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120. 最終調整に入ります(本編)



忙しくしていたというエーダリアから、本日の晩餐の時間が早まると通達があった。

まだアルテアがいる間にこちらに来たので、ネアとアルテアのフルーツタルト争奪戦を目撃されてしまう。


「…………とにかく、本日は夕方からになるので、あまり食べ過ぎないようにな」

「夜に打ち合わせがあるなら仕方ありませんね。それに、私とディノも狩りに出る予定なので、早めの晩餐はとても有難いです。狩りが終わったら打ち上げですし!」

「あまり妙なものを狩らないようにするのだぞ?それと、打ち上げをするなら程々にするといい。ゼノーシュと出かけると聞いたからな」

「ゼノとお出かけするのは夜なので大丈夫ですよ」

「だとしても、悪酔いには注意することだ」

「アルテアさんといい、不当な評価を受けている気がします………」


そう反論すればエーダリアは不自然に強張った顔で出て行ってしまったので、ネアはあらためて御主人様の悪酔いは、攻撃を仕掛けた者への反撃のみである旨をディノに説明しておく。


「それに、今日はディノと仲良し度合を深める為の打ち上げなのです!ディノが悪さをしない限り、私が暴れることはありません。楽しく飲みましょうね」

「そうだね。今夜は、君が暴れないように悪さはしないでおくよ」

「なぜでしょうか。安全を保障してくれたはずなのに、言い回しに少しぞわっとします」

「不安なら、俺も参加してやろうか?」

「…………アルテアさんが同席すると、余計な事件が起きそうなのでご遠慮下さい」

「いつも事件の中心にいるのはお前だろうが」

「不用意な発言で暫定ご主人様の心を傷付けたので、本日の酒宴への参加を禁止します。明日の朝まではリーエンベルクに接近禁止令ですからね!」

「別に構わないが、さすがに問題を起こしたら呼べよ?特に狩りには用心しろ」

「…………優しくされると不安になるのはなぜなのでしょう」


明日の密会を約束しているからか、アルテアは比較的あっさりと引き下がってくれた。

アルテアの参加を阻止しようという構えでいたディノは、ネアがきちんと撃退したことに満足げに微笑んでいる。


「では、アルテアはもう帰ったらどうだい?」

「やれやれ、お前が変わりないようで一安心だ」

「ふうん、残念だという目をしているけれどね」

「さあな」


優美なけだもののように立ち上がって、アルテアはことさらゆっくりとネアの頭を撫でてから帰っていった。

撫でられてしまった頭を押さえつつ、ネアはぎりぎりと眉を顰める。

悪意だけに微笑む姿が克明なアルテアに、今の様に特定の意志を潜めて微笑まれると心臓に悪い。

得てして、悪徳というものはとても魅力的なものなのだ。


「悪い奴なので、今晩は立ち入り禁止にして良かったです」

「あれがこんな風に興味を示すのは珍しいことだ。君は随分とアルテアを籠絡してしまったようだね」


そう呟いた声の平淡さに、ネアはぞくりとして隣の席に座ったディノを窺った。

隣に座ったディノは、艶麗に微笑んではいるが、そのゆったりと刻まれた唇のカーブには魔物らしい残酷さが滲む。


「籠絡というようなまっとうに物騒なものではないと思いますし、本当は素敵な餌係りさんになって欲しいのですが、あまり近付くと危ないので気を付けますね」

「…………餌係りでいいのかい?」

「ご飯準備担当の契約の魔物という区分があれば、まず間違いなくそうするのですが………」

「あれは特等の魔物の一人だ。第三席の魔物に鎖をかけていても、君はそこに欲を感じないのかな」


不都合なことも掘り下げるのは、可能性があるのであればそれを排除する為だろう。

ここにいる魔物は、つい先日までの、得られるものもあるからとアルテアとの契約の可能性に躊躇いを見せる魔物ではなく、容赦なく酵母の魔物を壊してしまっていた頃のディノなのだ。


「ふふ。ずっと一緒にいたいとか、一緒に生活をしていて心が安らかになるという才能には、それぞれの相性があります。そういう意味ではアルテアさんは、人間の手に負えない困った方だと思いますよ」

「そうなのかな。君に対しては特別なのかもしれないよ?」

「だからといってアルテアさんらしさが失われる訳でもありませんし、正直なところ、それが失われてしまうのも寂しいですからね。ディノの言う通り、少し優遇して貰えるようになったのでこのくらいがちょうどいいと判断しました。今のままのアルテアさんでいて欲しいので、今のまま、安全な距離から利益だけを毟り取る関係で行きたいと思います!」

