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きいてる曲によってキャラのテンションがかわる

ちなみに今は ドラマチック―Base Ball Bear

さーて、どんなテンションになるか。
五六話 涙子再構築





――――常盤台中学・寮






 ――憂鬱だ。

 女子中の現実を見た。


 先ほど俺は目を覚ました。
 右に全裸のレン、左に下着姿の涙子で抱き枕にされている俺。

 他のベットでは。

 初春がベットから落ちて、床でよだれを垂らしながら寝ている。

 白黒は全裸で、喜々として御坂を脱がしている。
 御坂は寝ているが、脱がされて下着姿。

 妹はこちらをじっと観察している。

 きっと妹達一万ちょいも見ているんだろうな、
 ミサカネットワークで。

 クローンを二万作って、一万近く『一方通行』に殺されたっぽいし。

 にしても……、
 涙子ちっさいな、AAだなこれ。
 隣にレンがいるから余計に。

 白黒もAAだし、御坂はAだし。

 中学だとこれが普通か?
 10歳くらいのクーでもBだぞ?

 とりあえず……。

 俺は二人を起こさないように立ち上がり、
 移動する。

「刻さん、起きたのですわね?」

 白黒がこちらを見、聞いてきた。

「立ち上がってるんだから起きてるだろ?」

 肩をすくめながら言ってやる。

 さて、

『パチンッ』

 全員を二つのベットに移動させ、ベットを消し去る。

 昨日の大きな机を創り出し、最高級の料理を空間から取り出す。


「はい、お前ら起きろ! てか、服着ろ。見てて可哀そうになってくる」

 手を叩きながら俺は叫ぶ。

「と、刻さん、一応、女子寮なのですから声を小さくしてくれませんかしら?」
「安心しろ。昨日、結界張っておいたから声なんて漏れないし」

 白黒はほっとしたようだ、
 
 全員がのそのそと起き上がり、テーブルのほうにやってくる。

「んー……おはよ。アンタは朝早いわね」
「おはようございます」

 こいつらいつもこうだから気付かないのか?

 全員が机に着いたのを確認し、
 レンにだけ転移で服を着せる。

「じゃ、冷めないうちに食べてくれ」

 どうぞ、と促してやる。

「アンタこれどうしたのよ?」
「空間に収納してた料理とりだしただけだ」

 初春涎ぬぐえ。

「すごいですわね……、キャビアやフカヒレ、フォアグラ、トリュフまで、世界四大珍味集結ですわ……」

 全員が食べ始め、とろんとした目をしている。

「あとさ、お前達いつ服着るの? 見てて可哀そうになってくるから早く来てほしいんだが?」

 カラン。と数人がナイフやフォークを落とす。

「な、ななな、何でアンタはそれを早く言わないのよ!?」

 そんな自分の体を抱きしめて、怒鳴られてもな……。

「どうせいつもそうなんだろ? 普通かと思った。安心しろ、魅力がまったくないから、何とも思わん。ちなみに、起こす時に言った」

 雷撃はやめろ……。
 掌握っと。

『パチンッ』

 昨日、こいつらが着てた服を創り、転移で着させてやる。

「にしてもさ……、お前らは幼児体型のお泊まり会か? 全員がA以下ってすごいな」

 刹那、
 雷撃がこちらに向かって来る。
 消し去る、

 手元を見ると、俺の左腕から鉄矢が生えていた。
 生えているって言うよりくっついている?
 
 カラン、と音を立てて鉄矢だったものの両端が床に落ちる。
 俺の腕の中に入っていた部分は消え去る。

「な、なんでですの? 私はたしかにあなたの腕の中に直接」

 あぶねーなこいつ!?

