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ワールドネイション  作者: 雷帝
第二章:草原編
36/39

草原の戦塵5

こちらも何とか書き上がりました

次は竜のお話を頑張ろう

 帝国は本当の意味での国名を持たない、ただ「帝国」とのみ自らを名乗る。

 そして周辺の各国からは「新帝国」とも呼ばれる国だ。

 新があれば旧もあるのが世の常で、かつてこの地には「古帝国」と呼ばれる大陸北部一帯を支配する大帝国があった。

 が、老いた老木が朽ちたその身で己の重さを支えきれず倒れるように、「古帝国」もまた腐敗が進み、遂にある時皇帝の急死と、正式な皇太子の選定が未だであった事から当時有力な五人の皇子中四人の間で内乱が発生、「古帝国」は戦火の炎の中に滅び去った。

 皇家の血筋も互いに争いあい弱った所をここぞとばかりに勃興した被支配層の反乱によって滅びる中、唯一残ったのが皇帝位争いから一歩引いていた第三皇子の勢力圏のみが結果として生き残り、そこへ旧帝国の残存勢力が逃れ、やがてこれが「新帝国」の基となった。第三皇子が皇帝位を競う戦乱に参加しなかった理由については公式の「新帝国」の記録においては「無様な争いを続ける事による帝国の崩壊を予見していた為」とされているが、他にも「愛する奥方が病床にあった為」「単純に他の四皇子と戦えるだけの戦力を集められなかった」「文人肌で争いそのものを嫌っていた」などといった説がある。

 いずれにせよ「古帝国」の正当なる継承国家である「新帝国」は初代皇帝と後に呼ばれるようになった第三皇子(当時は皇帝を名乗っていなかった可能性が高いとされる)こそ混乱する勢力圏の安定化の為に生涯を費やし、新たに成立した周辺の小国家群への攻勢を行わなかったものの、跡を継いだ二代目皇帝は安定した国内事情に加え腐っても大帝国、そこから零れ落ちた量であれ周辺諸国家に比すれば遥かに人材と経験は豊富で、それを背景に遠征という名の併合戦争を実施。初代の心血を注いだ政策と生き残った優秀な帝国文官達によって逸早く安定した「新帝国」に対して、戦争ゲームとも言うべき小競り合いに興じていた小国家群は抵抗する余地もなく次々と滅ぼされ、併合されていった。

 もっとも、先に同じく当時の書かれた民の記録を見る限り、当初こそ独立という言葉に熱狂したものの権力争いに興じる小国家群の新たな王達に民は既に呆れ果てていて、むしろ「新帝国」による併合を歓声を上げて迎え入れたという。

 

 二代目皇帝によって一気に膨張した「新帝国」はその後も「内政」「侵略」を交互に繰り返すような状況の中着実にその版図を広げていき遂に草原の民とも接触する事となった。

 「古帝国」時代には自治権を認める代わりに貢納を受けていたとされるが、同様の事を求めた「新帝国」に対して草原の民は拒絶。

 ここに戦乱が勃発し、当初こそ「新帝国」は連戦連勝を重ねたものの、やがて草原の民が部族ごとにバラバラに戦うのではなく連携してのゲリラ戦を仕掛けた事によって次第に戦況は悪化、遂に撤退に追い込まれるに至った。

 以後、幾度も侵攻が重ねられたのだが、同じように周辺国家を吸収、再編された事で「新帝国」の周囲の国も併合が容易な小国ばかりではなくなり、大国と呼べるだけの国力を備えた「生き残った国」と国境を接するようになった。

 こうなると、「新帝国」としても草原への侵攻を長らく停止させざるをえなかった。

 攻め込んでこようとしない草原の獣人達と異なり、周辺に成立した同じ人族の国家の中には「新帝国」の領土に対して食指を伸ばしてくる国家があったのだ。

 これが帝国に比して弱小の国なら「生意気な」で済むが、帝国と同等かそれ以上の規模を誇るような国相手だとそうは言ってられない。そして、優先度というものをつけるなら、「長年攻め込んで来なかった国らしきもの」よりも「現実に今、攻め込んで来る気配のある国家」が優先されるのは当然だ。

 そして、友好を築いてきた国同士の間で起きたちょっとした揉め事ならともかく、互いに周囲へと侵略の手を伸ばす事で大きくなってきた軍事国家同士となれば想像以上に体力も時間もかかる。実際、帝国が互いに戦争で他国を併合する事で膨張してきた国家同士であった事から引く事は出来なかった。


