エピローグ 〜Last Mystery〜
元太 「本当かよ!?光彦。」
歩美 「すご〜い、光彦君。」
光彦は2人に説明を始めた。
光彦 「あの矢印の向きは上下どちらにずらすか、数はどれだけずらすかを表していたんです。」
歩美 「わかったぁ。それで“あいうえお”の表を使うんだね。」
元太 「じゃあ、さっきの“えら”は『え』は↓が1つだから下に1つずれて『お』、『ら』は↓が
3つだから下に3つずらして『れ』、つまり『オレ』になるってことだな。それと同じように
解けばいいんだな。」
歩美 「それじゃあ、最初のは、『ふ』に↑が2つだから、『は』になるね。」
光彦 「次は『き』に↑が1つで『か』ですね。」
元太 「『す』に↓が1つで『せ』。」
歩美 「『に』に↓が3つで『の』。」
光彦 「『お』に↑が3つで『い』。」
元太 「最後は『い』に↓が2つで『え』。」
光彦 「つまり、今の6つを合わせて、『は・か・せ・の・い・え』。」
光彦・元太・歩美 「博士の家!!」
3人は一斉に叫んだ。
歩美 「コナン君、今ので正解よね?」
コナン 「おぅ、合ってるぜ。」
光彦 「やりましたね、元太君に歩美ちゃん。」
歩美 「うん。」
元太 「おぅ。」
光彦 「灰原さん、1つ聞いてもいいですか?」
と光彦が哀に聞いた。
哀 「別に構わないけど、何?」
光彦 「コナン君が1人で暗号を作ってたってことは、コナン君は灰原さんたちの計画を
知らなかったってことですか?そうなるとコナン君に黙ってこの計画を実行したってことに
なりますけど・・・。」
哀 「えぇ、江戸川君には黙ってやったわ。」
光彦 「どうしてです?灰原さん。」
と疑問を持った光彦は哀に聞いた。
哀 「円谷君が江戸川君に言ってたでしょ。抜け駆けしたり、一人でわかったふりするのは
どうにかならないのか?ってね。」
光彦 「じゃあ、僕たちが公園に行こう。って話をしてて、灰原さんも誘った時に『博士の家の
掃除するから。』って言って断りましたけど、その時にはもうこの計画が頭にあって
断ったんですか?」
哀 「まぁね。だいたいのことは考えていたわ。3人には悪いかなぁとは思ったんだけどね。
でも3人にも活躍させてあげるんだからいいかなぁって思ったのよ。どうだったかしら?
この計画。」
元太 「あぁ、よかったぜ。俺らだけで灰原の暗号解いたしな。俺らがやったわけじゃないけど、
コナンをハメられたしな。なぁ、光彦。」
光彦 「はい、とってもよかったです。僕たちだけで暗号解けてよかったですね。歩美ちゃん。」
歩美 「うん・・・。(でもコナン君がちょっとかわいそうだったな・・・。)」
哀は歩美の返事を聞いてこんなことを思っていた。「吉田さんにはちょと可哀想だったな・・・。」と
光彦 「コナン君はこの計画にいつ気づいたんですか?」
元太 「どういうことだ?光彦。」
元太はその意味がよくわからず光彦に聞いた。
光彦 「僕が灰原さんと博士が犯人だって言った時、驚いていませんでしたし、僕たちが
コナン君を助けた時だって『ここはどこだ?』とかってことを言わなかったので、途中で
気づいて後は灰原さんに協力したんじゃないかと思って・・・。」
コナン 「あぁ、オマエらが来る前に目が覚めて少し考えたらわかったぜ。・・・連れて行かれる前、
近くには“オレくらいの年の女の子”しかいなかった。それとあの声は考えて見たら
灰原なんじゃないか?ってな。そんな事する”オレの年くらいの女の子”っていったら、
灰原ぐらいしかいねーからな。」
少しつまったのは「目覚めたら工藤邸だったから。」と言いそうになったからだ。
哀はコナンの“連れて行かれた”という表現を聞いてこんな事を思っていた。
「やっぱり、自分の口から『誘拐された』って言うのは嫌みたいね。だから“連れて行かれた”って表現になったのね・・・。」と
元太 「それにしてもコナン、今回は灰原にやられたな。」
コナン 「うるせーな。」
歩美 「哀ちゃん、どうやってコナン君をあの工藤邸に連れて行ったの?」
哀 「博士に薬を作ってもらったのよ。ねぇ、博士。」
博士 「あぁ、これで寝たい時に寝られるから一石二鳥じゃわい。」
光彦 「じゃあ、そろそろ帰りましょう。もう5時半ですし。全ての謎も解けましたし。」
哀 「気をつけて帰るのよ。」
博士 「そうじゃぞ。車に気をつけてのぉ。」
そしてコナンたちは博士の家を出た。
光彦 「今日は疲れましたけど、楽しかったですね。」
元太 「そうだな。俺たちだけでこんなに頑張ったのは初めてだよな。あの時はコナンのヒントが
あったからなぁ。(命がけの復活シリーズのとき)それに・・・。」
コナン 「もうその話はいいだろ?」
と元太がしゃべるのを止めた。それに・・・の後に『コナンをハメられたしな・・・。』と言われると
思ったからだ。
歩美 「今日はこんな事があったから公園であまり遊べなかったでしょ?だからまた遊びに行こうよ。」
光彦 「じゃあ、月曜日の学校が終わった後、遊びに行きましょうか。」
コナン 「じゃあ、オレん家に集まってから行くか?それとも公園に直接集合するか?」
元太 「コナンの家に集合でいいんじゃないか?コナンの家まで10分ありゃ行けるし、
コナンの家から公園までの道ってわかりやすいしな。」
光彦 「もっともらしい理由ですけど、本心はコナン君の家で何か飲みたいんじゃないですか?」
元太 「・・・・・。」
コナン 「その顔は図星だな。」
歩美 「でも道はわかりやすいんだから、コナン君の家に集合でいいんじゃない?(また早く行こうっと。)」
光彦 「そうですね。」
そして四つ角で・・・
コナン 「じゃあ、オレはこっちだから。じゃあ、また月曜日にな。」
光彦 「月曜日に学校で。」
元太 「またなぁ〜。」
歩美 「じゃあねぇ〜、コナン君。」
こうしてこの事件は幕を閉じたのだった。
|