挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
青色吐息 作者:かいとーこ
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

98/110

18話 教育と躾け6



 聖良は息を吐いた。
 ミラとユイだけが戻ってきた。二人が来て、何かが変わるかと言えば、大して変わらない。
 危険が増える可能性もある。助かる可能性もある。
「やぁ、ミラ。久しいね。あまり遊びに来てくれないからボクは退屈だよ」
「ウルが退屈、いつもの事」
 ウルが笑い、ミラが無愛想に言う。
 聖良はもう一度細く息を吐き、ミラの背後でため息をついているユイを見る。
 心労が顔に出ていた。ハノが二人の元へと移動し、彼だけは心なしか安堵していた。
「お茶飲みますか?」
「あ……うん」
 聖良が尋ねると、ユイは上擦って頷いた。
 湯を沸かし直し、お茶を入れる。じっとしているよりは、動いていた方が聖良の気も休まる。
「ボクもおかわり」
「はい」
 ウルのカップの中にわずか残っていたお茶を捨てて、新しく用意したお茶を入れる。
 赤味の強い、砂糖を入れなくてもほのかに甘い紅茶だ。
「お菓子もまだたくさんあるよ」
 エスカが立ち上がり、目を開けたまま時が止まったように動けぬ使用人の脇にあるカゴをテーブルに置いた。
 中には聖良が作った菓子も混じっている。それをテーブルに広げて、エスカはぺろりと唇を舐めた。
「エスカは甘い物が好きなんだ」
「大好き」
 ウルに問われ、エスカは子供らしく頷いた。
 余裕のない年長者達とは違い、子供の緊張は長く続かない。
 危害を加えない相手に油断をするのは当然だ。
「モリィが作ってくれたのよ。美味しいの」
「へぇ。小さいのに器用だねぇ」
 並べられた菓子を食べて、ウルとリファはにこにこと同じ表情で笑う。
 聖良は温かいお茶を飲み、ふぅと息をつき、その隣でユイも同じように息をつく。
「で、ウルはあれの収拾をいつ認めてくれるの?」
「気がすんだら。
 ああ、君たちは今のままじゃつまらないよね。見せてあげようか」
 ウルが指を鳴らすと、空気がうねり、霧状の物が集まり、スクリーンを作り出す。
 そこに映るのは、子供を苛めるアディスと、二十歳ほどの青年に大きな蜂をけしかけて苛めるフレアと、金髪の執事に苛められているマデリオだった。
「アーネス、運動は苦手だと思ってましたけど」
 たまにばちりと結界が弾けるが、ほとんどは足で動いて避けている。
「魔術師は身体も鍛えるから、苦手と言っても一般人よりは動けるの。
 でもあれはむしろ、相手に干渉しているんだと思う」
 皆が落ち着いてお茶を飲んでいるためか、ずいぶん落ち着いたハーティが説明してくれて、聖良は少し納得した。
 普段はダラダラとしていても、やれば出来る男だった。
 ミラが相手ならば結界を維持する事すら困難だが、相手が未熟な子供であれば、余裕綽々のように対応できる。
「内心、かなり冷や冷やしてそうですけどねぇ。格好付けだから」
「傷つけないように、傷つかない様にするのは大変だから仕方ないと思う」
 ハーティは心配して、胸の前で祈るように指を組んでその様子を見る。
 どんなに化けても本質が竜である以上、怪我をしてもすぐに回復してしまう。
 それが心配であり、それでも心配なのだ。
「ウル、マデリオ、勝つの無理」
 ミラはスクリーンを指さしてウルに訴えた。
「それは分かってるよ、ミラ。あれに負けたらロバスなんていらないよ。
 若くて賢くて完成している、今は黒い彼を持ち帰った方が良いね」
 アディスを指名され、聖良は金髪の悪魔を心の中で応援した。
 マデリオをからかうだけでは意味がない。
 今、出せる力を引きずり出さなければならない。
 しかし遊んであげている域を超えていない。
「でも、あんまり将来性がなくても、いらないかなぁ。こういうのはセンスが物を言う部分もあるからねぇ」
 聖良はウルの発言を聞いてぎょっとした。
 このままではマデリオは有用性を示すことが出来ず、ウルが挿げ替えを提案されるかもしれない。
「だって、甘いですよ。マデリオは平和に暮らしているから、危機感がないんです」
「危機感」
「子供を本気にさせるなら、餌か脅ししかありません。
 今は餌で釣って色々と覚えさせているところです」
 せっかく敵として出てきてくれているのだから、マデリオに対しては利用してもいいだろう。
 聖良が拳を作って力説すると、ウルがおかしそうに笑った。
「くくっ。脅しか。キミ、見た目に反して過激だねぇ。
 一応脅しはしたんだけど……じゃあ、もう一回ぐらい脅してみようか」
 ウルは足を組み替え、首を傾げた。
「知っている? 餌と脅しは両立するんだよ」
 餌であり脅しである。どんな世界の、大抵の男に言える事だ。
「女の子のために、男の子は頑張りますからね」
 頑張らないのはよほどの根性無しだ。
「ふふふ」
 ウルは笑い、菓子を片手にスクリーンを見た。
 聖良はお茶をすすり、ほっと息を吐く。
「マデリオ、怒らない?」
 エスカが不安そうに聖良を見た。
「このままというわけにはいかないので、助けを出さなければならないのは確かです」
「助け?」
「マデリオが弱すぎると判断されたら、ウルさんはマデリオを殺してしまうかもしれません。エスカに対しては、有用性があると思っているようですから」
 エスカは青ざめた。
「そ、それはいや」
「だから、少しぐらいなら見守りましょう。
 それに男は女に振り回されて一人前になるんです」
「そーなの?」
「はい。そうなんです」
 エスカに吹き込む聖良を、ユイが呆れながら横目で見てくる。
「そうなのか」
 ミラが真に受けしまい、聖良も少し反省した。





