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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー 作者:Ss侍

第三部 王都暮らし

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第六十七話 武闘大会-3

 おはよう。
 実は昨日、一本ナイフを作ったんだ。投げたら花火のように爆発するナイフ。しかも痺れ薬を混ぜてる。これで派手に決めようと思うんだ。
 何故かって? 目立ちたいからさ。
 さて、コロシアムにむかおう


 朝8時50分にコロシアムに到着。9時にスタッフから説明があった。
 今日は第三~四回戦目。合計15試合あり、前回一試合30分から、今回は15分に短縮(1戦毎に5分休憩あり)。持ち込み武器も3本までOKなのだそうだ。第一試合目は9時30分に開始。

 前の試合開始時に、メッセージで連絡され、待合室で待機。実況者から名前を呼ばれたらバトルステージに入場するのだとか。

 俺は第三試合目。キザムという人と戦うらしい。前大会優勝者の上、イケメンなのだとか。すこぶるどうでもいい。
 ちなみに、俺は、観戦はする気ないぞ。

 第三試合目ってすぐだな。帰ったりできるらしいけど、しないほうが良さそう。

 9時20分に、コロシアム中に声が響く。いや、司会か。


〔さぁ、始まります、第452回武闘大会Aランクの部! 冒険者達が互いに腕を試し会う神聖なる大会! 司会兼実況は私、カイム・スピーチャがおおくりしまぁーす〕


 へぇ、アナズムにもこういうのあるのか。じゃ、張り切って盛り上げないとな。
 司会はまだ続く。


〔そして、解説兼ゲストはこの3人! SSSランカー、伝説のチーム【ピースオブヘラクレス】のパーティリーダー、<<武神>>こと、ギルマーズ・ヘラクレアぁぁぁぁ〕
〔みんな、よろしくぅっ!〕
〔紅一点はこのひと! SSSランカー、<<森羅万象の大魔導士>>こと、パラスナ・ネルヴァンっっ!〕
〔ふふ、皆さん、期待してるわ〕
〔そして最後はこの方っ、正義の使者、SSSランカー、<<不死身のヒーロー>>こと、ラストマンっっ!〕
〔選手達ヨ、全力ヲ尽クシ、勝利ヲ勝チ取ルノダ!〕
〔そして、特別観客席には、我が国、メフィラド王国、17代目国王、ルイド・メフィラド様だぁぁぁぁっ!〕


 へぇ、SSSランク御三方も、この国の国王もいんのか。下手なことはできないね。
 それにしても、ウルトさんって厨二病じゃない? なんかそんな気がしてきた。
 会場が一段と盛り上がり、選手の入場が始まった。


〔さぁ、第452回冒険者武闘大会Aランクの部が幕を開けます! 第一試合目っ!〕


 わー、きゃー、と客の歓声がよく聞こえる。中々こういうの雰囲気は嫌いじゃない。
 選手の入場が始まった。


〔冒険者歴30年……その実力は本物だ! その屈強な身体から繰り出す武術を、今回も見せてくれるのかっ!? 『剛の拳客』こと、ヘルバトル・ゴウンバンっ!!!〕


 あ、やっぱり入場もこんな感じなのね。でも試合は見るつもりないからねー。どれ、キザムって人に挨拶でもするか。

 選手控え室には、恐らくキザムであろうひと既に居た。
 彼は俺に気づき、話しかけてきた。


「お前がアリムとかいう少女か?」
「はい」
「ふん、最速最年少のAランカーだと言うから、どんな奴かと期待していたが…。まだ餓鬼じゃねぇか。俺には餓鬼を切り刻む趣味はねぇ。キザムが餓鬼を切りキザむつってな……ププッ」
「は…はぁ」


 残念イケメンかよ、こいつ。イケメンだ。確かにイケメンだが、残念すぎる。いきなり駄洒落かましてくるとは思わなかった。


「そういうわけでだ、少女よ、精々# 怪我__ ケガ__#しないようにがんばれよな。俺は血で服を汚したくないんだ。怪我…汚…ププッ」
「はぁ…よろしくお願いします…」


 そんな風に互いに挨拶している最中、どうやら試合が決したようだ。


〔おおっと! ナリナ・ラヤーゾ選手、ウインドキャノンにより気絶ぅぅぅ! 勝者、ヘルバトル・ゴウバン選手っ!〕



 彼がまた話し出す。


「お、次の次だな。俺は向こう側の控え室だそうだ。じゃあな、アリム、期待してるぜ。精々楽しませてくれよな」


 そう言って彼は去っていった。俺の控える場所はここで良いようだ。
 次の試合が始まる


__________
______
___


〔________よって勝者、エミール・モスリア選手ぅぅぅっ!!〕


 さてと…次は俺の番だな。キザムの次に呼ばれるらしい。
 呼ばれたら入場だ。なーに、緊張する必要はない。俺の可愛いところを見せればいいのだ。

 ここにいると、出入り口が近いせいか、観客の声が良く聞こえる。
 かなり盛り上がってるなー。

 ………キザムが呼ばれた


〔魅了の顔立ち! 細くしなやかな身体! 男が羨む美男子……だが、実力は本物だぁっ! 前回、第451回武闘大会Aランクの部優勝したその強さ、また見せてくれるのかぁっ!? 『速双剣の美貴公子』 キザム・コマルターっっ!!〕


 すごい歓声が聞こえる。とくに女の人からだ。
次は…俺が呼ばれるんだな……。
 スタッフに準備しろと言われた。よし…行くか。
 俺は控え室からフィールドに出る。


〔最速、それは登録10日でっ! 最年少、それはたった12歳の少女! 適性年齢以下最速最年少最強のAランカーはその可憐な容姿からは想像もできない強さを秘めるぅぅっ! アリム・ナリウェイィィィィっ!〕


 ふと、いつもやってるぶりっ子が出ちまった。
会場の観客全員方位に手を振り、定位置についてペコッとお辞儀、そしてニコッと笑う。
 なんでさっきまで緊張してたんだろう。
 歓声もまた凄い。


「可愛いいいいいいいいいっ!」
「なんだ、なんだあの美少女はっ!」
「キャー! アリムちゃん可愛い!」
「ふつくしい…」
「こっち! こっち向いてー!」
「あんな娘だなんて、聞いてねぇぞ!?」
「怪我してほしくなあなぁ…本当に戦えるのかよ…」
「頑張ってぇー! どっちも応援するわー!」
「笑顔がスバラスゥィィィっ!」

【称号[魅了の才]が、[魅惑の美姫]に、二段昇格しました】


 間のやつ飛ばしちゃったんだ。こんだけ観客いりゃそうか。

 勝負が始まる…。


〔おっと、図らずも美男子、美少女対決になってしまったようだぁつ! さぁ、互いに構えて…勝負…始めっ!〕
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