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七話 魔導具と白の本
コンコン

「今日から入寮することになったトキ=キサラギですけどー」





『あいてるでー』

 少し間が空いてから、返事があった。
 てか、何でエセ関西弁…。

ガチャッ

「失礼しまー……」

 俺は中に入る途中、そのまま入ろうか戻ろうか、悩んだ。

「おい」

「どないした? ワイの肉体美にやられてもうたんかいな?」

 とか、言いやがってる。
 この露出狂イケメンは!

「なんで全裸なんだよ…」

 同室の相手は全裸趣味★ みたいな感じだ。
 いや…、正確には全裸ではなく、大事な場所に葉っぱがあるが…。

 ルックスは、肩まで伸びたサラサラの金髪。すこし釣り目の奥二重。身長は190近いだろう…、自分で言うだけあって筋肉もキレイだ。肌も白い。顔なんてもう上の上の上、最上級だ。
 あとは裸じゃなかったら…、もう裸ってだけで一気にアホってわかる。

 だけどやはり友達は作りたいな…、この学校でも一人だったらつらい…、よし!


ズルズル バッ

 俺は全裸になった。

「なんや…、あんた…」

 イケメン全裸男はわなわなと震えている…。

「めっちゃ。空気読めるやないかーーーー!」

ガシッ

 イケメンと二人で抱き合った。全裸で。

「ああ。空気読むことと、胸のサイズを当てることには自信がある」
「めっちゃええ才能やでそれ!」
「あまり褒めるなよ。照れるだろが。あと俺はトキ=キサラギ16歳だ。属性は…火でクラスFだ。っていってもまだ魔法は使えないがな」

 とりあえず属性は隠しておこう。
 違う属性は、SとかMならSのほうが良いよ?

「奇遇やな。ワイもクラスF。アルブレヒト・ブティング16や。属性は火。気軽にプレちゃんとでも読んでええよ。よろしゅーな」
「俺もトキでいいぞアル。よろしくな……あとな――」
「なんや?」
「さすがに裸で抱き合うのは嫌だ…」
「奇遇やな、わいもそう思ってたところや…。しかもトキにゃんがくるの裸でまってたんよ。きのうから。」



シュルシュル

 俺とアルは服を装備した。

「でも珍しーなー。この時期に転入やなんてー」

 そういえば、時期とかわからないな…。一年の何時ごろなんだ…?

「いまって二学年になってどれくらいなんだ?」

 これで十か月とか言われたらショックだ…。
 すぐ三学年。

「そやなー。二週間程度やなー! まぁそれくらいならすぐ追いつけるでー」

 終始ずっと笑顔だ。
 こう言うやつは絶対人は好かれるな。

「どうせ同じクラスやし明日は一緒にいこうやー? わからないことよーさんあるやろから案内するで?」

「ありがと、ま、でも学校までだな。八時半に職員室って言われてるからー。転校生だからな」

「りょうかいやー。そっちの部屋がトキちゃんの部屋やでー?」

 廊下の両側に扉がある。
 片方が俺の部屋のようだ。
 たぶん奥に見えるのはリビングだろう。

「サンキュー。二週間分のテキストと明日の準備するから、部屋いくわー」
「はいよー、にしてもトキちゃんまじめやなー、ワイなんていつも授業中ねてるえ?」

 まぁ、魔法なんて面白いこと出来るんならやりたくもなる。 
 多分こっちの人には、日常だからそこまでまじめじゃないんだろう。
 地球での数学のようなもんだ。

「じゃ、また明日の朝にでもー」
「あいよー」

 そういって自分の部屋に入り。
 とりあえず見回してみた…。

「にしても…」

 ベットにクローゼット 机 椅子 ソファー 冷蔵庫 って冷蔵庫?
 近寄って開けてみると、ひんやりとした空気が流れる。
 奥のほうに水晶のようなものがあり冷気を放っていた。