 ロバスが呆れかえって額を押さえた。
 ウルが面白がって出した命令は、この悪魔を刺激する内容だった。
 いかに子供とはいえ、相手は悪魔だ。藪を突けば、どんな力を発揮するか分からない。
 だが、それはそれで一興だと考え、横目でカランの相手をしている男を見た。
 気障な笑みと振る舞いの男だ。それはカランを相手にしても変わらない。
 あれは幼体の竜である。
 カランよりも年下の、正真正銘幼い竜だというのだ。
 人間の知識を手に入れたとはいえ、本来ならばあそこまで取り込める物ではない。
 この未熟な悪魔よりは、よほど天才だ。
 成体の竜であっても驚くほどの才能だから、今あれが出来るなら、大人になったらただの竜、とはならない。
 紛れもなく今生きているどの竜よりも未来に可能性がある竜だ。
「彼らは早熟の天才だが、君はそれほどでもないようですね」
 マデリオの表情が硬くなり、外に出ている魔力が増える。
 手から魔力の固まりが放たれるが、工夫もなく、狙いが定まらず、ロバスの右手にあった木に当たり幹をえぐった。
 比べられると力が上がる。
「子供らしいですね」
 ロバスが笑うと、失敗を笑われたのだと勘違いしたマデリオがさらに突っかかった。
 ろくな制御がされていない力の奔流で、次々と木々が爆ぜる。
「いけませんね。それは力の垂れ流しです。力とはこう使います」
 からかうだけに止めていた力を、マデリオの耳元で爆ぜさせた。
 彼からすれば、いきななり眼前で爆発が起きたのだ、驚いてひっくり返る。
 頬から耳が焦げているが、悪魔ならすぐに治せる。
「生まれたばかりとはいえ、この程度では稀少な神子に付けている意味があるかどうか。
 本当に彼女を私の魔女にして、あの竜の子でも」
 ロバスは気配を感じ、反射的にその場から跳んでいた。
 マデリオの乱暴な魔力そのものよりはるかに凶悪な魔術が、足下を通り過ぎる。
 着弾した背後からは音もせず、爆風もない事が、その危険な魔術の性質を物語っていた。
 カランの相手をしながら、竜の子はロバスを睨みつけている。
「末恐ろしい子供ですね」
 竜であると直接的な事を言ったら、容赦なく攻撃を仕掛けてきた。
 惚れ惚れするような才能だが、完成しているため鍛えがいはない。
「トロもついにお払い箱でしょうか」
「そ、そんなことっ、ぼくだって!」
「出来るはずがないでしょう。絵本レベルの教養しかないくせに」
「うぐっ」
 アーネスとフレアが哀れみの目を向ける。
「お、オレはちゃんと教科書で勉強してるぞ!」
 マデリオが対抗する様に怒鳴った。
「悪魔があの竜より下の知能であれば、救いようがありませんよ。
 下ではなく上を見てください。トロと同じ竜でもあちらの黒い彼は桁違いに頭が良い」
 比べるのも失礼なぐらいの差がある。
「同じ、竜?」
「本当の姿はまだあどけない、君よりも年下なぐらいの可愛い竜ですよ」
 アーネスが睨んできたが、ロバスは気にすることなく続けた。
 カランの動きが徐々に鈍くなっている。だからそこ余裕が出来て、ロバスに干渉した。しかし何度も干渉させてくれるほど。カランという少年は甘くはない。
「支配するなら、より才能のある強者の方が好ましいですからね。
 彼は喉から手が出るほど欲しい素材ですよ。君と違って」
 比較される事を嫌がる少年は、手を休めない子供同士の稽古を見て、歯を噛みしめた。
 今の彼はまだ幼い。女の子の事で脅すよりも、同年代の少年と比べられる方が、力を発揮するとロバスは睨んだ。
 ウルの所で金髪の愛らしい少女が騒いでいるが、ロバスは無視をした。
「この歳ですでに人化しているのだから、本当に素晴らしい。
 トロと違って子供で可愛らしいですし、可愛い女の子もセットでついてきますし。
 あの女の子は可愛いですねぇ。今までいないタイプです」
「お前っ、モリィまでっ」
 ロバスは些か驚いた。エスカでは見せない反応だ。
 あまり煽っては、主従の絆にヒビを入れるだけだが──
 とても面白いと思ってしまった。
「彼女に気があるんですか。生まれたばかりなのに、気の多い子ですね。実に悪魔らしい」
 マデリオはロバスがからかうと、殴りかかってきた。
 直情的だ。
「お、オレは浮気なんてしねーぞ!」
 理由を聞いて、ロバスは笑う。
 浮気だと思っているのだと驚いた。悪魔にそのような概念を持つ者は少ない。手に入った物は全て自分の物である。
「では、魔女にでもするつもりでしたか」
「そんなことはっ……」
 それは悪魔の本能だ。力を手に入れるのに手っ取り早い。
 だがそれを言ってしまえば、ロバスの楽しみが無くなってしまう。
「可愛い女の子を手に入れたい。悪魔ではなく、男として当然の本能です」
「で、でも……」
「男とはそういう生き物なのです」
「本能のままに生きるのは、低俗で下等な動物だって」
「本能とは低俗であり、原始です。この世の全ては本能が動かし、理性が安定させているのです。どちらが欠けてもぅぐがっ」
 ゴガンっと軽快な音が立つほど、ロバスの後頭部が強く殴られ、地面に叩き付けられる。
 彼を踏みつけにするのはミラだった。
 フライパンを肩に担ぎ、ロバスを見下している。
「ミラさん、いきなりなんですか」
「真面目にやれ。せー……モリィが怒っている。モリィは嫉妬心を使えとは言った。
 せっかくいい師弟関係だったのに、今バラしたら反抗するようになる。邪魔をするな。
 と言われた」
 ミラはさらにフライパンでロバスの頭を殴る。
「なぜフライパンなのですか?」
「モリィがこれで殴りに行きたがったから、危ないから私が変わりに殴りに来た。
 言葉の趣旨を曲げるな、役立たずの悪魔。お前には似なくて良いんだよ馬鹿。
 とウルが言っていた」
「すみません。あどけない少年を堕落させるのが楽しくて」
 ロバスは素直に謝罪した。
 同じ悪魔を堕落させる機会など、長く生きていても今までなかったのだ。
「ウルが戻ってこいと」
「そうですか。カラン、終わりです」
 そう告げると、少年は振り向いた。首以外は構えたまま動かず、顔には出さないが不服そうにしている。
 傷一つ負わせられなかったのは、彼にとって初めての事だ。
 ウルは使役の数が多いので、届かなくても仕方がない。だがこの距離で、一対一で、押し負けたのは彼にとっては初めての事で、良い経験になっている。
「一つ言わせてもらいます」
 その問題の竜がロバスを指さして言う。
「貴方には他人の力を引き出す才能がありません。見られる価値もありません。
 子供を堕落させようなどとは、言語道断です! 二度と子育てに参加しようなどとしないでください! 子供のために!」
 そう吼えているのは、本来ならば母親の庇護下で何も理解せず、ころころしているはずの子供である。
 それが子育てで説教しているのだ。
 ロバスは思わず笑い、ウルの元へと戻った。





