白い白い暗い暗い
ゆらゆらゆらゆら波間に逆巻く
笑う声は誰の声?
『あははははあははああはあぁああぁぁぁ』
角は尖り歩みは浮足
右手で手招き
左手は引かれ
愛しい 愛しい 貴方の……
痛い痛いイタイイタイ
くらくらくらくら我が身に宿る
この子は誰の子?
『産まれてくるのはアナタでしょう?』
見えぬは遺愛と悲哀
右手で仰いで
左手は伏せて
愛しい 愛しい 貴方の……
双眸釘打つ大事な大事なちいさな手
これから零れるアナタの為に
子守の唄を謳うわ
『ららら〜らら〜ら〜ら〜らららら〜』
無くさぬように亡くさぬように
夜な夜な一つ明かりに背を向け
アナタの為に……
美しき月は全てを見ていた
『今宵も月がとてもキレイね』
愛しい 愛しい アナタ……
誰にも誰にも渡さぬ!やらぬ!私が喰らうわ!
季節は巡る 赤く赤く染み入る残雪 そろそろ芽吹いた花咲き思考 あらあら壊れた硝子に映った私 可笑し可笑しその姿
きりきりぎりぎり
金切り伝わる響いた腹撫で撫で
温もり消えた?
『あれあれあれれれあれああれあぁあぁぁれ?』
何処に行ったのかしら?
あの子は何処へ?
アナタは何処へ?
イトシイ イトシイ イトシイ……
桜舞う夜 禍福と溺れ重ね重ね見えぬ掌
泣き声聞こえぬアナタの為に
子守の唄を謳うわ
『ららら〜らら〜ら〜ら〜らららら〜』
無くさぬように亡くさぬように
夜な夜な散り逝く桜吹雪に背を向け
アナタの為に……
愛しい 愛しい 私の子
やっと見つけた
でもどうして?
何故動かないの?
何故私の手が
アナタの首を掴んでるの?
『あれあれぁれああぁはあははぁぁあははぁあぁれあああぁあぁああぁぁ』
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