「ふむ…、生活にはこの水晶のようなものが使われてるんだな…。科学の代用品か…」

 視線を机の上に向けると、教科書や文房具、ノートなどが積みあがっていた。
 机の前にあったイスに座り、手に取ってみる。
 魔法論 魔法概論 各属性の基本と応用 錬金 エンチャント あとは日本にもあるような数学やら歴史やら。
 にしても…。30冊近くあるな…。数学は中学生レベルだから楽だが…、
 他のは初めから学ぶことになるな…大変だ。

「魔法…か」

 呟いてみた。
 魔力は在っても使えないとは…。
 普通小説だと、異世界にきたら最強になるんじゃないのか…?
 現実はつらいな

『ふぁー やっと一人になってくれたー』

ビクッ

 いきなり声が聞こえた。
 あたりを見回してみるが誰もいない…、気のせいか?

『こっちですよこっち!』

 声が聞こえる方には誰もいない。
 ふぅ…、ついに幻聴まで聞こえるように。
 引きこもりのオタクになったはずはないんだがな。
 一応学校いってたし…、そこまで重症だったか俺?

『懐中時計ですよ! 机の上の』

 手に取ってみる…

 …………

 さっきと変わらない。

『いえ、変わりますって』

 完全に時計から声が聞こえる。だが…、

「すまん、いくら俺の守備範囲が広くても時計は範囲外だ。あと心の声に答えるな」

 まったく油断も隙もあったもんじゃない。
 心の声まで聞こえるとは。

『心の声が聞こえるのなんてあたりまえじゃないですかー? だって私は刻様の心みたいなものですから。』

 刻様ときたか。
 なぜそこだけ敬語なんだ…。

『まぁ詳しくはハショリますがー』

 ハショるなんてよく知ってるなコイツ…。

『刻様の中には“白の本”が入っているのですよ。入っているって言っても表層じゃなく深層に』

 チッ、やっぱ入ってたかアイツ…、おれのホールを狙ったにっくき本が!

『それを複写して魔導具にしたわけですから、私が出てきたんです』
「おいっ! ハショりすぎだろ!? まったく繋がってないし。全然理解できない。」

 んむ。本当に理解できない。
 こいつはアホなのか? アホの子か?

『アホアホ言わないでくださいよ? 刻様から出てきた私がアホなら、刻様もあほですよ?』

 めちゃくちゃ生意気なのが出てきた。

『私はあの本のレプリカです。ほら、深層世界を複写して、それが私になったわけですから。刻様の深層世界は“白の本”に完全に作り変えられているわけです』

 なんか怖いこと言ってやがる…。
 気分的には、勝手に心いじくられた気分だ。

 心を弄ばれた!

『表層と深層は役割が違うので、心は関係ありませんよ? 強化されたと思っていてください』

 心で会話できるのが悔しいが…。
 てか、全然強化されてないぞ?
 魔法も使えないしな。

『そうですね。肉体は強化されたのですが。魔法はページが足りません』

 ああ、箒でぶら下がって平気だったのはそのせいか。
 とりあえずページって言うのは何だ。

『“白の本”は元々全ページ埋まっていたんですよ。今は真っ白ですが。契約者が死ぬとページをすべて失って時間を戻すんですよ。契約者が生きていたならば、簡単にできます。でも、失ってからだと魔力がないので、本のページが代用します。そして魔力を失ったページは、次元も宇宙も超えて飛び散ります。契約者は時間を超えても全次元に一人ですから。蘇生させるには、理を崩す魔力が膨大に必要なんです。そして、ページを失った本は契約者の元に戻る』

 つまり…“契約者”は俺。
 そしてページは飛び散っている。
 死んだのか…? 俺は?

『はい。“黒の本”の契約者に殺されました』

 コイツは殺されたとハッキリと言った。
 そもそも何故俺は契約したんだ?

