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26 車選び

同じ値段で高級外車と中古の国産軽自動車が売っていたら、果たしてどちらを購入するだろうか?


 ウサギの人、アズハルさんのトラックで僕とナインティーンは街に戻った後、彼が経営する酒場兼宿屋で合流することを彼と約束した。


 その際、連れの由香里さんに難癖を付けられるのを防ぐため、アズハルさんの依頼は十一区で受けたと話をあわせることにして彼と別れた。


 僕は、街の警備の詰め所でバイクを回収して由香里さんが待っている同じく酒場へと向かう。


 東十二区の大きさは十一区と大して変わらない。酒場は街の中央に幾つか合った為、由香里さんを探すために幾つか酒場を回った後、彼女を見つけた。


「遅かったわね。もうお昼を食べ終わったわよ」


 そう言って彼女は食後に一杯やっていた。


「僕は別の酒場で少し野暮用があるんですが、どうしますか?場所を移動するか、それともまた此処に迎えに来ますか?」


「野暮用?」


「少し別件で依頼を受けていたんです。その雇い主と別の酒場で待ち合わせをしているんです」


「別件で依頼って……私の護衛はどうなるのよ?」


「支障は出なませんよ。なにせ別件の依頼はもう既にこなしましたから、後はお金を貰うだけです。由香里さんの事は、明日、間違いなく十二区まで送り届けさせて貰いますよ」


「それなら良いんだけど。そうね……面白そうだから、同伴させて貰おうかしら」


 僕が彼女に尋ねると彼女は興味を持ったようで、同伴することを選んだため、僕と由香里さんはアズハルさんと約束していた酒場に向かった。


 酒場にはもうアズハルさんが到着しており、席に座っている。ピンと立った長い耳で直ぐに見つけることが出来たのだ。


「アズハルさん。お待たせしました」


「いえいえ、構いませんよ。そういえば、そちらの方は街の入り口の詰め所で会いましたね。私はこの街で商いをやっているアズハルと言います」


「存じてます。父の納品を手伝って、何度かお見かけした事もありますから。私は十二区で商店を営んでいる中島と言う者です」

 

 由香里さんはそう言ってアズハルと挨拶を行って席に座る。


「そうですか……。彼女が貴方の護衛対象なのですか?」


「そうです。明日この街を早朝に出発して十二区まで送り届ける予定で居ます。あっ、そうだ。すいませんが彼女の部屋も用意して頂いて構いませんか?」


 今夜は、アズハルさんのお陰で宿に泊まれる事になっていた。護衛対象が近くに居ないのは不味いもんね。


「良いですとも。オーガ騒ぎのせいで部屋には空きが在りますから」


「…………ごめんなさい。私、今は余り持ち合わせが無いんだけど」


 アズハルさんの承諾は得たが、由香里さんはそう言って困った顔をした。勿論、僕は“無償”で部屋を用意できるかというつもりで聞いたのだけれど……


「はははっ。ユキさんのお連れということで、今回はサービスさせて頂きますよ。無料で構いません」


「本当ですか?」


「ええ」


「あっ……ありがとうございます。その……賊に襲われて金銭的な余裕が無いもので……迷惑をかけます」


「そうですか……いえ、気にしないで下さい。うちにも品物を入れているという方ならなおさら助けるのは当然の事です。失礼ですが何を扱ってらっしゃるのですか?」


「私の父は主に食料と雑貨を……最近、少しだけ武器関係の山を分けて貰えるようになったので※含水爆薬がんすいばくやくとサブマシンガンを少々扱ってます」


※アルテ○クスの事:火が着いても爆発しない


『爆薬か……バリケード何かを除けなきゃいけない時を考えると買っておいても損は無いかな』


 爆薬……そんなものまで僕は扱うことに成るのだろうか?


 由香里さんは更に話を続けた。


「ですが……輸送に使っていたバンごと父は賊に撃たれてしまって……私は一人、なんとか逃げ出せたんですが……。ですので暫くは十二区に限定して品物を卸して、車代を稼ぐしか在りません」


「それはお気の毒に……もし、またこの街に品物を卸せる様になった際には是非、私に声をお掛け下さい」


「そうですね。その時は宜しくお願いします」


「ところで、本題ですが。ユキさん。今回はありがとうございます」


 来た!


 アズハルさんはそう言って僕に紙袋を渡した。封筒を覗き込んで中身を確認すると……凄い。札束が入ってる!!


