私の名は須郷 聡美。都内の私立月臣学園高等学校に通う女子高生探偵・・・であった。
──そう、昨日までは。
午前6時半。ジリジリジリジリと部屋中に目覚まし時計のベル音が鳴り響いた。
私は布団の中から手探りで目覚まし時計を止めて起き上がり、ベッドから降りた。
窓の前に移動してカーテンを開け、朝日を浴びる。晴れていて気持ちいい。
さて、支度してお隣さんへ行きますか。
私はクロゼットを開けて制服に着替え、部屋を出てトイレを済ませて洗面所へ行き、洗顔をして部屋に戻り、鞄を持って家を出、お隣の椎橋 郁の自宅へ向かった。
郁の家に着くと、私はポケットから合い鍵を取り出して鍵を開け、中に入った。
何作ろうかな?
私は朝食のメニューを考えながら、靴を脱いでキッチンへ移動した。
郁の奴、食器洗ってないわね。流しに食器が溜まってるわ。
私は先ず、流しに溜まった食器から片付ける事にした。
スポンジに水を染み込ませ、洗剤を付けて泡立たせ、食器を擦って水で濯ぐ。この作業を完了させるのに、時間を15分費やした。早く朝食を作って郁を起こさんと朝のHRに間に合わなくなる。
私は大急ぎで朝食を作り、テーブルに並べて二階の郁の部屋に移動した。
ベッドの上には、掛け布団を撥ね除けてパンツ一枚で寝ているだらしがない少年が一人居る。
私はその少年に近付き、ユサユサ揺さぶった。
「起きなさい郁、起きなきゃ遅刻するわよ!」
私のその言葉に、郁は薄目を開けた。
「うん?ああ、聡美か。おはよう」
言って郁は起き上がり、ベッドから降りてクロゼットを開け、制服に着替える。
「郁、朝ご飯出来てるから着替えたら顔洗って降りてきて頂戴」
私はそう言い残し、部屋を出て一階のリビングに移動し、先に朝食を摂った。
「今日のは何だ?」
着替えとトイレ、洗顔を済ませた郁がやって来て言った。
「あんたの大好きなハンバーグよ」
「そうか」
郁は椅子に座り、箸を手にして食べる。
頂きますの一言も言えんのかあんたは、疑問符。
「何だ、何か顔に付いてるか?」
私がジト目で見つめていると、郁がそれに気付いて訊いてきた。
「否、別に。御馳走様」
私は席を立ち、食器を片付けてテレビを付け、チャンネルをニュース番組に合わせた。
音声が先に聞こえ、後に画面が映る。
画面には付近の川が映っており、月臣の生徒の一人が殺害されたと言うテロップが表示されていた。
そいつの名は時津風 浩介。時津風は、月臣では有名な不良だ。近付く者全てに暴力を振るい、皆からは恐れられている。
「浩介くん殺されちゃったの?」
と目を真ん丸にして驚く郁。
「郁、私先に行くわ」
「え、ってお前、また事件に首突っ込む気か!?」
「当然でしょ!月臣の生徒が一人殺されてるのよ!?見過ごせる訳無いじゃない!」
私はそう言い放ち、郁を置いて先に学校へ向かった。
*
学校に着くと、私は急いで教室に行き、机に鞄を置いて教室を飛び出した。
ドンッ!──私は廊下に出た所で、クラスメイトの不良夫婦の一人、平井 悠二にぶつかって尻餅を着いた。
私は恐る恐る立ち上がり、平井に頭を下げた。
「御免なさい!」
「一寸あんた、悠二が怪我でもしたらどうしてくれるのよ!?」
そう言ったのは、平井の隣に居た少女、坂井 裕香理だった。
「さ、坂井さん!?」
私は驚き、顔を上げて飛び退いた。
「何よ?ムカつくリアクションね」
そう言って坂井さんは、拳をポキポキと鳴らした。
「ぼ、暴力だけは・・・その、はは、反対です!」
「問答無用!」
坂井さんは私に襲い掛かろうとしたが、平井に羽交い締めにされ、一切の動きを封じられた。
「ちょっ、放しなさいよ悠二!」
「裕香理ちゃん、落ち着いて!?僕なら大丈夫だから!それに女の子に乱暴は駄目!」
すると坂井さんは、大人しくなった。
「しょうがない。悠二に免じて許してあげるわ」
坂井さんはそう言って教室に入って行った。
「ゴメンね、須郷さん。裕香理ちゃん、気性が激しいから直ぐキレるんだよね。許して?」
「うん、解った」
私がそう返事すると、平井も教室に入って行った。
おっと、こんな事してる場合じゃなかった!