『そうですね。契約者のいない本は主を求めます。契約者になる前のあなたは病気でした。手術なんて意味のなさないような。もって数か月だったでしょう。そしてあなたは生きたいと願った。死にたくないと。生きれるのなら何でもすると。その願いを叶えたのが“白の本”です。すべての“本”は契約者を不老にします。そして刻様は代償として世界を渡った』

 つまり、本は異世界に散ったページを集めたかったと?
 そのために俺と契約した?

『おおむね、そうです』

 でもそれだとおかしくないか?
 最初は全ページあったんなら、俺と契約しなくてもよかっただろ?

『刻様と会ったときは最初から真っ白でした。刻様のまえの契約者がいたのですが。死んだあとに巻き戻され。その後、本と再契約する前に事故でなくなりました。契約者を失ったんです』

 巻き戻されたら同じ様に成長しないのか?

『そうですねーよく“パラレルワールド”とか小説であるじゃないですか?』

 よく知ってるなコイツ、オタクか?

『だから、刻様の記憶を共有してるんですよ! 水を差さないでください! で、話を戻しますが。実際そんなものないんですよ。たしかに未来に延びる並行世界はあるんです。たとえば現在が1、未来が2としてジャンケンをします。未来の結果として勝ちと負けで2通りがありますよね? ただ、そこで負けたら勝ちという世界は消滅し2の未来が1の現在になるんです。そこから並行世界に行こうとしても一本道なので勝ちなどという世界は存在していないのです。過去・現在が一本道、未来は複数って感じでしょうか。過去に戻るのは時間を戻せば確実に同じ道にたどり着きますが。未来に進めると未来の可能性の一本に辿り着きます。そして、もう一度現在に戻り、未来に行くとまた違う未来に辿りつくんです。コインを投げて裏、表とありますが表が出たからと言って、過去に戻りもう一度投げても、確率は二分の一なんです。生物、植物は機械ではないので。ただ同じように繰り返すわけじゃないんです。自分の成功の未来を見つけて。よし、この道をゆこう! と思っても。全く同じことは出来ないですよね? それと同じなんです。だから今日の気分で道を変えたら事故にあった。なんてことも起こりうるわけです』

 ふむ。じゃぁ契約者もう一度ページを集めればいいってことか。
 そして世界を渡れと?

『そうですねー…、いまの刻さまには悪いのですが…』

 OK。了解した

『契約破棄はできないのでこればっかりは…』

 いや。だからOKだって。

『え? いいんですか? だってアレですよ? これから危険な世界をいろいろ渡らないといけないんですよ? 不老不死で永久にページを集めるんですよ?』

 不老不死…、つまりは永久に16歳…。
 30歳までドーテーでウィザードになるっていう夢が……。


 俺は両手を床につき、うなだれた。

『……なんか変なところで落ち込んでいますね…。前のご主人さまは発狂するくらい嫌がってましたが』

 ああ。それこそさっきの並行世界だろ。
 同じ人間だって同じ用に成長するわけじゃない。
 それに病気の時契約したのは俺の方だろ?

 彼女は少し沈黙し、

『そうですね、はい。では、私も“今回”の刻様を正式な契約者。ご主人さまと認識します』

 ふむ。そんなに期待してくれるのは嬉しいが俺は魔法も使えないんだぞ?

『さっきも言いましたがそれはページがないからですよ。ページは生物に惹かれるので、そこから取り戻します』

 殺せってことか?

『いえ、気絶させてでも構いません。この魔導具はレプリカですが、“白の本”にも繋がっているので回収が可能です」

 と言うか、本のレプリカがなんで懐中時計なんだ?

『そうですねー、白の本の本質が時空なんですよ。他の魔法も使えるのですが。本質はこの二つなんです。この世界にくるのに“空間”を使っていますし。時間を戻すのに“時間”を使いました。他の本は一度消滅させれば完全に消えますが。白の本だけは時間を戻します』

 ふむー…。

『それにこれは仮の姿ですので。私自信は白の本の意思のレプリカです』

 意思って言うのはわかったが…、仮の姿?

