第2章:たった1つの存在
30XX年 某日 X系 第7惑星。
・・・俺の名前はルイス・カーバイン。
シーマイン高校に通う高校3年生だ。
特にとびぬけて凄いといえる事はないだろう。
どこにでもいるような高校生である。
特技は年に1度行われる騎士の祭典<<ナイト・フェスティバル>>。
ちなみに騎士の祭典とはいろいろな武器を使い戦うものだ。
そしてその武器はデータとしてカードに保存されている。
そのカードを選手の精神力によって実体化させることで武器を使う事が出来るようになる。
俺はこの大会で2回の優勝を果たした事がある。
そしてそこで貰った物がただの透明なガラスの板だった。
なぜそのようなものが賞品となっていたのかは分からない。
しかし,自分の記念となるものだったので今でもそれは大切に取っておいてある。
何に使うかも分からない。
そもそもこれの使い方も分からない。
だが,これをもらった時にいわれた事が
『これにはある力が秘められている。それを使いこなすも使いこなさないも貴方しだいだ。』
という内容の事である。
いったい何のことなのだろうか。
今でもその言葉の意味は分からない。
だが・・・
このカードには何か特別な・・・
そう,『気迫』というべきものを感じる。
不思議なものだ・・・
この俺がまさかこんなちっぽけな1枚のガラスの板に気迫などというものを感じるとは・・・
まったく・・・
おれも焼きが回ったものだ。 |