 お札は百ドル札で雷を捕まえた男、ベンジャミン・フランクリンが描かれている。


『枚数と偽札じゃないかを確認しとけよ』


 ナインティーンは浮かれる僕に釘を刺した。


「いえ、“アズハルさん”からの依頼を果たせて良かったです。あの“オーガ達”には少し手を焼きましたけど」


「そうでしょうね。自治会がいつまで経っても動いてくれないので、私のほうで独自にハンターを雇ったのですがやられてしまった時はホトホト困った物でしたよ。ですが、このままでは他の街への往来に支障がでますから、今度は貴方にお願いしたわけです」


「随分とこの街のために骨を折られているみたいですね。ですが何故です?自治会はどうして動かないんでしょうか?」


「情けない話、私も自治会の一員なのですが、他のメンバーの腰が重くて……ハンターを雇おうという案は結局承認されなかったのです」


「それで、自分の懐を痛めてまで私に依頼をしたんですか」


「ええ。街の安全は当然ですが、今回の件は商売を行っている私にとっては死活問題でしたからね。この街が交易を行っているのは十一区と十二区だけではありません。被害が拡大すれば、私たちの街を素通りする形で南ルートを通って他の街は交易を進めて居たでしょう。そうなればこの街はお終いです。何故それが理解できないのか……全く今の自治会のメンバーについては理解に苦しみますよ」


「ですが、これで僕が倒したオーガは全部で四匹。目撃されていたオーガの数と一致しますから、ある程度は安心できるんじゃありませんか?」


「そうだと良いですね。ところで街の近くで今回私が回収を手伝ったオーガは三匹でしたがもう一匹はどこで討ち取られたのですか?」


「十一区よりの森の近くですね。今回の三匹の中に居たハイオークよりは小ぶりでしたけど残りの二匹よりは少し大きかったと思います」


「そうですか……その話をもしかして中島さんもご存知だったりしますか?」


 アズハルさんは、四匹目のオーガについて由香里さんに確認を取るつもりのようだ。


「そうらしいですね。十一区で仕事を斡旋している酒場のマスターもそう言っていました。護衛を頼んで彼を紹介された時は大丈夫だろうかと思いましたが、話の通り……いえ、それ以上の人でしたね」


「そう言えば、あなたは彼がオーガを狩った所を目の前で見た事になるわけですよね?」


「ええ。死ぬかと思いましたけど、三匹のオーガをあっという間に倒してしまって。本当に驚いたわ」  


 なんだか……話が長くなりそうだ。


「すいません。僕、お昼まだなんで注文しても良いですか?」


「どうぞお気遣い無く。じゃあ私も飲み物を貰いましょうかね」


 そう言うとアズハルさんは店員を捕まえたのだった。


 僕は野菜の盛り合わせとスモークショルダー、そしてオレンジジュースを頼んだ。由香里さんはビールを、アズハルさんは人参のスティックとチーズそしてビールを頼んだ。


 その後は僕は食事をしながら、由香里さん視点での僕の活躍を暫くの間、聞くことになった。その活躍の殆どはナインティーンによるものだ。それを僕がやったかのように言われるのは正直、少し恥かしい。   

 僕は食事を取り終わった後、ガソリンの補給を理由にその場を一旦立つことにした。


「では、その前に部屋を取らせましょう。この酒場はちょっとしたホテルも営んでいるので」


 僕が席を立つことを伝えると、アズハルさんはトコトコと歩き酒場のカウンターに向かって、カウンターに立つ女性と話をした。その女性は狼だった。


 顔が狼なのだ。女性かどうかは、体系と服そして漂う雰囲気から判断した。


 アズハルさんはその女性からキーを受け取るとその鍵を僕と由香里さんに渡した。


「部屋番号はキーに書いています。私はまた晩にもう一度、此処を訪れます。是非、夕食をご一緒しましょう」


「解りました」


「私は部屋で休ませて貰うわ。お尻が痛くなっちゃったからね」


 そして僕等は解散した。荷物をホテルの部屋に置いた後に、お金を確認した。確かに二万ドルあった。透かしの肖像と偽造防止の模様を確認する。その後にホテルを後にした。


「まずは、ガソリンの補給と……それと銃弾かな」


 僕は今日も射撃の訓練をするつもりだった。そのために銃弾を買う必要がある。時間はまだ二時半。十分に時間がある。


『買い物を済ませた後、寄って欲しい場所がある』


 ナインティーンが、黒髪をひるがえして僕に振り返り告げた。


「寄って欲しい場所?」


『そうだ!』


 僕はガソリンスタンドで携行タンクのガソリンをバイクのタンクに移してバイクを満タンにして、携行タンクに補給を行った。その後は銃砲店を探しいつものように.45ACPのFMJを五百発購入した。その結果、懐が寂しくなったので魔石を売れそうなマナグッズを扱っているお店を探して魔石を売り払った。


