絆―1:復讐
窓から心地よい風が入ってくる・・・
私は、ベッドの上で寝ていた。
「・・・」
「目が覚めたか!」
白いローブの男が入って来た。
「・・・誰ですか?」
私は聞いた。
白いローブの男はローブを脱いだ。
「オレの名前はルシエル、八賢者の一人だ。え・・と、君の名前は?」
ルシエルは聞いた。
「・・・ヒカリ・・・」
「ふーん、ヒカリか。いい名前じゃないか!」
「そんなことより私の家族は無事なんですか?・・・」
私は聞いた。
ルシエルは悲しそうな顔をして言った。
「あそこにいた人達は君以外助からなかった・・・」
私は絶叫した・・・
「すまない・・・オレ達がもう少し早く来れたらよかったんだが・・・」
ルシエルは、謝った。
トントン!
ガチャッ!
「ルシエル、次の任務だ!」
ルシエルと同じ服装をした男が入って来た。
「わかった、今行く・・・」
ルシエルが部屋をでようとした時・・・
「待って・・・」
私は叫んだ。
「どうした?ヒカリ?」
ルシエルは振り向き言った。
私は・・・
「貴方、八賢者なんだから強いんでしょう?」
「・・・」
ルシエルは黙っている。
「わ、私に戦い方を教えてくれない?・・・」
私は言った。
「戦い方を教えてもらって君はどうしたいんだ?」
ルシエルは尋ねた。
「・・・復讐する為よ」
私はこたえた。
「ダメだ。復讐などしてもなにも解決出来ない!君の心がただ傷付くだけだ!」
ルシエルは私の肩を押さえた。
「復讐なんて考えないで、君は自分のしたいことをしなさい、憎しみは・・・・憎しみは新たな憎しみを生み出すだけだ・・・」
ルシエルは悲しそうな顔をしながら言った。
「じゃぁ、私を貴方の組織にいれて!」
私は言った。
「ダメだ!!」
ルシエルは即答した。
だが、後ろの男は、
「いいんじゃないか?実際俺達の組織かなり人手不足なんだしさ!」
と、言った。
「ストラ!?何を言ってるんだ?まだ幼い少女をいれるなんてふざけている!」
「いや、これは俺だけが言っていることじゃない。ちなみに今回の任務はその娘を俺達の組織にいれることなんだ!」
「なに!?それは誰の命令だ?」
オレは聞いた。
「『ゼロス』の命令だ!」
ストラはこたえた。
「『ゼロス』か・・・・・また、厄介な奴の命令だな・・・『ゼロス』の命令じゃしかたないな・・・ヒカリ来い!!一緒に行こう」
私は、ルシエルに引っ張ってもらって部屋を出た・・・ |