『そうですねーご主人さまは私が認めたので戻ってもいいですね。この懐中時計を持ってくれませんか? 直接本とラインをつなげるので』

 言われた通りにやってみる。

 瞬間、懐中時計が光輝いた。

 俺は懐中時計をゴミ箱に投げ捨てた。

 ホールインワン!

「いたた…、何するんですかご主人さま…」
「すまん、なんか光出したからビックリした…」
「びっくりして数メートル先のゴミ箱に的確に入れるなんて出来るはずないじゃないですか!」

 正論だ。

「と言うか誰だおまえ?」

 ゴミ箱から出てきたのは20センチくらいの少女だった。髪は白くふわふわしたロング。ロングっていうかめちゃくちゃ長い。たぶん足元まである。瞳は小さくてよくわからないが紫だろうか? 洋服は白いワピースのようだが、腰のあたりで縛っており。後ろに大きなリボンが見える。見た目的には12歳くらいだが…、身長が低すぎる。
 どんな成長したら20センチの12歳がいるんだ?
 淡く虹色に光る羽根が4枚ついている。
 ぱっと見、ゲームに出てくるシルフだ。

 時空属性のシルフなんてありえないだろ。

「だからさっきの懐中時計ですって! さっき変わるところ見たでしょ? 魔道具召喚の時にも、声かけたじゃないですか!」
「いや、光輝いてからみてないぞ? アレお前かよ」
「それはご主人さまがゴミ箱にホールインワンしたからでしょっ!!?」

 またまた正論。
 何故か、こんなちびっこに言われると腹が立つ。

「で、お前の名前はなんだ? いつまでもお前じゃだるい」

 率直な感想だった。

「私には名前はありませんよ? レプリカですし。なんだったらご主人さまがつけてください」
「じゃ、ハク」
「ハクですかー、いい名前ですね~すぐ決めましたけど何でですか?」
「白いからだ」
「……」

 白=ハク そのまま読んだだけ。素晴らしい名前だ。
 ハクもいい名前って言ってるしな

「褒めた私がバカでした」

 結果良ければいいだろ!?

「にしても、ページを集めるって言っても武器もないし魔法も使えないし。気絶させればいいっていってもそれすら出来ないぞ? 逆に殺されるのがオチだ」
「いえー大丈夫ですよー。これでも私は魔導具ですし!」

 ない胸を張ってるが全然使えそうにない。
 投げて使えばなんとかなるだろうか?
 いや、確実に使い物にならないだろう。

「とりあえず私を握ってください」

 言われた通りにやってみるか。

 握ってみた。

 思いっきり。

「ぐふっ! 強い強い! いたたたたたたったた!! 死にます! 死んじゃいます! 身とか出ちゃいますから!!?」

 自分で握れと言って、なんともな言い草だなコイツ。

 力を緩めてやった。

「はぁはぁ……。肉体も強化してるんですよ? そんな握力で握ったらいくら私でもつぶれちゃいますから! って言っても死にませんが。剣で切られようと魔法で焼き尽くされようと懐中時計に戻るだけで。懐中時計は本の魔力で守られているので別の本にしか壊せませんしね。私も懐中時計もご主人さまか、私の意思で手元に戻りますから」

 なんてしつこいストーカーだろうかハクよ。
 壊せないし捨てても戻ってくるのか…。

「じゃ、握ったら頭の中に武器を描いてください。剣でも杖でも銃でも何でもいいです」

 ふむ…目をつむって思い描く。
 杖は――魔法使えないから却下。
 銃は――当たらん絶対に当たらんよ。
 無難に剣だな。イメージイメージ。

 純白の剣……。
 雪のように白く……。
 美しく反り返った日本刀……。
 するどい切れ味……。
 剣筋は速く……。
 絶対に折れなく。 
 歯こぼれしない刀。

 感覚でハクの体が変わったのがわかる。
 質感も心地よく手に馴染む。

 目を開いてみる。

 手には白銀に輝く刀。

 するどく、刀身は1メートル程だろうか?
 柄も白く、美しい装飾がほどこしてある。
 柄の下部には、懐中時計のなごりのような白銀のチェーンがついている。
 
 少し振ってみると。

 速い。

 刀の軌跡に、雪のような光の粉が舞う。
 重さを全く感じない刀。
 重さがないのにこれで切れるのだろうか?