「利益だけを……………」

「具体的には、美味しいご飯と、素敵な内装の才能をです!」


残虐な発言でふんすと胸を張ったネアに、ディノは困惑したように首を傾げた。

出会って三日目では、ネアがどういう嗜好なのかまだよくわからないのだろう。

人間はなぜそんなものがいいのだろうと悩んでしまった魔物を引き連れて部屋を出ると、晩餐までの少しの時間を夜の狩りに備えて上手に活用させた。


ご主人様が入浴中の浴室には決して入ってはいけないと躾けられたのだが、まだ慣れていないだろうという名目で浴室にはがちゃりと鍵をかけて髪を上げる。

こんなに早くお風呂に入っても、狩りに行った後はどうするのだという発想も、今のディノにはないようだ。

ディノ自身もお風呂に放り込もうとしたが、まだ入浴の楽しみがイマイチわからないらしく、無事に避難先から戻ってきたノアに暫く相手をして貰っている。


湯気でしわしわにならないよう、手帳は浴室の引き出しに避難させつつ、一枚のカードを浴槽の中でじっと見つめた。

カードごとに設定が違うものか、そこに記されたメッセージは上品な濃紫色だ。

その色で鈍く光り、真っ白なカードに美しい文字が浮かび上がる。


“あのチケットはどうしたんだ?”


さっそくのメッセージが入っていた。

そう書かれた文字を一拍見つめ、ネアはディノに預けてあったのだが、今のディノではどこにしまったのかわからないそうだと返事を書いた。


“どうだかな”


その短い言葉にはネアも同意である。

敢えてこの状態を維持しているのであれば、勿論あんなチケットを返してくれはしないだろう。

そのことを考え直すことで思いのほか打ちのめされていると、アルテアからの返信で、注意事項がずらりと書き連ねて送られてきた。

保護者めいた注意事項の一覧に感心半分読み進め、最後の文章にネアはおやっと目を止める。

そこには、寿命の摩耗を止めるべく、契約の魔物との魔術バイパスの一部を選択し一時的に切り離しておいた方がいいというような専門的な申し出があった。


よくはわからないが何も切り離さない方針のネアは、小さく溜息を吐いて曖昧な返事を返すにとどめておく。


(でも、フルーツタルトを焼いてきてくれたりしたし、案外に心配性………)



「…………ん?」


そこまで考えて、ネアはぎくりと体を揺らした。

欲張ってふた切れも食べてしまったフルーツタルトだが、ネアが寛大な心でディノにも分け与えたときに、アルテアが少し嫌そうな顔をしていたのを思い出したのだ。

お宅訪問に行った際には寧ろ面倒見よく振る舞っていたので、それが少しひっかかっていたのだ。


(…………まさか)


食べ物に纏わる魔術は多い。

料理というのは一種の魔術にもなるので、場合によっては危険なものなのだと、以前にゼノーシュが話していたのを思い出した。


(とは言え、飲食に関しては機会が多いことだから、ディノの指輪や他の守護で弾いてる筈だけど……)


不安になったネアは、もう一枚のカードを取り出してささっとメッセージを残した。

すぐに了承の返事が貰えたので手早く入浴を済ませ、部屋にある小さな魔術保管庫にしまったケーキ箱を取り出した。

真っ白な箱を持ち上げて底を見てみると、上品なクリーム色で繊細な額縁模様が描かれている。

カインで拾った絵本を巡る騒動の際に、ネアはこのような模様もまた術式陣の一部であると聞き及んでいた。


こんな風に見えない場所にある装飾が、果たして無害なものだろうか。



「……………おのれ」


小さく呟いて、まだ濡れたままの髪の毛を肩にかけたタオルで吸水しつつ、家事妖精を呼んでケーキ箱を預けた。

家事妖精に預けた旨をカードに記し、ふうっと一息つく。

まだ明日にも無花果ぎっしりのタルトを美味しく食べれると思っていたので、ネアの気持ちは急降下した。

これで問題ありでケーキが没収されるようであれば、いつかきっとアルテアには食の恨みをぶつけてやろう。

よりにもよって心躍る無花果のケーキなので、恨みは百倍になっている。



「…………ケーキ」


憎しみが募ったのでわしわしと乱暴に髪の毛を乾かしていると、扉が開いてノアに託児されていた魔物が部屋に戻ってきた。

まだお酒も飲んでいないのに荒ぶるご主人様に、目を瞠って慌てて側にやってくる。


「どうしたんだい?何かあったのかな?」

「…………むぅ。アルテアさんのケーキに容易く餌付けされたことへの口惜しさが湧き上がってきていました」

「でも、餌係りになって欲しいのだろう?」

「はい。しかしながら、その餌に踊らされてしまうのは悔しいです。目の前に餌があると心が緩んでしまいましたが、これが万が一餌を乗せた罠だった場合は大惨事なので、今後気を付けたいと思います」


