悪魔と通学はなかなか進まない
何やら話がゴチャゴチャしてきたので
「…………そろそろ学校行かないと」
スルーすることにした
あの芸人も左に受け流せと歌っていた
「え?、ねぇねぇ」
流されたのがわかったのか、このちびっこはさっさとリビングを出ようとする俺を止めに入った
「まだ話が終わってな、ふぎゅ!?」
とりあえず、ホッペを片手で掴み話せなくする
もう、朝からダルいコイツのお陰で考えるのが面倒だ
「うぎゅ〜、むぎゅ〜」
ぽん
「な、何するのよ!!」
話を遮ったことに不満なのか、やけに御立腹だ
「……ウザ、とりあえず帰れ」
とりあえず本音をぶつけてみることにした
「う、うるさくないもん!!帰らないもん!!」
あぁ面倒だ
「別に魂が2つ有ってもいいだろ?減るもんじゃねぇし、それに地獄だか天国にも迷惑かけるつもりもないし」
「で、でも決まりなの!」
眼に涙を貯めて今にも泣き出しそうな震えた声
あぁ〜本当に面倒だ
「だぁぁぁぁ!!わかった、わかったよ、好きにしろ」
「グス……本当?」
「ああ、ダリィからこの話しは今日はなし」
それよりも、今は時間が気になった、
げ!?もう一時限目始まってるし
「とっとと学校行くぞ」
ひょい
「う、うわっ!?」
ちびっこを脇に抱えると玄関をでる
「な、なにする!?」
「ああ!?テメェのその足じゃ走れないだろ、お前軽いし抱えて走った方が楽なんだよ」
「い、いいよ、一人で動けるから!?」
じたばた、身体を動かして腕を振りほどこうとする
「どうやってその足で動くんだ?歩けるだろうけど走れないだろ?」
次の瞬間抱えていたコイツの背中から正確には肩甲骨の真ん中らへんからだが
バサッ
と、漆黒の翼が現れた
「飛んで行くからいい!」
腕を払いのけ宙へと浮かぶ
思ったがコレでは人目につくと思い
丁度俺の背丈を越えたところで軽くジャンプして
ちびっこの片足を掴み下へ降ろしてやる
「うおりゃ!!」
「え?………ブギュ!!」
ドスンと顔面から地べたへ落下する
「あ、わりぃ」
気付くとおもいきり下へ降ろすのではなく
振り落とす形になっていた
「………い、いたい〜」
流石にやり過ぎたと思いうつ伏せのままのコイツを起こす
「いや本当悪い……あ……」
身体をお越してやり顔を見ると額から血が滲み、鼻からは一筋の赤い線が
「ふ……ヴ、グス…いだび……」
ああ、ヤッチまった
罪悪感に刈られながら
またもや、家に入って救急箱を持ってくる
「……すまん許せ」
アァ!!、俺よこんな時はご免なさいだろうが!!
素直に謝ろうとしない自分に自己嫌悪する
額に絆創膏をはっつけ鼻にガーゼを詰めてやる
「いだいよぉ〜……何でこんなことするの……」
その視線が痛い、まるで虐めっこを見る目で俺を見る
「すまん……てか人目のある所で飛ぶな、へたに目につくのは後々ウザイ」
「な、なんで怒られるのぉ」
自分でも理不尽なことを言っているのはわかっているが
「ああ!ウザイとりあえず謝ったからな!」
ヒョイ
「うわっ!?」
色々面倒になったのでコイツを脇に抱えるとそのままダッシュした
|