 聖良は戻ってきた悪魔を睨み付ける。
 余計な事をして、エスカの心を傷つけ、計画を台無しにして笑っていた。
「役に立たないえげつなさなんて……」
 吐き捨てる様に言って睨むと、彼はさらに笑う。
 しばらく無言でお茶を飲み、警戒心をむき出しながらアディス達が戻って来た。
 ウルとロバスに警戒し、アディスは聖良の背後に立つ。
「ろくでもない狩りでした」
「そうですね」
 聖良はアディスの言葉を、深く頷いて肯定する。
 そして二人でロバスを睨み付けると、彼はウルの背後にカランと並んで控えた。
「ロバスの馬鹿の事は忘れるとして、カラン、どうだった? 面白かった?」
 カランはウルに問われると、小さく頷いた。
「ねぇ、アーネス。アディスと呼んだ方がいい? それとも他にも名前がある?」
「アーネスです」
「じゃあ、アーネス。君さ、うちのカランを預かってよ」
 アディスが顔を顰めてカランを見る。
 幼い、十にも満たない幼い少年だ。
「この子、ミラの遠い親戚なんだけど、ミラみたいに魔術を教えてくれた人がいなかったから、宝の持ち腐れをしている。
 ロバスの魔女よりも、君の方が優秀だし、君に任せる事にする」
「任せるって、犬猫じゃあるまいしっ」
「上手く育ったら、君の事を支配しないであげるよ」
 アディスの頬が引きつる。
 お願いではなく脅迫だ。
「上手く、の基準が分かりませんね」
「ミラ並みに育ててよ。才能だけはあるから、きっと大丈夫。
 グリーディアの技術は外に漏らさないからさ」
 アディスは引きつった笑みを浮かべ、カランを見た。
 彼は無表情だ。
「感情が乏しいのは、家系なのでしょうかね」
「この子はちょっと特殊な育ちだからだよ。感情を表に出すと殴られたんだって。
 親も知らず、共に育った子供達のほとんどは墓の下。生きていても、味方とは限らない。そんな環境」
 ウルの同情を誘う様な言葉で、アディスはため息をついた。
 ため息ばかりで、ますます幸福が逃げていく。
 子供に、子育てを任せようという神子は、上機嫌に笑っている。
「……グリーディアの並みの教育までは可能です。その後は本人の努力次第としか言えませんが、その程度なら引き受けましょう。
 ただし、ろくでもない悪魔をマデリオに近づけないという条件で」
「いいよ。他の悪魔も近づかないようにしてあげるよ」
 ウルは笑い、立ち上がった。
 ドレスの裾を持ち、優雅に可愛らしく、初々しい少女の様に笑い、一礼する。
「では、ボク等はこれで退散するよ。カラン、いい子にしてるんだよ」
「うん」
 次の瞬間、宣言通りに彼等の姿が消えた。
 一人、カランを残し。
 そして、人間達が目を覚ます。
 アディスはふくれるマデリオと、アディスのマントを掴むカランに手を焼いていたので、フレアが皆を適当に誤魔化した。
 ウルが来たとは、話せるはずもない。





