……これ、デモ画面ですか? さっきから操作されていないのに、キャラクターが動いてますよね?」
 ヨルンが正面の大きな画面に映し出された映像を指さしながら問うた。
「ああ、これは私が組んだ人工知能プログラムで動かしてるんだよ。結構優秀だろ? まあ、私の頭脳と技術力には遠く及ばないが。」
 カーディアルは得意げな笑みを浮かべて画面を見上げる。
「……あのぉ、いくら何でも、オンラインゲームの攻略に自動プログラムを使うのは反則じゃありません?」
「自動プログラムじゃない。人工知能プログラムだ!」
 ジェイスが眉を顰めると、カーディアルはむっとした表情でジェイスの言葉を正した。
「それに、私は別にゲームを攻略するためにプログラムを組んだわけじゃないぞ。私は『ファイナル・クエスト』なら、とうの昔に全てのクエストをクリアしているからな!」
 カーディアルは椅子の上でふんぞり返って胸を張り、カッカッカと天井を見上げながら豪快に笑った。カーディアルの自慢げな態度からして、『ファイナル・クエスト』の「全てのクエストをクリアしている」ことは何かすごいことらしいと察したものの、アスティにはそれがどれほどすごいことなのかは分からない。そもそも、目の前に大画面に映し出されているのが『ファイナル・クエスト』というゲームの画面らしいことは察したが、これが一体どういうゲームなのかさえ分からないのだ。画面の中のスニーたちが犬のような化け物を倒すことを目的としているらしいことは分かるが、画面の中で戦っているスニーたちを応援するだけでは「ゲーム」という呼称にも違和感がある。動く絵本と言われた方が腑に落ちる。
「それは、すごいこと……なんですよね?」
 アスティはカーディアルとジェイスの会話の意味を理解しきれずに、傍らのヨルンを見上げた。
「うん。『ファイナル・クエスト』は世界中に愛好家のいるオンラインゲームなんだけど、暗号を解読した者のみが挑戦できる隠しクエストがあって、並のプレイヤーでは全クエストに挑戦することすらできないんだ。その上、その隠しクエスト自体もものすごーく難しくて、挑戦権を得てもほとんどのプレイヤーはクリアできないから、『ファイナル・クエスト』は、その名のとおり、世界中のゲーム・プレイヤーにとって『最後の探求』と言うべき伝説的難題なんだ!」
「確かに、カーディアル部門長の話が本当ならすごいことだけどね。」
 ヨルンの高揚した声に、冷ややかな呟きを重ねたのはジェイスだ。
「本当なら?」
「ヨルンの言うとおり『ファイナル・クエスト』の隠しクエストは超難関で、一部ではその存在自体が伝説じゃないかと疑われているくらいだけど、運営会社の公式発表によれば、これまでにたった一人だけその隠しクエストをクリアしたプレイヤーがいる。そして、そのプレイヤーって言うのが、これまた伝説的な存在で、あらゆるゲームを驚異的な速さでクリアしてゲーム業界を震撼させている正体不明のゲーム・プレイヤー《レッド・テイル》だって言われているんだ。だから、隠しクエストを含む『ファイナル・クエスト』の全クエストをカーディアル部門長がクリアしているなんてことはあり得ないってわけ。まあ、隠しクエストを除いたノーマル・クエストを全てクリアしたって意味ならあり得るだろうけど、それなら俺だってクリアしてるしね。」
「でも、その伝説の《レッド・テイル》がカーディアル部門長ですよ?」
 左右に首を振りながら語るジェイスの言葉を遮ってキュエリが答えた。
「え゛……それ、マジで?」
 ジェイスが唖然としてキュエリを振り返ると、カーディアルはその傍らで得意げな笑みを見せる。
「ええ。カーディアル部門長がその偉業を成し遂げられた時、私もちょうどここでそのプレイ画面を見ていましたから。」
 キュエリがにこりと微笑み返すと、ジェイスは怪訝そうに眉を顰めた。
「……ここで?」
「ええ、ここで。ちょうどお昼休みだったかと。」
 キュエリは笑顔のまま答え、ジェイスは視線をカーディアルに戻すが、その目には尊敬とも軽蔑とも言い難い複雑な色が浮かんでいる。