しょんぼりとそう反省の言葉をお伝えすれば、ディノは小さく微笑みを深めてまだ濡れたままの頭を撫でてくれた。

見上げた水紺の瞳にはどこか満足げな男性らしい色が滲む。


「アルテアと君との契約がある以上、加護にもなるような術式がすり抜けてしまうことがある。とは言え、私の契約で蓋をしている状態だから君にはその効果が届かないようになっている。安心していいけれど、やはりこの契約自体を切り捨ててしまった方がいいだろうね」

「それはつまり、一般的に良いものであるという区分のものの場合、こちらが望まないようなものもやって来てしまうということなのでしょうか?」

「恩寵であっても双方の同意がなければ交わされないものもあるけれど、そうでないものも多いからね。それに、君が同意の言葉だと認識していないもので勝手に契約を深められてしまうこともあるし」

「…………むむ」


他には大丈夫だっただろうかと考え込んだネアに、ディノは濡れたままのネアの髪の毛を掬い上げながらそっと囁いた。


「もしかして、家事妖精にケーキ箱を預けたのは、それが心配だったからなのかな?」


ぞっとして息が止まりそうになったが、ネアはあえてその驚きを隠さず申し訳なさそうに魔物を見返した。


「……………さては、ディノが心配にならないようにこっそりやったのに、気付いてしまったのですね?」

「この部屋に出入りする者はわかるようにしておいたから」

「新しい規制に仄かな怖さを覚えます」

「困ったご主人様だね。どうして私に相談しなかったのだろう?」


(………………あ)


そう呼ばれてしまえば、声音の温度の違いは明白なのだ。

あまりにも違い過ぎて、胸が苦しくなるくらい。


欠け落ちてしまった時間の中の何が違うのか、或いは育まれる過程で育ったものなのか、それでもこんな風に違うことを、ネアは傲慢にも悲しく思ってしまう。

ほろりと微笑みを零して、嬉しい嬉しいと声だけでも訴えてくれる以前のディノと、魔物らしい圧をもってネアを縛る為に言われる今の呼びかけと。


(でもここにいるディノだって、私は大好きな魔物には違いないのに)


「…………率直なところ、私が欲望のままにフルーツタルトを食べたことで、今夜の狩りに行けなくなると困るので、ひとまずあの箱を遠ざけることから始めました。何かまずいことがあった場合は、自分の欲求を優先させて楽しい狩りを終えた後に、明日にでも相談しようという魂胆だったのです」

「ふうん。狩りの為だったのかい?」

「私の実力証明の機会なので中止になると困りますし、春の陽気に浮かれた財運のリズモがいるかも知れないと思うだけで期待でいっぱいなのです。この喜びを取り上げられたら、私とて大暴れする自信がありますので、良い関係を守る為にも問題を後ろ倒しにしました」

「…………どうして君は、リズモに夢中なのだろう?」


どこかまだ疑わしそうに、ディノはそう首を傾げた。

さらりと肩口を滑った真珠色の髪は、今日も片側に寄せて一本結びにされたまま。

ネアが引っ張ってリード代わりにする、見慣れた綺麗な三つ編みではない。

そんな当たり前に貰っていた愛おしさを取り上げたのが目の前の魔物なのだとして、それでもこのディノも大好きなディノのままであるのが悔しい。


「ディノと一緒に老後を過ごす、素敵な別宅を整える予定なのです。内装や家具なども合わせてじっくり揃えてゆくことに楽しみを見出す予定なので、貯蓄はたっぷりしておきたいです」

「そういうものが欲しいなら、私が揃えてあげるのに」

「あら、自分の拾い集めたもので可能性を育ててゆくのが楽しいんですよ。頑張ってリズモを狩って財運を増やして、高額に売れそうな獲物も狩るので、二人でじっくり揃えてゆきましょうね」

「二人で………か」


その言葉は気に入ったのか、魔物は少しだけ表情を和らげて嬉しそうにする。


「ええ。ずっと一緒に居てくれるのでしょう?」

「そうだね。君が何かを飼うと言い出すと困るから」

「む、さらりと竜だけでなく全般を禁じましたね………」

「おや、私だけでは足りないのかい?困ったご主人様だね、爪先を踏んでもいいよ」

「…………後半の要求で思考が迷路に入りました」


手に捕らわれたままであった髪の毛にそっと口付けられると、ネアの髪の毛は瞬く間に乾いていた。

肩にかかっていたタオルを回収してくれつつ、爪先を踏ませることに成功したディノは、アルテアのケーキ箱の秘密について教えてくれた。


「先程のケーキ箱には、魅縛や誘惑に用いられる術式が描かれていたようだね。タルトに使われていた果物も、媚薬などの魔術に用いられることが多いものだ。そんなものが作用しないのは承知の上だろうから、少しでも好感度を上げることで、他の入り口を作る隙を得ようとしたのだろう」