私は職員室に駆け、勢い良く扉を開いて中に飛び込んだ。
「何だね君は?未だ職員会議中だよ」
とハゲ頭の教頭が言った。
「単刀直入に訊きます!昨日殺された時津風 浩介について何か知ってる事有りませんか!?」
だがしかし、皆を首を横に振るだけで何も答えなかった。
「そうですか。失礼しました」
と私は職員室を出てお辞儀をし、ドアを閉めた。
情報は得られなかったか。浩介のクラスに行ってみよう。
そう思って、私は浩介のクラス、2−Bに飛び込んだ。
浩介の机には花瓶が置かれ、枯れた花が生けられていた。
何で枯れた花置くのよ!?赤くて綺麗な花置くでしょ普通は!
と心の内で突っ込みつつ彼の机の前に行って中を漁った。
しかし、手懸かりと成りそうな物は一つも出て来ない。そりゃそうか。
私は教室を跡にして現場に向かう事にした。
現場に着くと、警視庁の方々が現場検証を行った痕跡が残されていた。
私は河原の一角に張られたKeep outと書かれている黄色いテープを潜って立ち入り禁止区域に侵入した。そして現場を虱潰しに物色をした。
その結果、不可解な物を見付けた。そこだけ、何故か他の場所と違うのだ。
何故此処だけ石が積もって・・・?
私は気になるその一点を良く確かめた。
此処に石が積もってるって事は、他の場所から持って来たって事よね・・・?
私はすっくと立ち上がり、立ち入り禁止区域から出ようとした。
ブー、ブー──突如、携帯のバイブレーションが作動した。
私はポケットから折りたたみ式の携帯を取り出し、展開して通話ボタンを押して耳に当てがう。
「もしもし?」
「あ、俺だ。郁だ」
「郁、何の用?今忙しいんだけど」
「お前、浩介くんの事調べてんのか?だったらもう良いぞ。先刻ニュースで犯人は自殺したと発表された。それだけだ、じゃあな」
ブツッ、プー、プー──郁は電話を切った。
私は携帯を折り、ポケットに仕舞って外に出た。
犯人が自殺?ホントにそうなの哉。
「ん?」
私は近くに妙な窪みを見付けた。
成る程。此処に在ったのがあそこに移動している、そう言う事ね。
私は現場を跡にし、学校へと戻った。
学校に着くと、時刻は正午を回っていた。その為、私は教室へは戻らず、購買に寄ってお昼を買い、屋上へと上った。
あそこに座って食べよ。
私はフェンスの前に設けられた椅子に向かって歩いた。
途中、貯水タンクの方に向かって黒っぽくて赤い何かが点々と付いているのを見付けた。血痕だ。
私はそれを辿ってみた。
血痕は貯水タンクのパイプの下まで続いていた。
私はパイプの下を覗き込んだ。
そこには、大きく広がった黒い染みの様な物と男子用制服の袖に付いているボタンが一つ落ちていた。
私はハンカチを取り出して手を突っ込み、ハンカチ越しにそのボタンを掴んで目の前に持ってきてニヤリと笑った。
真犯人が解った。
私は携帯を取り出し、郁にある人物を屋上に連れて来る様にメールを送った。
後は目撃証言だ。
私は職員室に行き、昨日、宿直で泊まった担任の吉川 巽先生に変わった事が無かったかを訊いた。
「そう言えば夜中、坂井と平井が学校に忍び込んでたのを見たな。あんな時間に何しに来たんだか」
「有り難う、先生」
私をお礼を言って再び屋上へ上った。
そこには、私が呼び出した人物が既に来ていた。その人物とは、坂井さんと平井である。
「ごめんね、こんな所に呼び出したりして」
「否、良いよ。暇だったし。で、話しって何?」