「《レッド・テイル》の偉業は、俺も一ゲーム好きとして尊敬してるんですけど、管理職が職場でゲームしてるってどうなんですかね?」
 ジェイスの冷ややかな追及に、カーディアルの表情は徐々に居心地悪そうなものに変わっていく。
「……ふんっ、昼休みに何をしようと私の勝手だ!」
 カーディアルは一声叫ぶと、腕を組んでむすっと黙り込んだ。ジェイスはなおも何か言いたげな目でカーディアルを見つめている。
「でも、ゲームの攻略が目的でないなら、何でわざわざ人工知能プログラムでゲームを? ゲームって自分で遊ばなきゃ面白くないし、人間の代わりにゲームで遊ぶ人工知能ってあまり実用的じゃない気がしますけど。」
 微妙な空気を打ち破り、ヨルンが納得いかないという表情で疑問を挟んだ。
「だから、これは性能テストだと言っただろう。スパコンの性能検査を兼ねて、私が独自開発した人工知能プログラムの動作確認をしているんだ。」
 カーディアルの端的な答えに、ジェイスも怪訝そうに首を傾げる。
「それ、本当にテストになるんですか? 『ファイナル・クエスト』をプレイする自動プログラムくらいじゃ、このスパコンの処理能力に見合った負荷にはならないと思いますけど。」
 ジェイスも赤と緑をちかちか点滅させている大きな機械を見つめながらため息混じりにこぼす。
「自動プログラムではなく人工知能プログラムだと言ったはずだが?」
 カーディアルは苛立たしげに眉をつり上げ、再度ジェイスの言葉を正した。
「今時、ゲーム攻略プログラム程度で人工知能だなんて言いませんよ。実際、あんまり優秀なプログラムとも思えませんし……。」
 そう言いながら、ジェイスは正面の大画面を見上げる。画面の中で、スニーは素晴らしい剣技を立て続けに繰り出すが、あいにく全て空振りだ。スニーの仲間が放った矢も、化け物を射抜く前に、青い炎に焼かれてしまう。明らかに、巨大な化け物を前にスニーたちは劣勢だ。既に一人の青年が画面の端で倒れたまま動かなくなっている。
「ふんっ、お前は何も分かっていないな。」
「何がですか。」
 カーディアルが自信満々な笑みを浮かべて足を組み替えると、今度はジェイスの方が苛立たしげに顔をしかめた。
「この『ファイナル・クエスト』は国内に限らず世界中に多くの愛好家がいる由緒正しいオンライン・ゲームだ。そして、このゲームの特徴は、プレイヤー同士のコミュニケーションに基づく連携協力を必須とする《フレンズ・クエスト》があることだ!」
「だから……?」
「私がこの人工知能プログラムに組み込んだのは、単なるゲーム攻略機能などではない。人間の感情を理解した上での優れたコミュニケーション能力だ!」
「コミュニケーション……能力?」
 アスティがカーディアルに聞き返すと、ジェイスとヨルンもきょとんとして首を傾げる。
「そう、この人工知能プログラムの目的は、心理学や精神医学の知見を踏まえてパーティを組んだプレイヤーの性格を分析し、その個性に合わせて程良い満足を与えることだ。つまりっ! チャット・システムを通じた挨拶や雑談に自然な反応を返すことはもちろん、ゲーム・プレイングにおいてもパーティ・メンバーのレベルや性格に合わせ、強過ぎず、弱過ぎず、共に成長するパートナーとして最適な行動を取るように設計してある! プログラムの基礎として基本的な心理学、精神医学の知見は学習済み、最新の公開資料を自動的に分析して読み解く自力学習機能も搭載してある。ゆえに、スニーが弱いのは、パーティを組んだ他の弱いプレイヤーのレベルに合わせているからであって、決してスニーがアホだからではない! むしろ、優秀であるがゆえなのだ!」
 カーディアルが拳を握り締めて力説した。
「なるほどー。」
 ヨルンが感心した様子で相槌を打つが、アスティにはほとんど意味が分からない。カーディアルの口から飛び出すのはアスティの知らない言葉ばかりで、まるで暗号のようだ。
「けど、そのスニーって、プログラムの名前っすか? なんかダサいっつーか、間の抜けた名前っすね。」
