表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩*祈りのようなもの*

世果報(ゆがふ)

作者: a i o

海鳴りが

空を押し広げ

旋回する鳥たちが

告げる喜び


咲き乱れよ

花は花の美しい姿のまま

実を結べよ

繋げゆく大地の掌の上


祈りの手が重なり合う

あの海の彼方


命が命を呼び

永らえよと言った


砕け散る波間の輝き

消えては生まれ

続け

続けよと

小さな(あぶく)

語りかける波の音


踏み分けられた野道

辿るその脇に

慈しめ

慈しめよと

白石のひとつ

在ることの尊さよ


分け与えれば

合わさる

思いを遣れ

思いを遣れと

隔てることなく


彼方より

訪れる世果報(ゆがふ)


永らえよ

永らえよと


まだ見ぬ世界に生きるものへ







世果報(ゆがふ)


沖縄の方言で、世界の幸せや、豊かな世(豊年を願う意もあり)、ミルク神がもたらす素晴らしい世界(ミルクユガフ)、などの意。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