そう言って平井は私を疑問視した。
「ああ、話しってのは、時津風 浩介の事なんだけど」
私がそう言った途端、二人は顔をしかめた。
「殺したのはあなた達ね?」
「えっ、何よいきなり?変な事言わないでよ。第一私たちがそんな事する筈無いじゃない」
「それじゃあこれは何かしら?」
私は平井に拾ったボタンを出して見せた。
「そこの貯水タンクのパイプの下に落ちてたわ。これ、平井のでしょ?」
平井は慌てて左右の袖を確認した。
「何言ってんだよ?僕のはちゃんと付いて・・・っ!?」
だが、彼の袖にボタンは付いていなかった。片方だけにしか。
「あ、そうそう。昨日の夜中、二人とも学校に忍び込んで何してたの?」
「な・・・何で知ってるのよ?」
「宿直の先生が見てたのよ」
その言葉に坂井さんと平井はエクスクラメーションマークを浮かべた。
「そうか。だからあの時・・・」
二人の脳裏に先程の事がフラッシュバックした。
それは、廊下ですれ違い様に先生が言った時の事だった。
「お前ら昨日の夜中、何処に居た?」
二人は一旦顔を合わせ、家に居た、と嘘を吐いた。
「そっか、見られてたのか。だったら殺しておけば良かったね」と坂井さん。
何処まで腐ってんだこいつは!?
「それにしてもよく解ったね。僕のそのボタンと先生の証言だけで」
「まあね。けど一つだけ、解らない事があるの。遺体が発見された河原の石なんだけど、何で一ヶ所に集めたの?」
「ああ、それはゴミ袋に入れた遺体を川に沈めようしたからだよ。でも、偶々通り掛かったお巡りさん殺して罪を被せたから必要無くなったけどね」
「お話しはもう終わりかしら?」
と坂井さんは笑みを浮かべて、私に近付いて背後を取り、私を拘束した。
「ちょっ、どう言うつもり!?放して!」
「此処まで辿り着いたご褒美に冥界へ送ってあげる。永遠の若さと美貌が保てるわ。良かったわね」
「い、嫌!郁を残して死ぬのは嫌よ!」
「郁?ああ、私たちを此処に来る様に言った子ね。安心して頂戴。後でちゃんとあなたの下に送り届けてあげる。悠二、殺っちゃって」
平井はお尻のポケットから折り畳み式のナイフを取り出し、シャキンッと展開させて私の心臓を目掛けて突き刺した。
グサッと肉を貫く鈍い音がした。
私、死ぬのね。さよなら、郁・・・って、痛くない、何で!?
私は目の前を確認した。
黒い何かが私の視界を覆っていた。
私はその何かが、郁の背中である事に直ぐ気付いた。
「か、郁!?」
「うっ・・・」
郁は呻き声を上げ、その場に崩れ落ちた。
胸には平井のナイフが突き刺さっている。
「郁のバカ!何で私なんかの為に!?」
「裕香理ちゃん、行こう。今の須郷さんは気が動転している。放っておいても大丈夫だ」
平井はそう言って、坂井さんと共に去って行った。
私は二人を追う事も無くその場にしゃがみ込んだ。
「すまない・・・。俺はもう・・・。残念だけど、此処で・・・お別れだ・・・。俺を追って、自殺なんか、すんじゃ、ねえぞ・・・。解った・・・な?」
「駄目!置いて逝かないで!私、あんたが居なきゃ、生きていけない・・・」
「バーロォ、何言ってやがる。俺が居なくたって、生きていけんだろ。て言うか、自分の身ぐらい、自分で守れ。じゃあな・・・」
そう言って、郁は息を引き取った。
「郁のバカ、私を置いて逝くなんて・・・」
私は堪えきれず、涙を流した。
その時、光りが私を包み込み、頭に声が響いた。
「汝、彼を助けたいか?」
誰!?