「マナグッズを売ってるお店って、どこもエルフがやってるの?」


『知るか』


 ナインティーンはそう言ったけど、目の前の店員はエルフだ。背の高い男性で肌の色が濃い。俗に言うダークエルフという容姿をしている  

「かなり良いね、この石。凄く濃い色をしてる。大きさは他の二つと同じだけど、これに関してはかなりの高値をつけても良いよ」


 目の前のダークエルフはそう言って重さをメモしてから、ルーペで魔石を覗き込んだ。


「三つ合わせて五千で引き取る。どうだい?」


「五千ドルですか?」


「ああ。ちょうど携帯に便利で且つかなりのパワーのある石を要求されていてね。他のは二つは千ドルだけど、こいつは三千で買い取ろう」 


「それでお願いします!」


「あいよ」


   ・

   ・

   ・

  

「それで寄って欲しい所ってどこさ?」


 補給と魔石を売り払った後、僕は目の前の少女に訊ねた。


『ガスを入れたあたりにの区画で車を売ってる所が合っただろ?』


「うん。なんだか色々並べてあったね」


『今回、手に入った金で車を買いたい。二万ドルあればそれなりの車が買えるだろうしな』


「車!?」


『そうだ。……正直、バイクじゃ命が幾つ合っても足りない。流石に今回のオーガの一件はヒヤッとしたからな。相手の攻撃を受けなくても転べば大怪我する可能性がある。そこが怖い』


「はぁ……車。車ねぇ」


 僕が運転するんだよね?ちょっと怖いけどワクワクもするかな。


『遊びじゃねぇんだぜ?』


「解ってるよ。でもさ、しょうがないじゃん。男だったら車の運転とか憧れるものだよ?」


『そうなのか?アタイにはちょっと解らないな』


 バイクでの街中の移動なので直ぐに到着した。バイクを停めて並べてある車を眺める。


「いろいろあるね」


『そうだな』


「どういう車が良いの?」


 辺りには色々な種類の車が置いてある。どれが良いのかなんて判断がつかない。


『荷台がある奴だな。車は買うが、バイクは手元に残すつもりで居る。なにせ車じゃどうしてもいけない所ってのは意外と多いからな』


「他には?」


『走破性の高い車が良い。例えばあそこにおいてある※Uralウラルとか※※KAMAZカマズみたいにな』


※Ural-4320:ロシアの6×6の多目的オフロードトラックで10t車より大きい

※※ロシアのキャブオーバータイプのトラック


「えっ、あのトラックの事!?あれ滅茶苦茶大きいけど……でもってなんだか古臭い」


 彼女が指差した車、ウラルは大きな軍用トラックのような車で、古臭く見えた。


 そのトラックは元居た世界で見かけるボンネットの無いトラック(俗に言うキャブオーバー)では無く、張り出したボンネットが特徴的な形をしている。また車高が非常に高く、物凄く大きなタイヤを履いている。タイヤの直径は1メートルを超えていると思う。


『古臭く見えても、実際に古いかどうかは製造年を確認しないことには解らないぜ。まだ確か生産されてる車種の筈だ』


「へぇ……」


 ナインティーンが指差した車はどれも車高が高く。まるで……


「まるで、なんか戦車みたいな車だね」


『戦車ぁ?戦車というのはああいうのを言うんじゃないか?』


 そう言ってナインティーンは別の場所を指差した。


「えっ……何あれ?」


『“戦車”だろうな。一番手前にあるのが……珍しいな、ブレンガンキャリアーか?で、その向こうに数台並んでるのがM113、これはアタイでも直ぐ解る。一番奥にあるのは……何だ?T-55かな?アタイ車はあまり詳しくねぇんだよ』


「あんなの動くの?」


『……さぁ?だがあんな鉄屑でも流石に二万ドルじゃ買えないし、その値段で買える様な物なら本当に鉄屑だろうぜ』


 幾らぐらいするんだろう?