「質量の差だよ。鉄の分子結合の密度より、俺の力の密度が高いから消えるんだ。例えば金塊の中に鉄を転移させたら、鉄が消滅する。金塊の中にダイヤモンドを転移させたら金が消える。そんな感じだ」

 白黒は絶句しているようだが。

 俺は手元に、金の塊とダイヤモンドの矢を創り、

「ほらっ、まず鉄の矢を転移させてみろ、次にダイヤモンドの矢」

 それを白黒の前に転移させてやる。

 黒子はそれを手に持ち二通りを試している。
 結果ダイヤモンド>金>鉄になったようで、納得した。

 俺はダイヤモンドの矢を10本程創り出し、放り投げてやった。

「ま、もしもの時のためにそれやるよ」

 驚愕し、

「な、これだけで一体いくらくらいするかわからないのですわ!」
「さあ、数億とか数十億くらいじゃないか?」
「もったいなくて使えないですわ!?」

 それをベットの横にあるキレイな箱に入れているようだ。

 使えよ……。

「使えって、俺がいる間はまた作ってやっから……」

 しぶしぶ、と言った感じで太もものベルトに挟み込んでいた。

「密度が高いってAIM拡散力場みたいなものかしら?」

 御坂が質問してきたがわからん……。

「俺は学生じゃないんだぞ? なんだそれ」

 そうだったわね。と、

「AIM拡散力場――能力者が無自覚に発散させてる微弱な力のフィールドのことよ。って言っても、精密機械を使わないとわからないけど。私のは微弱な電波ね。これでだいたいの能力がわかるわ。そう言えばアンタのは?」

 ふむ。俺とレンが普段押さえてるあれか……魔力減っちゃうし。

 とりあえず部屋のバックアップをとって……、

「あー、俺とレンは似てるから、レンちょっと力抑えるのやめていいぞ?」
「はーい、お兄ちゃん」

 瞬間、
 世界がモノクロになる。
 ここにいるメンバーは結界で世界に入れるようにした。
 空間がひび割れ、ガラスの割れるような音があたりに響き渡る、
 家具などがすべて粉々に砕け散る。
 一応部屋には結界を張ってあるから壁などは無傷

「まあ、こんなとこだけどどうだ?」

 振り返ると、
 俺とレン以外の全員が倒れ伏して口をパクパクとしていた。
 呼吸困難か……。

「レン! 抑えろ!」

 元に戻し、家具をバックアップから創造しなおす。

「あー、すまんな? ま、これが俺達が無自覚に出すAIM拡散力場ってやつかな? だから普段は故意に抑え込んでる」

 一応全員がこちらを向いているようだが……。

「ぜぇぜぇ……普通に攻撃並よそれ……」

 まぁ、そうだけど……。

「はぁはぁ……ミサカは……ミサカは、今の現象をすみやかに解析する、とミサカは報告します」

 こいつでも疲れるのか……。

「あー、そうだ妹、ちょっとネットワークに介入させろ」

『おい、妹達、俺の情報はここに入れとけ、お前達以外見れないようにするから。科学者とかに見られるとめんどい』

 俺はそう言って、ルールを変更し、セキュリティーフォルダを作り出した。

『別にお前達が好きに使っていいから。バレたくないこととかはそこに入れておけ』
『検証実験体20001号、ミサカネットワーク管理者が代表して了承したとミサカはミサカは言ってみたり』
『誰お前?』
『シスターズの上位個体とミサカはミサカは思ってみたり』
『とりあえず任せた』

 俺はそこで介入をやめた。

「妹、お前の妹にバグったやつ出てきたぞ? 幼い声だった」
「実験体20001号はシスターズの管理者です、とミサカは答えます」

 ふむ。どっちにしろ全部バクってるんじゃないか?

「まあ、それはいいとして、じゃぁAIM拡散力場ってのが多いほど能力が強いってわけね?」

 御坂に聞いてみる。

「そうね、普通は見えないけど……アンタのは異常」

 ふむ、
 それだと御坂>白黒>初春>涙子って感じか。
 実際溢れた魔力みるだけだから簡単だ。

 涙子が皆無だな……。

「で、涙子はなんでAIM拡散力場が出てないんだ? 初春も少ないけど、涙子は全く出てないぞ?」

 それを質問すると、
 あれ? 部屋に誰かサイレントかけたか?