「我は全てを見通す者なり。汝、我の問いに答えよ。彼を助けたいか?」
全てを見通す者?何だか解らないけど、助けたい。もしその為に何か対価必要なら、私の体を喜んで差し上げましょう。だからお願い、郁を助けて!
「承知した。汝の願い、受け入れよう」
声はそこで途絶え、私を包んでいた光りも消え失せて視界が蘇った。
途端、私の体は力を失って横たわり、魂が空中に飛び出した。そして代わりに、郁の体からそれが抜けて私の肉体へと入って行った。
郁の魂が入ったその体は、ピクッと一瞬揺れたかと思うと、徐に起き上がった。
(あれ、俺生きてる!?)
私の肉体は心の内でそう思い、目の前に横たわる郁のそれを見た。
(これって俺だよな・・・?)
私のそれは、どうなっているんだ、と言う顔をした。
(そうだっ、聡美は!?)
咄嗟に立ち上がり、辺りを見回す私のそれ。
「聡美、何処に居るんだ!?」
そう叫んだ直後、私のそれは感嘆の表情を作る。
(い、今のって・・・?)
「あー」
私のそれは声を出して延ばした。
(これ、聡美の声だ・・・)
私のそれは屋上を跡にして男子トイレに駆け込んだ。
私はそれを追った。
私のそれが、鏡を覗き込んで全身を確認している。
(どうなってんだよ!何で俺が聡美に!?)
その時、男子トイレに数人の男子が入って来る気配を感じた。
私のそれ─以降、私と呼ぶ事にする─は、咄嗟に空の個室に入り、ドアを閉めた。
それとほぼ同時に、数人の男子がトイレに入って来た。
個室に隠れた私は、男子がトイレから出て行くのを息を殺して待つ。
(頼む、早く出て行ってくれ!)
私が心の内で叫ぶと、思いが通じたのか、男子共はトイレを跡にした。
「はぁ・・・」と安堵の溜め息を吐いて、私は胸に手を当てた。そして落ち着いた所で、私は個室を出て扉の前まで行き、ドアを開けて誰も居ない事を確認して飛び出し、隣の女子トイレに入って再度鏡を確認した。
そこには、肩まで伸びた真っ直ぐでサラサラな黒髪につり目の可愛い少女が写っている。それは間違い無く私の姿である。
「フッ」
私は不適に笑い、私の体を躊躇いながら改め始めた。
「ダメーッ!」
私は咄嗟に叫んで私の頬を思いっ切り殴り付けた。
「痛っ!」
私は頬を押さえて疑問符を浮かべた。
当たった?
私は試しに、肉体の髪の毛を一本、引っこ抜いてみた。
「痛っ!」
私が頭を押さえた。
「こんな事するのは聡美ぐらいしか居ねえな。聡美、居るのか?」
郁が私の存在に気付いてくれた。けど一体、どうやって応えれば・・・?
私は方法が無いか考えてみた。
そうだ、水道の蛇口を捻ってみよう。
私はゴクリと唾を飲み、水道の蛇口を回してみた。
栓が開かれ、蛇口から水が放出される。
「聡美、なのか?」
その問いに私は、水の出を強くしたり弱くしたりした。
「教えてくれ聡美!何で俺は聡美の体に入ってるんだ!?」
そ、それは流石に答えられないわね。ん、待てよ?