 こうして、草原の民に手を出す余裕のなくなった「新帝国」であったが、結果として繁栄する事になったのが現在の草原北部にある要塞都市「シチート」だった。

 草原の民と争っている最中は危険を冒してでも一発を狙う商人などが訪れる事はあれど、基本戦場になる可能性が高い場所に好き好んで来る奴はいない。商人達とてちゃんとした紹介でもない限り、砦自体には入らせてもらえない。

 そうなると砦の外で野営するしかないが、ここは野生動物が普通に蠢く地だ。危険は極めて大きい。

 必然的に城塞の頃は訪れる者も限られていた。が、戦乱が止めば話は別だ。

 逞しい商人達は積極的に草原の民との交易を図り、「新帝国」の砦守備隊も当面、草原の民との関係悪化は避けたい情勢の為にそうした商人達を止めはしない。

 そうなると、どこかに中継点が求められるようになり、砦の傍の方が少しでも安全と周辺に宿や補給所が出来るようになり、何時しか町となり、それを覆う壁が出来、しかし、更にその外に……と何年何十年と平穏な時代が「新帝国」と草原の民の間で続く内にかつての砦は「都市シチート」に囲まれた要塞となってしまっていた。


 「おまけに交易が盛んなお陰で街中に獣人も普通にいる、と。まあ、お陰で侵入しやすいのは助かるな」  


 街の中に入る事自体は問題はない。

 さすがにある程度より内側、富裕層が暮らす地域以上は城壁も頑強で、そこに入るには最低でも都市に定住している必要があるが反面その外側では武器の所持すら許されている。まあ、街の外には普通にモンスターがいるのだから武器も持たず、護衛もおらず旅をする方が疑念を持たれるというのが現実だ。

 

 (とはいえ……)


 想像が当っていればこの街に捕らわれの草原の民の女子供がいるはずだが、こんな下層街に押し込めているという事はまずないだろう。

 

 (発覚した時騒動の種になりそうな案件だ。当然……)


 宿の窓、という名の壁に開いた穴から見えるのはかつての要塞をその元とする城。

 ティグレが考えている場所はその周囲、貴族街と呼ばれる一角だ。

 当初は城の中、という事も考えたが……一番厳重ではあるが反面、面倒も多い。

 そもそも帝国という国の全ての勢力が「草原の民に謀略を仕掛け、獣人とはいえ女子供を人質にとって草原を占領する」という意見で一致しているとはティグレは思わない。人というものは「三人寄れば派閥が出来る」と言われるぐらい意見が異なるのが当り前の生き物だ。当然、数が増えれば増える程更に細かい派閥が成立しうるものであり、帝国という巨大な国家ならば獣人に対して好意的な派閥だって当り前に存在しているだろう。そうでなくとも獣人達とは今後も中立で、という立場を取っている者となれば更に増えるはずだ。

 獣人の友人がいる、という者だっているだろう。

 純粋にケモナー、獣人が好き!なんて変わり者だっているだろう。 

 獣人との取引で利益を得ている者、獣人との戦争に利がないと考える者、理由は様々だろうが「中立・友好」であり続ける事を願う者は必ずいるはずだ。

 ……そう考えるなら、そうした勢力の者も出入りする城の中というのはいかにも拙い。百人の獣人がいれば狭い場所に押し込んで最低の食事を与えるにしても空間も食料も決して馬鹿にならない。それを運ぶ下の者達の口から「大勢の獣人達がいる」という話は漏れ出す。

 ……それぐらいなら、最初から貴族街にある屋敷の一つを「そうした用途」に用いた方がいいだろう。

 そんな事を鋭い視線で確認し続けていた。

 

 「まあ……何とかなるだろ」


 ――そして。




 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 

 「……なんて思ってた俺がいましたとさ」


 はあ、と漏れそうになる溜息を呑み込む。

 僅か三日。

 三日目の朝にはティグレは自分の考えがトコトン甘いものだったと思い知っていた。


 (甘かったなあ)


 城壁を乗り越えるまでは良かった。

 問題はそこからだ。

 城壁を乗り越えたティグレの眼前に広がったのは目当ての貴族街……ではなく、富裕層の住む一帯。王都ではなく地方都市だからだろう。裕福な大商人や貴族が建っている場所こそ違えど同じ城壁の内側に存在していた。

 それを見て、「さていくか」と思った所でふと気がついた。

 ……「どこに行きゃいいんだ?」と……。

 城壁の向こう側にあるのが一軒や二軒なら問題はなかっただろう。だが、実際には何十軒という屋敷がそこにはあった。

 さて、この内のどれが怪しくて、どれが怪しくないのか。帝国の貴族や商人の名前すらまともに知らないティグレには分かるはずもない。

 試しにうろついてはみたものの、どこも怪しく見えるし、どこも普通にも見える。

 廃屋があったので「こういう時はここに何かあるものなんだよな」と入り込んでみたが、実際には何もない。一晩かけて探し回り、夜が明ける前に慌てて帰ったが、考えてみればある程度まとまった人数を見張るならば見張りもそれなりの数がいるはずで、人気がない時点で気付くべきだったというのは宿に帰ってから気がつく始末。

