僕と彼女~月明かりのもとで~
お疲れぎみのあなたへ
第一部 【 僕 】
都心の片隅
ワンルームの部屋
憂いを帯びた彼女≪あなた≫の横顔
微かに照らす
深更≪しんこう≫の月
闇にとけこむ
ため息ひとつ
静かにたゆたい部屋を満たす
僕が吸い とれたなら
そっと寄り添い
ゆびさき舐≪な≫める
第二部 【 彼女 】
微かに感じた
ほのかな温もり
指先濡らす
ベルベットの舌
月夜にきらめく
黄金≪きんいろ≫の瞳
針のごとく
鋭く光る
闇に溶け込む
漆黒≪しっこく≫の毛なみ
そっと抱き寄せ
はんなり微笑む
わかっているわ
ごはんでしょ
『にゃあ!』
こんにちは、初めての投稿です。よろしくお願いします。