私は私の後ろに回り込み、背中に指を当てた。
驚いてビクッとする私。
だが私は構わず文字を書いた。知らない、と。
「そうか、知らないのか」
ごめんね。
「否、良いよ。気にしてないから」
有り難う。それよりポケットから携帯出して。
私はポケットに手を突っ込んだ。
「携帯無いよ?」
えっ、嘘!?
「マジ」
一寸此処に居て!
「一寸って何処行くんだよ!?」
私はその問いを無視し、ドアをすり抜けて教室に向かった。
多分、坂井さんが盗んだんだ。通報を阻止する為に。
居た!
私は屋上に向かう坂井さんと平井を見付け、後を追って屋上に出た。
平井が私の携帯を取り出し、遺体の手に握らせた。そして自分の携帯で110番通報をする。
拙い、このままじゃ私が犯人にされちゃう!
私は慌てて。否、待て!落ち着け私!
私は深呼吸をして冷静に考えた。
今の私は幽霊だ。ならば他の生き物にも乗り移れる筈・・・。
私は平井の後ろに立ち、溶け込むかの様に平井の肉体に重なった。
「えっ!?」
右手で110を入力し終え、通話ボタンを押そうとしていた平井が驚いて硬直した。
「悠二、どうしたの?」
と坂井さんが平井を疑問視した。
私は平井の左手を顧みて握ってみる。
平井の左手が私の意のままに動いた。
「悠二?」
「ごめん裕香理ちゃん」
私は平井の口を開き、平井の喉を使って平井の声で言うと、振り向いて坂井さんの鳩尾に拳を一発放った。
「うっ!」
坂井さんは呻き声を上げ、気を失ってその場に倒れた。
私はそんな彼女を尻目に自分の携帯を遺体から取り、平井のと共にポケットに仕舞って女子トイレの前に移動した。
「郁、出て来て」
私がそう言うと、ドアが開かれ、私がデッキブラシで襲い掛かってきた。
「うわぁっ!」
私は慌てて避けた。
「待って郁!聡美だよ!」
「えっ、聡美?」
私は頷いた。
「でもどっからどう見ても平井じゃ・・・」
「それは私が平井を乗っ取ったからよ。はい、携帯」
私は平井のポケットから携帯を出して私に渡した。
「それ使って警察呼んでよ?そんで坂井さんを警察に突き出して頂戴」
「平井はどうすんだよ?」
「平井は私の物にするわ」
「・・・解った」
私は110番して事件が起きた事と坂井さんが犯人である事を告げ、電話を切った。
「郁、屋上へ戻ろう。坂井さんが逃げるかも知れないから」
「うん」
私たちは再び屋上へと足を運んだ。
「待ってたよ悠二。あんたなら必ず戻って来ると思って。それより私を裏切る気?」
と意識を取り戻していた坂井さんが私の前に現れて言った。
「君にはもう飽きたんだよ。今日から僕は須郷さんに付いて行く」
「そんな、嘘でしょ?悠二、私の事が嫌いに成ったの?」
その問いに私は頷いた。
「そう。じゃあ今までの事は全て警察に話すわ。殺ったのは平井 悠二だ、ってね」
「何言ってんの?殺ったのは君だよ。全部君が一人で殺ったんだ。僕は一切関与していない。そうだよね?聡美」
と私は私の腰を小突いた。
「うん、そうよ」と話しを合わせる私。
「酷い、酷いよ悠二・・・」
坂井さんは悲しそうな顔をして涙を流した。そしてその場に膝を着いた。
それと同時に警察がやって来て坂井さんを連行して行った。
(違うんだ裕香理ちゃん!)
と平井が心の内で叫んだが、彼女には聞こえなかった。
「これで終わったんだよね?」
「ああ」
私たちは向かい合い、抱き合った。
「聡美」
「郁」
そして、お互いの唇を重ねた。
Happy end!
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