「……………おのれ、罠に私の大好きな果物を使ったことを決して許しません!そして、ディノは気付いてくれていたのですね?」

「あからさまだったからね。或いは、効果が出ないのを分った上で、私の前でそういうものを君に食べさせることを楽しんでいたのかもしれないね。相互間守護でも結ばない限り、あの程度では一定の効果は得られないから」

「…………………そうごかんしゅご」


そこで、衝撃的な単語が飛び出した。

ネアはとても荒んだ目をしたくて堪らなかったが、ここは不思議そうに首を傾げることに命を懸けた。

この流れで、万が一にでも相互間守護があるとわかれば、まず間違いなく大惨事になる。



(これはまさか、相互間守護からあのケーキになって、そこからあのカードでさらりと誘導されそうになったことに繋がるのだろうか………)



大好物を罠に置かれて頭に来たネアは、その後でこっそりとカードに警告文を書き込んでおいた。

やれやれ気付かれたかと懲りない様子であったので、これはもう復讐するしかないと闘志を燃やしておく。

ダリルから貰った厄介な呪いはたくさんあるし、今のネアにはとんでもない隠し玉だってあるのだ。


しかし荒ぶってたくさんメッセージのやり取りをしてしまった結果、何だか不本意にあれこれお喋りしてしまったような解せない気持ちでいっぱいになる。

ネアとしては、決して、魔物に隠れて文通する為に渡したカードではなかった筈なのだ。

挙句の果てに、今夜は約束があるのでまた明日なと、さもネアがお喋りをしたがったかのような結びの言葉が送られてきて、暫定のご主人様を怒り狂わせた。



「そういう訳なので、あのフルーツタルトは全て贈呈します。食べ物を粗末にしたくないので、問題がないようであれば、みなさんで美味しくいただいて下さいね。無理そうであれば、狩りの時に森に持って行って小さな生き物達に贈呈します」


カードで秘密のやり取りをしていることまでは言えないが、ネアは、晩餐の席で、厄介な魔術のかかった箱に入っていたタルト問題の告白をした。


そうすると、ゼノーシュがけろりとした顔でもう全部食べてしまったと告白する。


「まぁ、アルテアさんのかけた効能は大丈夫でした?」

「うん。ノアベルトが全部解いてくれたよ」

「ノアが?」


ディノの記憶が失われてからは魔物の姿のままで食事の席についているノアが、驚いて振り返ったネアに得意げに微笑んで見せた。

しかしその瞳はどこか冷やかだ。


「僕はこれでも、魔術の根源を司る魔物だからね。あのくらい無効化出来るよ」

「ほわ、ノアは凄いのですね………」

「君も気をつけなきゃだ。シルから、ネアはふた切れも食べたって聞いたよ。厄介なものが浸透していないか、念の為に後で見てあげよう」

「…………むぐ、公開処刑にされました」

「僕は五切れ食べた!」

「……………今度罰として、アルテアさんに安全な無花果のフルーツタルトを作り直して貰います!その際には、ディノ、監視して下さいね」

「アルテアに拘らなくても、そういうものを買ってきてあげるのに」

「ここは、しっかりと罪を償わせましょう。食べ物の恨みは怖いのですよ!」


そう得意げに宣言したネアに、エーダリアがどこか虚ろな目をする。

この内部協力者はとある秘密を共有しているので、ネアがいずれ何をするのかわかるのだろう。

ゼノーシュとノアが目をきらきらさせたのは、こちらも内部協力者なのでそのタルトの分け前にありつけると思っているのだろう。

この二人は、前回のお宅訪問ですっかりアルテアご飯の虜でもあった。


(…………六時か。そろそろダリルさんもこちらに来るのかしら)


同じく内部協力者であるヒルドは、今夜はリーエンベルクに滞在してくれるダリルとの最終調整があるそうで出かけている。

グラストはゼベルのお祝いで外に食事に出るそうで、今夜はゼベルの叔父だという引退した騎士の一人も交えての無礼講となり、朝まで帰ってこないのだそうだ。

仕事の谷間であるので少し羽目を外してはどうかと、グラストを巧みに外に出してしまったヒルドの采配の素晴らしさに、ネアは感謝するしかない。

本来は危険など何もない筈のグラストだが、大晦日の怪物などといい、時々妙に引きがよいことがあるそうで、どこかネアに似ているからと警戒されたのだとか。






「今夜はよく晴れるそうだ」


エーダリアが、ふとそんなことを言った。



「まぁ、では気持ちよく狩りが出来ますね」



そう微笑んだネアに、何も知らない魔物が頷いた。





























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