『ご主人さま、作ったものに名前を付けると、次からは名前を呼ぶだけ、名前を思い描くだけで同じものが構築されます』

 刀から声が聞こえる。
 頭の中に直接流れて来る声なので、普段使っても大丈夫だろう。
 
 名前か…、ハクで構成されて俺が使う刀だから――『白刻刀』だ。

『また安直ですね――白くきざむ刀ですか。白、何もない無。対象が無に帰るまで刻む刀。安直ですが悪くはないですねー』

 安直安直言うな!
 一応考えたんだからな二秒くらい。
 てかこれ切れるのか?
 軽すぎて弾き飛ばされそうだ

『大丈夫ですよー。空間ごとねじ切れますから!』

「……ハ?」

 思わず声に出してしまった。

『言い忘れてましたけど、私がご主人さまを認めたことで、完全な本の主になったんですよ。ページがないので完全な力は使えませんが、本の本質。つまり時空属性が使えます。もちろん本来の力では使えません。本質はページを集めるごとに高まっていくので。異世界移動はまだ使えませんね。空間接続ならある程度は使えると思いますが。普通に空間を切るくらいなら出来ます。時間のほうは未来に行ったり過去に行ったりは出来ません。って言うか。これするとページが吹き飛ぶので永久に使わない方がいいでしょう。ただ現在の時間を引き延ばすくらいならできると思います。そんなご主人さまが刀を持ったら最強ですねー♪』

 ハクがケラケラ笑っている。

 試しに近くのイスでも…。

シュッ

 スッパリ切れた。

 抵抗も何もなくスッパリと。
 空気の音しかしなかったぞ?
 そして気づいた。

 ああ……、イスなくなった…。

『ご主人さまが切りたいと思ったものなら切れます。この世界の人たちと違って、ご主人さまの魔法は精霊の補助なんて必要ありませんので詠唱もいりません。詠唱の“属性+形+名”と言うのは精霊ありきなのです。属性=どの精霊を呼ぶか決める。形=精霊に何をしてほしいか教える。名=詠唱者がだれか。なのでご主人さまの場合。属性・形・名=自分の内の力なので思い描くだけでいい。とゆうことになります』

 たしかに最強だと思う。
 俺はハクに戻るように頭の中にイメージを浮かべた。
 
 剣が白く輝いた。
 光が納まるとハクを握っていた…。

「いたいたいたいたい!! だからなんでいつも強く握るんですか!?」
「柄は強く握るだろ? しかも、そんな強く握ったつもりないし」
「ご主人さまの体は強化されてるんですよ!!? 石殴ったらクレーター出来るかもしれないくらいなんですから!」

 ハクよ…、強くしすぎだ。
 俺はこれから手加減をまなばなければいけないのか……。

 溜息をついて。

 ふと、思い出した。

 飯くってなかった…、思いだしたら腹へってきた。

「ハクお前って何か食べるのか?」
「ええ。別に食べなくても大丈夫ですが。その場合ご主人さまの魔力を食べるので、出来るだけ食事はしたいと思います」
「よし、魔力食われるのはなんか怖いからついてこい。飯いくぞー」
「はいはーい!」




 それから一時間ほどうろちょろしたが。
 見つからなかっので、ハンネの部屋に行き場所を教えてもらった。
 ハクは移動中、懐中時計になり。
 食堂では、俺の膝の上で食べていた。
 使い魔をつれている奴が何人かいたので隠さなくても大丈夫だったかも知れん。
























 明日は学校か…、魔法のことも何とかなったし楽しくなりそうだ。

 そう思いながら俺は眠りについた。


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