「アンタがAIM拡散力場見えるもおかしいけど、佐天さんは気にしてるから言わない方がいいわよ?」

 ため息交じりに御坂が言ってきた。

「いいんです、えっと。あたしは無能力者なんで、出ないんです。才能もないって言われてて、努力しても無理らしいので」

 少し涙ぐんで涙子は言った。
 おお! これが涙子の名前の由来か!?

 でも、努力しても報われないって言うのはかわいそうだ……
 努力したらそれだけ見返りがあるようにしたいな、神としては。

「で、お前はなんで力がほしいんだ? 昨日ほしそうだったが」

 ま、内容によってはやらん。

「はい、憧れ……でしょうか? 初春や白井さんがジャッジメントとして活動して人助けしているのが羨ましいですね……、あたしは何もできないので」

 そう言って、俯くが。
 一応、脳を覗いてみたが。
 ウソではなかった。
 うーん。
 魔法使いレベルには出来ないが、レベル5程度になれる“体”にはしてやるかな。
 それでなれるかは努力次第。
 最初はレベル1程度っと。

「んーわかった。お前はそのためならなんでもするか?」
「はいっ!」

 おお、迷いすらない。
 まじで体すら捧げそう。いらないけど。

「じゃ、脱げ!」

「「「「なっ!?」」」」

 声が揃った。

「あ、アンタなに考えてるのよ!? 中学一年よ!?」
「いやいや、お前こそ何考えてるんだよ? 別に何もしないし、俺童貞だしテクないよ」

 うん、ここまで童貞だと逆に怖くて出来なくなってくる。

「わ、わたしも!処女です!」

 真っ赤になりながらも大声で涙子が叫んだ。
 これ前にレリアが同じこと言ったよな。

「いや、中一で経験あったら幻想殺しされるわ。それと別に言わなくていいから」
「はっ、はい」
「じゃ、脱げ」

 せっせと抜ぎだす涙子、
 どんだけ能力ほしいんだ……。

「脱ぎました!」
「じゃ、そこに立って」

 全く隠さないで直立する涙子、
 顔は真っ赤だが……。

 俺はその左胸あたり手をおく。

「ひゃっ……」

 感度はいいが……小さい。

「……アンタ犯罪を?」
「黙れ御坂! お前なんて終わったら涙子にふるぼっこだ!」

 俺はそう言ってから、解析する。

「んー、深層がほとんど皆無だな……、しかも壁に穴がない。やっぱ埋め込むしかないか……。このままだと属性付加しても数発で死んじまう……」

 俺がそうつぶやくと、涙子が涙目になってきた。

「あー、泣くな。方法はあるから。再構築するしかないか……ちょっとお前の内部いじるけどいいか?」

 俺は白紙のページの球体を手の上に創り出し、聞いてみた。

「は、はい! 大丈夫です!」

 いい返事だな。

 俺はそのまま球体を胸のあたりに押し込む。

「え、え!? なにこれ!?」

 ずぶずぶと自分の中に入っていく球体に驚いているようだ。

「あ、アンタ佐天さんに何するつもりなのよ!」

 いきなり雷撃放ってきやがった!
 それを消し去り、

「お前うるさいから、ちょっと黙れ」

 御坂の四肢を固定した。

 御坂が暴れているが、もう一度涙子の左胸に手をおき、

 とりあえず特化させるかな、このままだと四属性しかないし。
 魔力もしょぼいから、何かに特化させないと……。

「涙子、お前どんな能力がほしい?」
「刻さんの、『光闇制御』がいいです。いままで、希望なんてなかったので」
 
 希望って光のことか。
 魔力的にも制御だときついな。
 自然から借りるか、掌握なら楽だし。
 あと、光だけに特化させれば……。

「んー、お前の場合光だけに特化させて『光彩掌握』とかのほうがいいかも。横文字だと、プリズムアウト?」

 プリズム……。とか呟いているが、

「そ、それでいいです!」

 元気だな~。

 じゃ、それでいいか……、寿命どうしよう。

「そだ、涙子お前、寿命どうする?」
「? 普通に100年くらいですかね?」

 ふむふむ。それだとこの後の修行で年齢がヤバくなるから、
 500年くらいでっと……脳も耐えられるようにして、
 成長しないのはかわいそうだから胸も……よし。
 再構築開始

「あっ……んっ……」

 何か俺の腕思いっきり両手で握りしめてくる。
 結構痛いぞ爪が刺さる。

 てか真っ赤になってぎゅっと目つむってるがなんなんだ?
 どんなかんじなんだろう再構築って?

