守りたい笑顔縦書き表示RDF


守りたい笑顔
作:Yayoi Kazuha


「かごめは俺が守る!」

 其の言葉を何度かごめに言っただろうか――
 気が付けば、頭の中で数えている俺が、其処に居た――
 四魂のかけらを探す旅を初めて、数ヶ月の月日がたち、俺は何度も同じ言葉をアイツに言った。

「本当に、本当?」

 だが、かごめは必ず俺を疑った。
 そりゃそうだよな――桔梗とまだ会ってたとこ見てるんだからな――

「うっせぇな!だーかーらー!!お前は、俺が守るって言ってんだろうが!?」

 俺は、必死になって言った。
 ハァ――と、かごめは溜め息をついた。

「分かったわ――今回は許してあげる」

 フゥ――
 俺は、胸を撫で下ろした。

「さてと――」

 かごめは、そう言うなり、息を思いっきり吸い込んだ。
 ま、まさか――!?

「おすわりぃ!」
「フギャァ!?」

 かごめの言葉に言霊の数珠が反応し、俺は地面に顔面から叩きつけられた。
 予想が的中した――
 やっぱり、根に持っていやがった――コイツ――

「ハァ――スッキリした♪」
「な、何しやがる!?」
「良いじゃない。溜まってたものを一気にぶつけただけなんだから♪」

 おい―― 一体どの位溜めてたんだよ――(汗)
 俺は、心の中でそう思った。

「でも、嬉しかった。犬夜叉が、私に言ってくれたのが――」
「かごめ――」
「此れからも一緒に居てね――?犬夜叉」

 かごめは、そう言いながら、俺に笑顔を見せた。
 其れは、誰にも見せない俺だけに見せる笑顔だった。

「ああ――」

 俺には分かった――
 其の笑顔が、何時ものかごめが見せる笑顔じゃない事に――
 だから、俺が守ってやる――!
 お前を――
 そして、何時も見せる輝いた笑顔を――


 如何だったでしょうか?
 実は、この作品――随分前にメルマガで発行したものです。
 此れを書いて、もう『恋愛ものは書かない』と決めたくらい、撃沈した作品と言えます――
 因みに、此れは前編です。
 後編の方が長いとはどんだけ〜!?って感じです――













ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




◆BACK
小説家になろう