Fifty three(1/1)縦書き表示RDF


Fifty three
作:阿多河葉月



Rei Akagawa ONE


初夏、五月の昼。当り前のようにこの街に建つ私の通う私立高校。今日もまた、いつもと同じ飽き飽きする学校ライフが待ち構えているのかと思っていた、その事件がおきるまでは・・・・。
 ピピピピピピピ・・・今日も私の部屋で七時を伝える目覚し時計がなっている。起きたくないなと思いつつも、あのうるさい母さんに怒鳴られるのも癪だし、遅刻して先生に大目玉食うのも嫌だから私は起きることにした。カチャッ、目覚ましを止めて起き上がり窓の外を見ると、外は気持ちよく晴れていた。私は制服に着替え、母さんが怒鳴る前に1階へと降りて行った。
 「おはよう、レイ。朝御飯食べなさい。」
 いつもの会話、私は母さんの言うとうりに朝御飯を食べ足早に家を出た。
 
 私の家は群馬県秋架市のごく普通な住宅地にあった。そこから徒歩10分、自転車で約5分の道のりを毎日自転車で通っている。
 いつも通る商店街は、まだ開いている店も少ないため閑散としていた。いつもと変わらない、面白みもない日常の風景に鈴は飽き飽きとしていた。
 「おはよう鈴ぃー。」 
 教室についた私に一番に話し掛けてきたのは、クラスメイトの森山千佳モリヤマチカだった。
 「ああ、おはよ千佳。」
 私はいつも道理の愛想のない挨拶をし、一番奥の自分の席に着いた。朝のホームルームまで後20分、私はその時間までなにしようか考えた挙句、それまで寝ることにした。
  
 《キーンコーンカーンコーン》
 ホームルーム開始の鐘が鳴り、担任が入ってきて適当に朝の挨拶・・・・・。
−−−−−と、思っていた。
入ってきた担任、泉幸一イズミユキヒトはいつもはダラダラのジャージのくせに今日はなぜかきっちりとしたスーツだった。教室がシーンとしている中、泉は口を開けた。
「知っている人もいると思いますが、先日、ウチのクラスの高嶋凌タカシマリョウ君が失踪しました・・・・。」
 教室がざわめく、慌てて高嶋の席を見るが確かに高嶋は居なかった。
   
  こうして始まった、この学校のいつもと変わらない非日常な事件が・・・・。
 














ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




TOP


小説家になろう