 ジェイスが笑いながらそう呟いた直後、カーディアルの拳がジェイスの後頭部を襲った。
「……痛ってぇ!」
「貴様如きが私のスニーを侮辱するなど一億年早い!」
 頭を抱えてしゃがみ込んだジェイスを見下ろして、カーディアルが啖呵を切る。
「でも、このカーディアル部門長が開発した人工知能プログラムのスニーさん、確かに興味深いプログラムではありますけど、ゲームを一緒にプレイしてくれるってだけだとちょっと汎用性が低いですよね。具体的な使い道に乏しいって言うか……。」
 ヨルンが正面の画面を見上げながら唸ると、カーディアルは不敵な笑みを見せた。
「もちろん、これはまだテスト段階のプログラムだ! 当面は、『ファイナル・クエスト』のプレイを通じて人間の感情データを収集し、反応パターンを学習させつつプログラムの精度を高めていくが、最終的にはゲームのプレイ以外の日常生活上のコミュニケーションにも対応できるようにするつもりだ。そして、ゆくゆくは最新のホログラム技術やアンドロイド技術と組み合わせ、高度なコミュニケーション・ロボットとして、友達や恋人のいないかわいそうな奴に高値で売りつける! どうだ、完璧な計画だろう!?」
 カーディアルはそう一気に語ると、胸を張って天井を見上げ、カッカと笑った。アスティには意味の分からない言葉も多く、どうにも難しそうな話だが、たぶん、カーディアルは何かすごいことをしようとしている……はずだ。
「この人、最低だ……。」
 アスティが判断に迷っていると、よろよろと立ち上がったジェイスが呆れた表情でこぼした。その口振りからすると、カーディアルの成さんとする「すごいこと」は、あまり「良いこと」ではないらしい。
「うーん、確かに、計画としては面白そうですけど、自分で売って自分で買うんじゃ儲からないですよね?」
 唸りながらカーディアルの説明を聞いていたヨルンが小首を傾げた。
「……自分で買う? なぜ?」
 カーディアルが怪訝そうに眉をしかめる。
「え? だって友達や恋人いないかわいそうな人に売るって自分で……。」
「わああ、ヨルン、待った! 皆まで言うな!」
 ジェイスが慌てて叫び、ヨルンの口を塞いだ。
「んぐ、むぐ、ぐー!」
 ヨルンがじたばたと暴れるが、ジェイスは必死にそれを押さえ込む。
 確か、カーディアルは「友達や恋人のいないかわいそうな奴」に売ると言ったはずだ。ヨルンがそれを、カーディアルが「自分で買う」という意味に理解したということは、即ち、ヨルンはカーディアルを「友達や恋人のいないかわいそうな奴」だと理解していたのだろうか。カーディアルに恋人がいるかどうかはともかく、キュエリをはじめ、ジェイスやヨルン自身も含めて友達には恵まれているように見えるのだが、ヨルンにとってカーディアルは「友達」ではないのだろうか。一昨日の歓迎会では楽しそうに酒を酌み交わしていて、とても仲良しに見えたのだけれど。
「なかなか面白いことを言うじゃないか、なあ、ジェイス。」
 カーディアルは口端を上げて歩み寄り、ジェイスの頬をむぎゅうっと摘んだ。
「ひはい! ひっはのはおへじゃなくて、ほるんれすよ!」
 たぶん、「痛い! 言ったのは俺じゃなくてヨルンですよ!」と言ったのだろう。もっともな主張だが、カーディアルはジェイスの頬をつねったままだ。
「適切な言動についてきちんと指導しておくのは年長者の勤めだろう?」
 カーディアルが無慈悲に言い放つと同時に、限界まで引っ張られていたジェイスの頬がぱちんと離された。
「ひほい……どうせ、下手にヨルンに手ぇ出すとやり返されると思って弱い俺に八つ当たりしただけのくせに!」
 ジェイスは、赤みを帯びた頬をさすりながら涙目でカーディアルを非難する。
「弱いという自覚があるならしっかり鍛えておくことだ。もっとも、お前の場合は、体を鍛える前に頭を鍛えるべきだろうがな。」
 カーディアルは涼しい顔をしてジェイスに背を向けると、最初に座っていた椅子を引き寄せて悠然と腰を下ろした。

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