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パレポ星

作者: アルーエット

戦争が終わり、平和になった地球。

そこにパレポ星人がやってきた。銀色に輝く円盤に乗って。

「地球の諸君。われらパレポ星人はこの星を植民地とすることに決めた。逆らうとどうなるか、見せてやろう」

円盤から電球のようなものが飛び出し、海に落ちた。

ザザー、ジュワー!と音がして、海が、巨大な円を描いたように干上がった。

衛生から送られる映像でそれを見て、地球人は恐れおののいた。

「これだけじゃないぞ。ほうら、2発目だ」

今度は白い箱が、島に落ちた。

轟音とともに強烈な光が放たれ、光を直接見た者は脳が溶け、島が消えた。

「これが都会に落ちたらどうなるか、想像がつくだろう。われらは支配の準備をするために一旦帰ることにする。次に来るのは3年後だ。従うかどうか、よくよく考えることだな」

パレポ星人たちは帰っていった。

それからはもう、大混乱。

他の星に避難しようとする者もいたし、パレポ星の武器に勝る兵器を作ろうとする国もあった。


混乱と恐怖に満ちて、3年が過ぎた。

パレポ星人は再び地球にやってきた。

「地球の諸君。これから侵略を開始する」

全人類に聞こえるように宣言したのだが、反応がない。

地上に降り立ってみると、そこは荒廃した地が続くだけ。人気(ひとけ)はまるでない。

地球隅々まで調べても人っ子一人いなかった。

これでは支配も侵略もない。パレポ星人は引き上げていった。

一体地球で何があったか。

パレポ星人が来てから、世の中の不安は高まり、犯罪は増え、やがて、地球内で戦争が始まった。

核をベースとした兵器、まったく違うタイプの兵器、いろいろな殺戮兵器が生み出され、実験だけで1つの国を吹き飛ばしたこともあった。

そしてついに滅亡してしまった。


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― 新着の感想 ―
[一言] 星新一さんぽいですね。 最後は急展開すぎですけど。
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