 情報が必要なのだが、ティグレ一人では出来る事などない。 


 (こうも俺の力が戦場に特化してたとはなあ……)


 時間がない以上、強引にでも突っ込んで探すしかないだろうか、そんな危険な考えに至りかけてやめるの繰り返しだ。

 そう悩むティグレの座るテーブルの席にどっかりと座ってきた男がいた。


 「よう、ここ座っていいかい?」

 「ああ、構わんよ……ッ」


 少し考えに集中していたのだろう。軽くかけられた声に了承の声をあげて……周囲に気がついた。

 背後に一人、周囲に更に三人程度か?

 警戒を進めるティグレに対して、目の前の男は笑っていった。


 「ああ、気にしないでくれ。あんたが俺に何もしなけりゃそいつらも何もしねえよ」

 

 特徴のない男だった。

 顔立ち、服装、果ては獣人の鋭敏な感覚に伝わる匂いですら特徴のない……「一般人」というタイトルをつければそのまま当てはまるようなそんな男だった。それこそが、ティグレという豊富なサブカルチャーを知る男に強い警戒感を生む。

 そう、彼はその容易く一般人の中に埋もれ、もし見られたとしても印象に残らないという事の危険さを知っているのだから。

  

 「………」

 「警戒は弱めねえか……ま、当然だわな。だが、安心してくれ。俺は今回は話し合いに来たんでね……あんたにもいい話のはずだぜ」

 「………」

 「ここじゃなんだ、お宅の部屋で続きの話をしたいんだが?……お宅も騒ぎを起こしたい訳じゃねえんだろう?」

 「……いいだろう」


 言外に従わないならそれ相応の対応を取るという事を滲ませる男にティグレは頷いた。

 この街で衛視に目をつけられる時点で、ティグレの目的を達成するのは著しく困難になるのは間違いない。

 

 「……で、お前さん何者だ?」


 部屋に移動し、ティグレはやや苛立たしげにベッドに腰掛ける。

 元々、贅沢をする為の部屋ではない。ベッドを除けば椅子と小さなテーブル、衣類や貴重品を入れておく鍵のかかった固定式の金庫がある程度の部屋だ。ティグレがベッドに座ったのはどうせこの夜もここで寝る予定である以上、見知らぬ奴が座ったベッドに寝るのが何となく嫌だったからだ。 

 

 「まあ、焦んなよ……盗聴防止に魔具使わせてもらうぜ?」

 「……ふん」


 テーブルの上に小型の魔具をセッティングし、作動させる。

 軽い作動音と共に周囲の音が遮断される。気配が読みづらくなった事に内心舌打ちするが、使う意味は理解出来るのでティグレも何も言わない。


 「さて、そんじゃ長々とした話も時間の無駄だろうから率直に言わせてもらう。俺は盗賊ギルドの情報屋だ。あんたには情報を買ってもらいたいと思ってな」

 「……何故わざわざ俺の所に来る?」


 一瞬、余りに率直に言われた言葉に虚をつかれたティグレは少しの間を置いてそう口にした。

 そう、それだ。

 盗賊ギルド、その存在自体は分かる。しかし、何故その組織が自分の所にわざわざ足を運ぶのか……情報屋にした所で、馴染みの客、個人的には親しい友人、或いは金払いの良い上客といった関係を既に築いていたのならば情報を売りに自分からやって来る、というのも理解出来るが……生憎、自分はまだ一度もご利用出来ていない。

 当り前と言えば当り前の話なのだが、彼らも「盗賊ギルド」「情報屋」なんて看板を上げている訳ではない。隠れ家的な、看板を上げていない店が「そこに店がある」と知らなければ気付かないように彼らを見つけるのもまた至難の業だ。

 その疑念の言葉に少し考えた男だったが……一つ頷いて答えた。 


 「じゃあまあ、率直に言わせてもらうけどな……邪魔なんだよ、あんた」


 ピクリ、とその言葉にティグレは動きかけたが……。


 「あんたは潜入の素人、衛視達は見回りのプロ。これがまだ下層街ならいい加減な連中って事もあるだろうけどよ……大商人だの貴族だのが住んでる所見回りするような奴にそんなのがいると思うか?」