「僕ちょっと見てくる!!」


 そう言って僕は戦車に向かって走った。もっと近くで戦車を見たかったのだ。


「五万ドル……戦車が五百万円……」


 傍までよると値段が書き込まれた値札が立てかけてあった。

因みにその隣のM113が7万ドルの値札が付いている。


『なんだか、動くのか動かないのか解らないような値段だな……。おっ!※TATRAタトラT-813が二万二千ドルで売ってるぞ!!ここは穴場か?』

    

※チェコスロバキア、タトラ社の大型トラックで8x8全輪駆動


「なんだかさっきから、変な形の車ばっかり気にしてない?」


 周りには他にも車はある。勿論、日本車だ。


『ハイラックスやランクルも良いんだが、目の前のこいつと比べれば走破性が全然違うからなぁ……』


「まあそれは、タイヤの大きさと数が違うから僕でも解るけどさ」  


『解るか?目の前のコイツは8x8の全輪駆動なんだぞ?ゼンリンってのは全部のタイヤって意味だからな!!』


「へぇ~~!!これ全部のタイヤが動くんだ。凄いね」


『なんせロシアのトラックは、道の無い所を走るのが前提だからな!!』


「欲しいの?」


『欲しい。ダブルキャブだから居住性もかなり良いぞ。これがあれば宿を取る必要は無くなる』     


「まあ、僕は別に構わないけどさ。お金も足りるし」


『……ただ、安すぎるんだよな……。向うに※キャンターが売ってるだろ?』


※三菱○ふそうのトラック


 キャンター?ああ、あのトラックね。


 見れば物凄く車高が上げてある。タイヤだって結構大きい。


『あのノーマルのキャンターで二万ドル近くするのに』


「ノーマル?あれがノーマル!?」


 ナインティーンが指差したトラックは明らかにリフトアップして車高を上げてあるし、タイヤもデッコボコのマッドタイヤだ。タイヤの厚みだって凄くある。


 あれがノーマル?おかしい!!


 ふとそう思って回りを良く見ると知ってる車があった。スズ キのアルトだ。


 あ……あのアルト!何だアレ!?


 見つけたアルトはなんとも自然な形でリフトアップしてあって、ランクルと同じくらいのマッドタイヤ履いている。


『ああ、あれもノーマルだな』

    

「あれが、ノーマル……」


 唖然としている僕にナインティーンは続けた。


『大陸のトラックは結構走ってるが、それでもやはり国産のトラックやピックアップの方が部品が手に入りやすい。……※UAZワズあたりなら小型で日本での普及台数も多いだろうから部品取りには困らないだろうけど……目の前のTATRAだとそうもいかないだろうしなぁ……』 


 そう言ってナインティーンは難しい顔をした。悩んでいるようだ。


※UAZ-452のこと。ロシアUAZ社のワンボックスカー

この会社は四輪駆動車しか作っておらず、このUAZ-452も走破性は高いt特徴としては手動クランクでエンジンをかける事が出来る 


「で、どうするの?」


『今日は見てるだけだ。十二区や十一区にも車を売っている店はあるだろう?安いところで買うことにする。今日はそうだな……四時半まで値段や車の状態を見て回ろうぜ』


「解ったよ」


 その後、ナインティーンは色々と車を見て回り、店主に頼んでエンジンの状態を確認するためにオイルレベルゲージでオイルの焼付けを確認したり、オイルフィラーキャップを開けてエンジンを直接見てその常態を僕に確認させた。


 随分と熱心に車を調べ、店主に嫌な顔をさんざんさせてから彼女は車の下見を終えたのだった。

          

 その後、いつも通り射撃の訓練を行い、五百発を撃ち切る頃には夕飯に丁度良い時間になったので僕等は宿に戻る事にした。

  

目標:魔石納品500 達成

目標:11区から12区まで対人護送任務


魔石:5

腕輪:炎術のマナグッズ

指輪:神聖魔術のマナグッズ

腕時計:1

携帯濾過器:1

予備フィルタ:3

H2Oペットボトル2L:3

携帯食料:7

鍋:1

フライパン:1

布テープ:1

ダガー:1

コンバットナイフ:1

F1対人手榴弾通常:0

F1対人手榴弾遅延ヒューズ無し:2

.45acp:223

.45acpAP+p:97

10rdsmag:2

15rdsmag:2

SKS スコープ搭載 レーザーサイト搭載 

6ポジションアジャストストック

予備30rdマガジン:2

75rdドラムマガジン:1

7.62×39mm:352

バイク125ccキャリアー搭載済み

水筒:1

鉈:1

コンパス:1

地図:11区周辺

フラッシュライト:1

単二電池:6

CR-123Aリチウム電池予備:1

第一世代ナイトビジョン:1

(ユーコンバイキング1X24ナイトビジョンゴーグル

IRイルミ有効距離:最大150ヤード)


US$:25134ドル

円:10K

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