第三戦:相棒選び
痛い子を見る目から逃れるために先生を急かして武器選びに来た。実際自分がすべて悪いのだが。
着いたところは校舎内では無く同じ敷地内にある病院だ。主に負傷した団員が入院するところだが、医療科の授業や研究などにも使われている・・・・・らしい。行く途中にこっそり蓮に聞いた。
そこから病院の奥の方にあった部屋まで来た。どうやら大きな部屋のようで中に大きな機械がたくさん並んでいる。
「よ〜し、手順説明するぞ〜まず中に居る人にどうしたらいいか聞け。以上。」
「うっわ、適当すぎんだろ…」
「よく教師なんかやってるね。」
俺を含めて何人かから批難が上がるが、先生はまったく気にしていない。蓮のキツイ一言も無視である。
しょうがないのでゾロゾロと部屋に入っていくと若い温和そうな女性職員が
「あら、いらっしゃい。戦闘科の新入生ね?え〜まず女子は隣の部屋へ行ってちょうだい。男子は上だけ脱いで空いてる機器から並んで。全部回ったら私の所に来てね?分からないことがあったら職員に聞くのよ?」
桜木先生よりはるかに分かりやすい。女子が隣の部屋って言わない所から教師失格である。
なんで採用されてんだ?アレ。女子が不満を言いながらまたゾロゾロと部屋を出で行く。
男子も女子が出で行った後に上を脱ぐ。ざっと見まわしただけでもみんないい体している。
そのまま順調にそれぞれが機器を回っていった。
「はい、お疲れ様。あなた達で最後ね?」
機器を回るだけだったのにやたら疲れた…
俺達がするときだけいきなりエラーを連発しやがった。蓮、俺、翔の順で一人2回のエラーは固い。
そのたびに機器を直して回った職員はヘトヘトで怒る元気もないようだ。
ちなみにほかの生徒はとっくに教室に戻っている。
「じゃあ渡された用紙を貸してね」
まわるたびにエラー起こしていった俺達に職員が最後の力を振り絞って一人ずつ用紙を渡していた。
ありがとう職員さん、あんたの犠牲は無駄じゃなかったぜ。向こうでへばってる職員を拝む。
「よし、じゃあ俺からいくな〜」
翔が用紙を渡すと、女性職員さんは用紙をじっくり読み、ブツブツなにか呟くと。
「あなたの武器は『日本刀』ね。武器管理庫でもらってらっしゃい。」
「ぉぉおお!!!」×3
武器ファイルNo.1
『日本刀』
分類:刀剣類 長さ:90cm〜1m 重さ:1〜1.2kg 発祥国:日本
日本古来からの武器で製法に高度な技術が使用される。折れず・曲がらず・良く切れるの3要素を高い次元 で実現させているため、刀剣類の中では最強と謳われるが、刀身が細く、堅くて頑丈なものを切るには向かないとされる。西洋の剣に比べると技量が必要。本作での日本刀は打ち刀を指す。
「やったーー!!かっきーじゃーん!!」
たしかに翔は剣道を幼いころからやってるので日本刀を扱いやすい体つきになってても不思議ではない。
翔は武器受け取り用の用紙を貰うと小躍りして喜んでいる。他の生徒は武器庫に武器を取りに行っただけらしい。もう教室に着いてるかもしれないが。
「よっしゃ!!次は俺だ!!」
用紙を渡すと職員さんはまたじっくり読んでブツブツ呟くと。
「あなたは…『ナイフ』ね。」
「へ?」
武器ファイルNo.2
『ナイフ』
分類:短剣、短刀類 長さ10cm〜30cm程度 重さ200g〜300g程度 発祥国:全世界
主に短剣、短刀のことを指す。戦闘での補助的な役割、狭い場所での戦闘、護身用などに使われる
世界中に同じような用途のナイフが存在するが、その形状は地域、文化、時代によって異なる。
ちなみに『ナイフ』は汎用の刃物を指し、武器としての刃物は『ダガーナイフ』を呼ばれる。
「な、ナイフって…あのちっこい剣みたいな?」
「そう。」
「……じ、地味だ…」
「そんなことないわよ〜立派な武器よ?」
ナイフって言えばRPGの主人公の最初の武器ってぐらいしか印象が無い、つまり地味。
「い、いやだ〜〜変えて〜もっとかっこいいのがいい〜〜!!!!」
「な、なに言い出すの!ダメに決まってるでしょ!!
「いいじゃんかよ〜変えてくれよ〜美人のおねぇさん!!」
「え?そうかしら…でもアイツったら全然かまってくれなし…ブツブツ。」
なんかいろいろあったらしいが、気にせず変えてくれるように頼む。もしかしたら変えてくれるかもしれない
蓮もなにか言いたそうな素振りをみせている。そういやこいつはまだやってないがとりあえず後回し。
「あの〜そろそろ僕の見てくれませんか?」
「でも、出会ったころはもっと情熱的で…ブツブツ。」
「なぁ〜聞いてる?もっと勇者の剣みたいなのにさ〜。」
「いや、早くしないと…遅れてんのに…」
「フッフッフッフッ、君にはナイフがお似合いだよ。」
「な!! てめぇ!! 調子のってんじゃねぇ!!」
翔が勝ち誇った顔でこっちを見ている。完全に調子に乗ってる。粛清せねば。
「仕事仕事って合ってもくれないし…ブツブツ」
「…………」
「ひがんでじゃねぇぞ〜〜いいじゃないか〜ナイフ〜。かっこいいぞ〜」
「てめぇ!それが調子に乗ってるんだよ!ぶっ殺す!」
「クリスマスもメールだけだし…バレンタインも会えないし…ブツブツ。」
女性職員さんが一人でいじけて俺達二人がケンカしていると。
「いい加減にしろよゴミども。」
一瞬にしてその場の空気が凍りつく。俺達はもちろんのこと職員さんまで凍りつく。
そんな大きな声じゃないのにイヤに腹に響くドスの聞いた声。聞こえた方に振り向くと満面の笑顔の蓮。
ただまったく目が笑っていない。とても怖い。
「早くしましょうね♪」
「い、イエッサー…。」
なんか蓮の裏側を見た気がする…こいつを怒らせるのはやめとこう…
投稿初心者なんでヘタクソです。ご勘弁を〜
アドバイス、感想、質問などよければどうぞ〜^^
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