「ん……はぁ~……」

 いきなり恍惚な表情になった!?

「涙子、再構築中ってどんな感じなんだ?」

「ひゃ? ときふぁん……」

 呂律が回ってない。
 全く才能なかったから世界作り直したようなもんだしな……。
 初めてだそんなこと。

「えーっとれすね……からだにでんきがはしったような? きもちいですよ?」

 なんとなくわかった。
 アレ状態だ。

「佐天さん……あ、あんたそれなによ?」

 御坂は一点を凝視し、わなわなとふるえている。

「へ?」

 涙子は自分の体を見下ろし、

 それを揉みはじめた。

「あれ? あたしこんなありました?」

 と、首を傾げるが。
 御坂、白黒、初春がぶんぶんと首を振る。

 とりあえず俺も出来を確かめるために揉んでみる。

 うん、肌触りも柔らかさも問題なしだ。

「んっ……ひゃん……」

「よし、これでいいかな?」
「あ、アンタなにやったのよ!?」
「何って、再構築」

 適当に答えてみる。

「だからって胸大きくしなくてもいいでしょ!?」
「安心しろ。遺伝子レベルで大きくしたから子供が生まれても遺伝する。形も質もバッチリだ! あと、他にも理由あったし」
「理由ですか?」

 涙子かわいいなー。

「きゃっ」

 全裸の涙子を抱きしめてみた。

「んー、そうだな。寿命間違ってさ……」
「じゅ、寿命……」

 すごい震えている、そりゃ寿命間違ったとか冗談にもならん。

「うん。間違えて500年にしちゃった。だから、成長めちゃくちゃ遅いんだよ。ずっとAAだと、かわいそうだからCくらいにしといた」

「「「「ごひゃっ……」」」」

 絶句しているようだけど仕方ない、いまから修行したら一人だけ20台後半になっちまうし……。

 ま、後で戻すけど。

「500年ですか……」
「うーん、でもさ。能力はつけたよ?」
 
 涙子は沈んでいた顔をパアアっと輝かせた。
 
 そこで俺は涙子の耳に口を寄せ、
 力が足りないことと、修行の説明をした。

 修行をする件には、こくこくと大きくうなずいている。

 なぜ、誰にも聞こえないように言ったかというと、
 ただ、終わった後、御坂達を驚かせたいだけだ。

「とりあえず、イメージしてみて。まだ安定してないから掌の上に小さな光を。涙子風にいうなら希望の光?」

 こくりとうなずき。
 
 深呼吸をして、目を閉じた。

 少しして、掌の上に拳大の光が現れる。
 
 涙子は眼をゆっくりと開け、
 目の前の光を見てパアアアっと顔を輝かせた。

 今はまだ小さい希望の光を見つめる。

「あんた、あんな偉そうなこと言ってそれだけ?」

 御坂がブスっとして、言ってきた、
 俺はニヤリと笑い。

 8つの球体を取り出し、結界を張る。

 倍率は一分を10年へ。
 心が壊れないように中は外のルールに変更。

 念のために俺も入るかな……、

 涙子を抱きよせ。

「あっ……」

 真っ赤になった涙子を連れて。
 御坂達に背を向ける、

「じゃ、俺達はこれからお楽しみだから」
「「「なっ!?」」」

 後ろから、雷撃とダイヤモンの矢が飛んできたが、そのまま結界内に転移する。

 ここでダイヤモンド使うのかよ!?

 成長させるのって、俺にとってはお楽しみなんだけどなぁ……。


 さーて、修行の始まりだ。
なぜ、マイナー方面のキャラに行ったかと言うと、
小説通りだったら小説みたほうがいいからです。

小説内容崩壊させまくっちゃうので脇役を、

ついでにいうと小説少ししか買ってないので(´・ω・`)


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