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ガイア
作:義和



ガイアの怒り


『ガイア』は子供達キュプクロプスとヘカトンケイルを腹(地底)深くに閉じ込められた事に起こりました。

彼女は『アダマス』という特別に硬い金属を産み、それで鋭い刃のついた巨大な鎌を作りました。
息子のティタン(六人)を集めその鋭い刃を見せて言いました。

「これを私の言った通りに使えば『ウラノス』の横暴な振る舞いをこれ以上続けられなくする事が出来る。そうすれば窮屈な思いをしなくともいいのだ」

すると、他のティタンが皆尻込みしている中、勇ましく進み出た息子がいました。
その息子の名前は『クロノス』といい、末の弟でしたが知恵も力も兄弟の中でも優秀だったのです。

『ガイア』は喜んで『クロノス』に鎌を与えました。
そして作戦を教えました。




『ガイア』の教えに従って『クロノス』は母神の巨大な陰部のすぐ側に、鎌を右手に握り締め隠れていました。
そうすると、『ウラノス』が『ガイア』にすっぽりと覆い被さり、情交をとげようとしたのです。
『クロノス』はそこですかさず左手を伸ばし、『ウラノス』の性器を掴みました。
そして右手に持った鎌でそれを刈り取って背後に投げ捨てました。

『ウラノス』の傷口からは忽ち、夥しい血潮が流れ出て『ガイア』に染み込みました。
この血潮には『ウラノス』の精力と憎しみがこもっていたため長い年月をかけて『ガイア』を妊娠させて恐ろしい者達を生ませてしまったのでした。














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