 「ぐッ……」


 そう言われてしまえば、反論など出来ようはずもない。

 例えば、柔らかい地面を踏んでしまい、つけてしまった足跡。

 例えば、ちょっと引っ掛けてしまい折れた小枝。

 例えば、見られていないと思って動き、その実見られた結果広まる怪しい影の存在。

 そうした報告が複数上がってくれば何者かが侵入したと判断されるのは当然の事だ。おまけにティグレは気付いていなかったが、彼が帰りに壁をよじ登った瞬間を目撃した者もいた。幸い、というか瞬時にティグレが壁を乗り越えた為に幾ら盗賊でもあれ程速く壁を乗り越える事は出来ないだろうと判断された事と、遠目だった事から「見間違いかもしれない」ぐらいの判断にとどまっている。

 それ以上に、まだ一日二日だった事から「盗賊ギルドが大規模に動いているのか?」ぐらいに判断されていたようだ。盗賊ギルドも馬鹿ではないし、貴族や大商人などはギルドと繋がりのある者も多い。なので彼らは余所者が入り込んだか、ギルドが情報収集に走っていると判断した、らしい。

 もちろん、ティグレとて「ギリーマント」を使っていたのだが……実はアレはその元々の装備がそうであるように自然の中でこそその本領を発揮する。都市内での所謂シティアドベンチャー系シナリオにおいては効果が下がる。そっちにはそっち専用の装備があるのだが、そちらはティグレは持っていなかったのだ。


 「とはいえ、警備してる連中だって上から『気にするな』って言われてもよ、連中の仕事だ。『はい、分かりました』ってその場では言っても、本当にそうする訳じゃねえ。お陰で警戒が強まっちまって、こっちは動きにくいったらありゃしねえ」

 「………むう」


 男は話していないが最初は盗賊ギルドとしてはバカにはとっとと退場してもらおうという考えだった。

 が、実際に動いてみれば毒を仕込んでも気付かず飲んでしまった癖に、全く効いた様子はなし。

 ならばとギルドの腕利きに殺しを依頼すれば腕利き程「割りに合わん」と言い出す始末。

 ギルドが処分を考えたのはあくまでその方が楽と考えたからこそ。そうではない、楽ではない相手だと判明すればおのずと取る手段も変わる。男がこうしてやって来たのは盗賊ギルドとしては次善の策だったという訳だ。無論、そこら辺の詳しい事情を男が話すはずもないが。


 「分かったかよ?で、お前さん金はあるのか?そうでないならこっちとしてはまた別の手を考えねえといけねえんだが」

 「あるが、相場が分からん。幾らぐらいだ?」

 「あんたが欲しい情報の内容にもよるな、どんな情報だ?」

 「………ふむ、それはな……」


 ティグレの金自体は奪ったものだ。

 ティグレの持つ金は最初の戦で攻め込んできた軍勢が必要時の糧食の購入費用などの軍資金として、或いは貴族が個人的に持ってきていた金を頂いたもの。常盤自身は「いらない」とまとめてティグレに渡してきた為に今後何かと使う場面もあるかもしれないと、放り込んでいたものだ。尚、貴族が金を持ってきているのは最低限の支度は軍資金から出るものの、貴族がそれ相応の見栄を張るのは自前になるからだ。下手に差をつけた挙句、戦場で妬まれると厄介なので「贅沢したいなら自分の金でやれ」というのは常識になっている。

 万の軍勢とそこに属する貴族の財布の中身だ。単純に暮らすだけなら一生遊んで暮らせるぐらいの金はある。金に関しては銀貨金貨共に大陸共通というのも幸いした。故に。 

 とはいえ、まさか詳細に情報の内容と探す理由を話すのも問題だ。言葉を選びながらの内容になったが、さすがに細かい事情を隠しての情報を求める客などゴロゴロしている盗賊ギルドの情報屋をやっている事もあってそこら辺は細かく突っ込んではこなかった。

 内容を聞いた上で、しばし考えた男から言われた金額は――。


 「それなら大丈夫だ、問題ない」


 男から相場の料金を聞き、ティグレもほっとした様子で答えた。

 少しだけ迷惑料として割り増しになっていたが、情報自体がその情報を欲しがる相手や時期次第で価値が大きく上下する代物なので相場などあってないようなものだという事もある。 


 「じゃあ、分かり次第伝える。現場までの案内もしてやるよ」

 「サービスがいいな」

 「言っただろうが、素人にうろちょろされたらこっちが困るんだよ」


 そうして、求める情報がティグレの元に届いたのはそれから二日後の事であった。

  


こちらも随分と間があいてしまいました、申し訳ありません。何とか完成です

書いてる時に限って別のお話の展開やネタが思いつくのは何故でしょうね……


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