「見たい」
 アディスの膝に縋り付くエスカ。
「証拠を見せろ」
 地団駄踏むマデリオ。
「何の事ですか?」
「元の姿に戻れ!」
 マデリオの癇癪に近い言葉をアディスは笑う。
「さっきの悪魔にからかわれない程度に成長したら見せてあげてもいいですが、今のままでは、君のそのような事を言う資格はありません」
 マデリオはますますむくれる。
「どうやったらそんなに強くなったんだよ!」
「私は竜です。竜には竜のやり方があるのです。悪魔で言えば、魔女を得て、その知識を取り込むような。
 しかし君は魔女無しに……浮気無しに成長すると決めた。ならば地道に強くなるしかありません。
 次に来るまでに、ひたすら基礎を磨きなさい。当たらなければ意味がない。精度を上げ、あの悪魔がしていたように、手元ではなく、目標地点をいきなり攻撃できるほどになりなさい」
 アディスの長い教えが始まり、開かれた窓に聖良は身を寄せた。
 傷一つ無く、ドレスも汚れず、ただ子供を押しつけられた。
 内臓破裂ぐらいは覚悟していたのだが、被害は無く、不運の連続も続かないのだと安心したものだ。
 しかし、押しつけられた子供が問題だった。
 ミラと同じで……ミラ以上に抑えが効かない、背後に立つと切るという悪癖を持っているのである。
 しかも斧で。
 危うく腕が切り落とされる所だった。切れた部分は、痛みを感じる前に治ってしまったから、被害を被ったのは高そうな絨毯だけだった。もちろん必死に染み抜きした。
 聖良の腕を切り落としかけた子供は、聖良が与えた菓子を食べながら、ぼーっと三人のやりとりを見ている。
 聖良には彼が何を考えているかなど想像も付かなかった。
「大丈夫よ。私も手伝うから」
 悩んでいると、フレアが声を掛けてきた。
「違うんですフレアさん」
 しかし聖良は首を横に振る。
「うち、本格的に狭くなってきました。
 カラン君、どこで寝させれば良いんでしょう」
「…………」
 切り癖のあるカランは、ミラと同じく刃物を持っていなくても十分強い。
 人の関節など簡単に破壊してしまう。聖良は切られたのとは逆の右腕を折られていた。
 だから今、見た目は治ってはいるが、完治はしていないため、利き手の動きが悪い。
 そんな子供と雑魚寝できるはずもない。
「春まで待ってもらえばよかった……」
「今更言っても仕方がないわ」
「アディスに巣の方に行ってもらって、ベッドを開けましょうか」
「それともうちで預かる?」
「情緒教育に最悪なので却下です」
「それもそうね」
 アディスを追い出し、一人で寝てもらうのが安全。
 アディスは嫌な顔をしそうだが、それが最良として聖良の中で決定された。

+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