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おかしな短編

アホの鳥

作者:井川林檎
鶏肉は主婦の味方です。
 昔々あるところにアホの鳥がいました。
 アホでしたが食べたら旨いので、それが唯一かつ最強の自慢でした。

 ある時、
 「こんなに俺は旨いんだから、他に取り柄を伸ばそう」
 と、鳥は思いました。

 それから、ただ旨いだけだったアホの鳥の快進撃が始まりました。

 めっちゃ筋トレしてすごい感じになりました。
 ガリ勉して満点とりました。
 事業起こして成功し、毎晩大人の店でお大尽でした。

 もう彼はアホの鳥ではなく、鳥になりました。

 金のあるところに女は寄ってくるものです。
 鳥であるにも関わらず、鳥はイイ女に囲まれていました。毎日酒池肉林の日々を過ごし、この世の春を満喫しておりました。

 「ああ、俺はあれほど努力したからなあ」
 と、鳥はますます自分自身の事が好きになりました。
 旨いだけで鳥としての価値は十分だったのですが、今では色々なオプションがついて、大変お買い得な鳥になったわけです。

 鳥は内心、大得意でした。

 ある日、鳥は仕留められました。
 俺は超うまいんだぜと羽をむしられつつ鳥は余裕でした。

 だけど板さんは、鳥さんをさばくだけさばいてから、
 「あ、これもうあかんわ駄目なっとる」
 と、ポイしました

 ポイされたのを野良さんが来て食べたけど、オエーしました。
 肉になった鳥さんは、今度さばかれる時は、絶対にただのアホでいようと思いました。
 旨くない鳥は、いくらマッチョで学があって金持ちだったとしても、ただの鳥以下なのでした。

 ちなみに10秒後、鳥さんは復活して、またもとのアホになっていました。
 その後、鳥さんは、
 「俺はアホだけど旨いんだぜ」
 と言いつつ、アホなので今までの経緯を全て忘れてしまいました。

 アホの鳥はまた、自分磨きをしたくて堪らなくなりました。
明日は鶏肉特売。

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